「警察官です」「看護師です」→夜明けの牛丼屋、まさかの『命の連携プレー』に22万いいね「奇跡」「みんなヒーロー」

2024.2.15
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会社や地域によっては、いざというときのための救急法講習会を行っているところがあります。AEDの使い方や人工呼吸のやり方などの講習を受けたことがあるという人もいるでしょう。

パセリン（@9936677705pase）さんが、牛丼屋で起きた救急救命の様子についてX上に投稿すると、22万いいね（2024/2/13時点）とともに「みんなヒーロー」「全員かっこいい」「奇跡」などのコメントが寄せられ話題になっています。

それは、看護師のパセリンさんが、夜勤明けに立ち寄った牛丼屋で起こりました。

奇跡の連携プレーの様子をご覧ください。

※下記の日付のリンクをクリックするとX（旧Twitter）に移動します

パセリン@9936677705pase 2024年2月6日

聞いて欲しい。凄かった。夜勤明けのつい1時間前。
研修前に何かお腹に入れておこうと立ち寄った松屋。
店内には私とその他中年代のおじ様方が4名。急に高齢の男性が呻きながら倒れた。
すぐに駆け寄って声をかけるが眼球上転、除脳硬直していて確実に脳疾患。
そこに1人のおじ様が素早く駆け寄ってきて、

「僕。警察官です」と。
そこで私も名乗る
「私は集中治療室の看護師です」と。

ここからめちゃくちゃ気持ちよくテンポよくことが進む。
私は意識の確認から。JCS:Ⅲ-200、痙攣、瞳孔散大、舌根沈下によるいびき様呼吸あり、脈は橈骨触れず鼠径僅かに触れる程度。気道確保。
警察官さんは男性の荷物を確認し身分証明書から名前を特定。靴を脱がしベルトを緩める。

そして凄かったのは周囲のお客さんと店員さんも。

1人はAEDを探して走って外へ。（店内には無かった）
1人は店員さんと救急車に連絡。
1人は救急隊が店内に直ぐに入ってこられるよう椅子や机を退かして動線作り。

そうこうしてるうちにさらに呼吸が怪しくなり、頭部後屈顎先挙上するも首が硬直により上手くいかず。
そこで警察官さんが躊躇いなく男性の口に直接手を突っ込み開口→舌を押して気道確保。

そこから声をかけ続け、数分後に意識レベルがⅠ桁まで回復。名前、年齢、見当識OK。手は握れるか、左右OK麻痺無さそう。
瞳孔も散大してたのが戻って2/2

そしておじ様たちの誘導により無事迷うこと無く救急車が到着。
倒れた時の状況説明、そこからの処置、病態説明。

搬送されるまで見送り、5人+店員さんで深呼吸。

終始誰も座ってなかった。
一人一人が出来ることを全力でやってた。
みんなただ牛丼食べに来ただけ。
知らない人の集まりが、こんなにも団結出来たことにただただ胸が熱くなった。

みんなでお互いにありがとうを言い合って解散。忘れられない日になった。

そして男性を乗せた救急車は
私の職場へとサイレン鳴らしながら走っていった。

私とはまた会えるね………

居合わせたすべての人の行動のおかげで、1人の命が救われました…！

救急法講習などでやり方を学んだことがあったとしても、実際に目の前で人が倒れたら体が動かないという人がいてもおかしくありません。

しかし、誰一人止まることなく、ひとりひとりが自分の役割を全うしました。そしてそこには見事な連携があったのです。

素早く駆け寄ってきた警察官の男性は、倒れた高齢男性が脳疾患ということに気付き、適切な処置を行ったといいます。看護師のパセリンさんとしても心強かったと振り返っていました。

また、たまたま牛丼を食べに来ただけという偶然集まった人たちの、その見事な連携プレーとひとりひとりの行動力もお見事！

全ての人がヒーローですね！

技術や経験のあるパセリンさんたちだけでなく、私たちひとりひとりにも「できること」はあるのだと改めて実感する投稿でした。

「素晴らしい」「奇跡」の声

奇跡の連携プレーの投稿を見た人たちからは、さまざまなコメントが寄せられました。

このスピード感と連携の緻密さは素晴らしいの一言。
看護師の警官のプロがいた事は幸運だったけどそれ以外の人達もなすべき事をすぐに理解して動いたのは日頃頭の何処かに非常時の対応を意識していたんだろうな。
みんなヒーローじゃ

それぞれがそれぞれの職務をきちんとした上で一般のお客さんも出来ることを精一杯やったら、とても素晴らしい対応が出来るんだなあと感動しました！
店内と店内以降もお疲れさまでした。

打ち合わせなしでそこまで連携が取れるって素晴らしいですね誰1人かけてもできなかった素晴らしいチームになりましたね

偶然居合わせただけの人たちが、自分のやるべきことをスムーズに行えるのが素晴らしい！

資格のない自分でもできることがある！

唐突に起きた事にひとりひとりが冷静に対応できてすごいです看護師さんや警察官の専門的な対応は出来なくても椅子や机をどかして動線をつくる。勉強になりました。ポストを読んでる私も胸があつくなりました！

全員かっこいい！そして何も資格ない私でも、椅子どけたり救急車呼んだりAED探しに走ったりすることができるって気付いた。いざという時は冷静に動けますように...。

1人はAEDを探して走って外へ。（店内には無かった）
1人は店員さんと救急車に連絡。
1人は救急隊が店内に直ぐに入ってこられるよう椅子や机を退かして動線作り。
↑これならもしも時私にでもできそう。覚えておこう。

救急車を呼ぶ、AEDを探すは思いつくかもだけど搬送の動線作りは盲点だった。
頭の片隅にメモしておこう_φ(･_･

AEDを探してくる、救急車に連絡、救急隊のための動線確保。医療従事者や救命講習受講経験者からの指示がなくても声をかけ合ってできることがある。いつでも動けるようにしておこう。人助けはやがて自分にも返ってくる。

居合わせた人たちの連携や行動力に素晴らしいという声がたくさん寄せられていました。また、人口呼吸や心臓マッサージなどの救命措置以外にも、動線を確保するなど自分ができることへの気付きもあったようです。

緊急の場面には、いつ誰が立ち会うかわかりません。もしも自分がその場に居たときにどう動くかを日頃から意識しておくことが大事ですね…！

取材協力：パセリン（@9936677705pase）さん