1. トップ
  2. 大人が意外と悩む算数「500mLの水は何kg?」

大人が意外と悩む算数「500mLの水は何kg?」

  • 2024.2.15
undefined

物質によって重さは違いますが、水は意外と重たいと感じますよね。

ペットボトルの水をケースでまとめ買いしたときなどは、運ぶのが大変になります。

そこで、今回は「水の重さ」に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

500mLの水の重さは何kgですか。
(ここでは、水の密度は1g/cm³と考えること)

500mLというと、コンビニなどでも買えるペットボトル1本分です。

この重さは何kgなのでしょうか。

 

さて、今回の問題の答えは「0.5kg」です。

解説

水のかさ(体積)から重さを求めるには、密度がいくらになるかを考えなければいけません。

今回は、水の密度は1g/cm³として計算しましょう。
(厳密には、水の密度は温度によって変化します。水の密度については、記事後半で解説します)

「1g/cm³」というのは、1cm³の重さが1gという意味ですね。

では、500mLの水は何cm³なのでしょうか。

mLとcm³の変換はとても簡単で「1mL=1cm³」です。つまり500mLは500cm³ですね。

したがって、500cm³の水では、500gということになります。

500g=0.5kgなので、今回の答えは「0.5kg」です。(1kg=1000g)

500mLのペットボトル1本分で0.5kgと覚えておくといいですね。

 

さて、今回は水の密度を1g/cm³として計算しましたが、実際は気圧や温度によって、密度は変化します。

正確には、1気圧、3.98℃のとき、水の密度は0.99997g/cm³であり、これが水が最も重たいときとなります。

ミクロ的な科学実験であれば、このような数値を考慮することがあるかもしれませんが、実生活ではここまで正確な値は必要ありません。

およそ1g/cm³としておけば問題ないでしょう。

まとめ

今回は水の重さについての問題に挑戦しました。500mLのペットボトル1本分で0.5kgというような具体物で重さの感覚を覚えていると、日常生活でも役に立つことがあるかもしれません。

意外と生活の中にも、算数・数学は隠れているものです。

 

※解き方は複数ある場合がございます。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」