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「厚くお詫び申し上げます」どこが間違い?謝罪の際の正しい表現、教えます!

  • 2024.4.3
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出典:PIXTA

「厚くお詫び申し上げます」ビジネスシーンでよく使われる謝罪表現ですが、実はこれ、正しい使い方ではありません。上司や先方への謝罪メールで使用してしまうと、相手に不快感を与えてしまうかもしれません。

今回は、「お詫び申し上げます」の正しい使い方をご紹介。謝罪の場面で誤用しないよう、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

「お詫び申し上げます」の正しい使い方

「厚くお詫び申し上げます」この表現を見たとき、みなさんはどこに違和感を覚えましたか?

これは形容詞の使い方が間違っているんです。「厚く」は感謝を告げる際に「厚く御礼申し上げます」といった形で使用されます。謝罪を述べる際は、「厚く」ではなく「深く」を用いるのが正しい表現。そのため、正しい使い方に直すと「深くお詫び申し上げます」です。こちらの言い方の方がしっくりくるのではないでしょうか。

表現の覚え方

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出典:PIXTA

「厚く」と「深く」を混同してしまいやすい形容詞だと思いますが、どのシーンでどちらを用いるべきなのかは、動作と一緒に覚えておくと記憶しやすいと思います。

「深く」は謝罪、「厚く」は感謝の際に使用される言葉。謝罪をする時は相手に対して頭を下げますよね。この行動に対してふさわしい表現は、「厚く」ではなく、「深く」。動作をイメージして覚えれば、混同してしまうことも少なくできますよ。

「深く」の言い換え表現

ですが焦っている時にはすぐ思い出せないこともあるかもしれません。「深く」の言い換え表現として、「心より」「心から」という言葉があります。「厚く」の言い換え表現としても使えるため、覚えておくと、「深く」と「厚く」を混同して間違えることなく使える便利な表現。「心より」は文語、「心から」は口語で用いられることも押さえておけるとさらにいいでしょう。

正しい表現を覚えてスマートに

何かミスをしてしまった時は、迅速かつ誠意のある対応が求められます。誤った表現を使って謝罪をしてしまうと、さらに印象が悪くなってしまうことも。謝罪をする相手と良好な関係を続けていくためにも、正しい表現を覚えておきましょう。

 

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※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



監修:能美黎子(のうみれいこ / Instagram
新卒で入社した最大手保険会社で約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。