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パン屋「パンは作りません」→“まさかの理由”に5万人が大絶賛「素敵」「良い試み」

  • 2024.1.31
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写真:浅野カズヤ Asano Kazuya 提供:夜のパン屋さん(@yorupan2020)

まだ食べられるけど、捨てられてしまう食べ物のことを「フードロス」といいます。日本では、1年間に612万トンもの量が廃棄されているといわれています。これは、国民1人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分の食料を捨てていることになるそうです。

そんなフードロスを削減しようと立ち上がったのが「夜のパン屋さん」(@yorupan2020)。街のパン屋さんの営業時間後に売れ残ったパンを、預かって販売しているのです。

そんなパンのロスをなくすための活動についてX(旧Twitter)上に投稿すると、5万いいね(2024/1/29時点)とともに「良い試み」「救われている人もいる」などのコメントが寄せられ話題になっています。

とても素敵で良い試みとの声が寄せられた投稿がこちらです。

 

夜のパン屋さんは、2020年10月16日の「世界食糧デー」にオープンしました。ビッグイシュー日本の新しい取り組みとして、「食」をテーマにした新しい仕事づくりをしたいという思いからスタートしたとのことです。

フードロスを減らし、働く場所を作るというコンセプトのもとで、運営されています。都内の有名店や老舗店のほか、北海道や静岡からも届くというパンは、利用する人にとっても選ぶ楽しさを得られるメリットがあるようです。

ぜひ家の近くにあって欲しい…!と思えるパン屋さんですね。

喜んでもらえるようなお店に

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写真:浅野カズヤ Asano Kazuya 提供:夜のパン屋さん(@yorupan2020)

活動の様子について、夜のパン屋さんに詳しいお話をお伺いしました。

---素敵な取り組みですね!実際に働いている方からはどんな声が届いていますか?

「『自分のペースで続けられるので働きやすいです。それぞれ得意なこと、不得意なこと、働ける時間などそれぞれの人のペースに合わせてつくられるチームワークが楽しいです』と言っていただいています」

---とても良い環境ということですね。お客様からはどんな感想をもらうことが多いですか?

お客様からは、いい取り組みとして捉えてもらっています。都内はもちろん、日本のさまざまな場所のパンを買えるというので楽しいという声をいただきます」

---普段買えないパンが買えるのは嬉しいですよね。今後はどのような展開を目標にしていますか?

「世間では、ソーシャルな課題に向き合うパン屋を強調していただきますが、店として経済的に回り続けることが大切です。そのため、普通のお店と同じように、たんたんと日々お客さんや街のご協力いただけるパン屋さんに喜んでもらえるような営業を目指していきたいです」

---日々喜んでもらえるように営業することが、長く続けることにもつながるのですね。

夜のパン屋さんの活動に寄せられた多数の賛同の声

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写真:浅野カズヤ Asano Kazuya 提供:夜のパン屋さん(@yorupan2020)

こちらの取り組みの様子を見た人たちからは、さまざまなコメントが寄せられました。

「すごく良い試みなのでは
パン屋さんって早い時間帯に閉店しがちなので夜空いてるのはサラリーマンに大助かりだわ」
「これは素敵!
パン屋さんは自分の店で値引きすると通常価格で買う人が減るけど、別の場所なら影響少ない。宣伝にもなるよね。働き口に困る人も減る。もちろんフードロスも減る」
「雇用も生まれるなんて素敵な取り組み」

また、なかには家の近くにあったらと、と思う人もたくさんいたようです。

「これ、家の近くにあればホントありがたいと思います!
首都圏だけじゃなく地方でも流行って欲しい仕組みですね。仕事の帰りに明日の朝用のパンを欲しくなることって、実際に多々ありますから…」
「これ、すごくいい!家の近くにあればなぁ」
「これめっちゃいい。
仕事で朝も買えんくって、帰宅時には当然お店閉まってるから全然買えんの。近くにこんなお店欲しい」

フードロスを減らすことができて雇用も生まれる、とても素敵な取り組みですよね。それに、とっても美味しそう!

今後このような活動がどんどん広まっていくといいですね。



取材協力:夜のパン屋さん(@yorupan2020