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「何卒よろしく…」で締めてない?→デキる人は『締めの言葉』が豊富です。

  • 2024.3.5
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出典:PIXTA

ビジネスメールにおいて、冒頭の挨拶文と並んで重要となる、最後の締めのくくりの挨拶「締めの言葉」。

「引き続きよろしくお願いいたします」や「何卒よろしくお願いいたします」など、いつも定型文になってしまっている、という方も多いのではないでしょうか。

今回は、ビジネスメールで使う「締めの言葉」のシーン別の使用例やマナーについてご紹介します。締めの言葉を上手に使い、コミュニケーションを円滑に進めましょう。

ビジネスメールにおける締めの言葉のポイント

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ビジネスメールにおける締めの言葉選びのポイントを2つご紹介します。
ポイントを押さえていないと、マナーがなっていないと思われたり、仕事に影響を与える可能性があるため気をつけましょう。

  1. 相手と状況に応じて使い分ける
    メールの送り先が同僚なのか上司なのかによって、適切な言葉は変わってきます。上司や取引先に送るメールでは、丁寧さが欠けるような表現は避け「どうぞよろしくお願いいたします」「ご検討お願いいたします」などを使うとよいでしょう。このように、状況によってふさわしい言葉選びをすることが重要です。

  2. クッション言葉を適切に使う
    「お手数をおかけしますが」「大変恐れ入りますが」といったクッション言葉を締めの文章に加えるだけで、相手への配慮が伝わり、印象が柔らかくなります。

1.基本的な締めの言葉

まずは基本的な一般的に使われる締めの言葉をご紹介していきます。

  1. 引き続きよろしくお願いいたします。
  2. 何卒よろしくお願いいたします。
  3. 今後ともよろしくお願い申し上げます。
  4. 今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
  5. 今後も変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。

2.感謝やお礼をする際の締めの言葉

感謝やお礼の気持ちを伝えるシーンでは、気持ちの大きさによって言葉の丁寧さを変えてみるのがおすすめです。

  1. 誠にありがとうございました。
  2. まずはメールにてお礼申し上げます。
  3. 心より感謝申し上げます。
  4. 厚く御礼申し上げます。
  5. ご厚情を賜り、誠にありがとうごさいました。

3.謝罪・お詫びをする際の締めの言葉

相手に謝罪やお詫びをする際の締めの言葉は、相手にかけた迷惑の度合いに応じて適切な言葉を選びましょう。

  1. 深くお詫び申し上げます。
  2. 心よりお詫び申し上げます。
  3. この度の件につきまして、謹んでお詫び申し上げます。
  4. この度は、ご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。
  5. 多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。

4.相手を気遣う締めの言葉

相手を気遣う締めの言葉は、メール全体の雰囲気を柔らかくさせますので覚えておきましょう。

  1. 時節柄、より一層のご自愛のほどお祈りいたします。
  2. お体にお気をつけてお過ごしください。
  3. 時節柄くれぐれもご自愛くださいませ。
  4. 末筆ながら、皆様のますますのご健康をお祈りいたしております。
  5. ご多幸をお祈り申し上げます。

5.季節に合わせた締めの言葉

季節ごとに用いるとよい締めの言葉です。

  1. (春)早春の息吹を感じる季節、新天地での更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
  2. (夏)暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。
  3. (秋)残暑厳しい折ではありますが、ご自愛くださいませ。
  4. (冬)余寒厳しき折、どうぞお身体を大切になさってください。

「締めの言葉」を上手に使いこなそう

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メールだけでは真意が伝わらないことも多く、適切な「締めの言葉」は、自分の思いを相手に伝えることができるとても大切な言葉です。相手に好印象を与えるためにも、この機会にさまざまなフレーズを覚えて、シーン別に使い分けられるようにしておきましょう。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。