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大人が意外と間違える「8+8÷8+8×8-8」四則計算のルール、覚えていますか?

  • 2024.2.29
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たし算・ひき算・かけ算・わり算の総称を四則計算と呼びます。

どの計算も日常的に使うものばかりですが、ルールがあることは覚えてるでしょうか?

今回は、四則計算が全て混ざった問題に挑戦し、ルールを思い出しながら計算力を確かめてみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
8+8÷8+8×8-8

たし算、ひき算、かけ算、わり算のすべて入った、基本的な四則計算になっています。

ポイントは計算する順番です。

解説

今回の問題の答えは「65」です。

四則計算が混ざった計算の優先順位は次のようになります。

1. かけ算・わり算
2. たし算・ひき算

今回の場合は、「8÷8」と「8×8」をそれぞれ先に計算します。

その後、左から順にたし算・ひき算と計算していきます。

8+8÷8+8×8-8
=8+1+64-8
=9+64-8
=73-8
=65

よって答えは「65」となります。

四則計算の基本ルールを思い出して、答えは「72」とならないようにしてくださいね。

解説:応用的な考え方

上記の計算では、たし算・ひき算を左から順に計算しましたが、「引く8の計算」を「-8を足す計算」と考えることも可能です。

=8+1+64-8
=8+1+64+(-8)

こうすると、先頭の「8」と最後の「-8」が、打ち消しあって「0」になります。

よって「1+64」の計算のみすればよいので、さらに簡単になりますね。

元の式を次のように、先に計算する部分をカッコに入れ、さらにひき算を「-8のたし算」と表すだけで、計算の見通しがよくなります。

(+8)+(8÷8)+(8×8)+(-8)

上記のようにたし算だけの式で表したとき、「+」で結ばれたそれぞれのかたまりを「項(こう)」と言います。

「項」を意識して式を見るだけで、計算ミスが減り、さらに早く処理ができるようになるはずです!

まとめ

基本的な計算規則が、日常生活でも必要になることがよくあります。

スマホの電卓に頼るのではなく、ぜひ自分自身で計算をする習慣も身につけましょう!

 

※当メディアでご紹介する数学関連の記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまで一例としてのご紹介に留まることをご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」