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知っておくと便利!メールを確実に読んでもらうための件名マナーと注意点

  • 2024.3.20
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出典:PIXTA

ビジネスにおけるメールは内容も重要ですが、一番最初に目にとまる「件名」にもとても重要な役割があります。メールを送る際に、「件名は何にしようかな」「これでいいのかな」と悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。

では、どんな「件名」をつけたらいいのでしょう。今回は元秘書として働いていた筆者が、メールに件名をつける際のポイントや注意点、シーン別の件名例をご紹介。今一度、確認してみましょう!

件名のつけ方のポイントは、5つ!

筆者が当時気をつけていた、件名をつける際の基本的なポイントは5つあります。見やすくわかりやすい件名になるように、以下のポイントは押さえておきましょう。

  1. メールの件名は具体的に記載する
    「いつの話なのか」「何の用件なのか」「どういう概要なのか」の3点を記載する。

  2. 文字数は簡潔にする
    15文字〜20文字程度におさめ、できる限り簡潔にまとめる。

  3. 【】を有効活用して分かりやすくする
    カッコなどの記号を使い、目につきやすく判断しやすいものにする。

  4. 返信メールの件名は「Re:」をつける
    返信の場合は「Re:」はつけたままにし、受信者側に自分に関係のあるメールであることが一目で判断できるようにしておく。

  5. 初めての方への挨拶メールには名前を入れる
    初めての方へメールを送る場合には「どこの誰が送ったメールなのか」が分かるように、会社名や名前を件名に入れる。

件名をつけるときの注意点は?

件名のつけ方の基本的なポイントを押さえたら、注意点も確認しておきたいですよね。当たり前じゃない?と感じられるところもあると思いますが、以下の5つには気をつけましょう。

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出典:PIXTA
  1. 件名を空欄で送る
    受け取った相手は大事な情報か判断がしづらくなるため、NG。

  2. 簡素すぎる件名にする
    簡潔すぎてしまうのもNG。例えば「会議について」では何の会議なのかが伝わりにくいため、「○月○日の〇〇会議について」のように重要なキーワードを含めるように心がける。

  3. 「重要」「緊急」を多用する
    毎回つけてしまうと受け取った側は、本当に重要なものか判断がつきにくくなるため、注意する。

  4. 返信時に「Re:」を消す
    「Re:」を消してしまうと「自分が送ったメールの返信だ」と認識できなくなってしまうため、返信時には「Re:」を使用して返信する。

  5. 返信するたびに件名を変更する
    返信の際、本文に合うように件名を変更するのはNG。表題が変わったタイミングなど、必要な場合にのみ件名を変更する。

【シーン別】筆者おすすめ件名例

メールを送る際には本文にばかり気を取られがちですが、ビジネスにおけるメールでは本文と同じくらい件名が重要となります。最後に筆者がよく使用していた、使える件名をいくつかシーン別に紹介するので、参考にしてみてくださいね!

  1. 【初めての相手に挨拶メールを送るとき】
    例)件名 : 【ご挨拶】株式会社◯◯の△△です
    例)件名 : 【ご挨拶】◯◯様よりご紹介いただいた◯◯株式会社の△△です

  2. 【アポイントを依頼するとき】
    例)件名 : ◯◯の打ち合わせ日程についてのご連絡
    例)件名:【ご挨拶のお願い】株式会社〇〇

  3. 【お礼メールを送るとき】
    例)件名 : 【御礼】昨日の食事会について
    例)件名 : ◯月◯日の△△の打ち合わせの御礼

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。