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親の介護で休みを取るなら「家事都合」「私用のため」どっち?会社を休む理由の正解、教えます!

  • 2024.4.4
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出典:PIXTA

会社で有給休暇の申請をする時や、上司に口頭で休む日を伝える時など、休む理由を聞かれるシーンってあると思います。本来、有給休暇や休暇届を出すのに理由なんて必要ない!労働者の権利だ!なんてこともよく言われていますが、とはいえ理由を書く欄があるので埋めないわけにはいきません。その時にどのように答えたらいいか、悩んだ経験のある方も多いのではないでしょうか。

今回は「会社を休む時に使える、理由の正しい伝え方」をテーマにご紹介。休む理由をスマートに伝えられるよう、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

どんな時にどの理由を伝えるのが正解?

「親の介護のため」「子どもの運動会があるから」「身内に不幸があったから」と休む時の明確な理由はあれど、それをそのまま書く必要はビジネスシーンではありませんよね。もちろん、上司との関係によっては、具体的な理由を伝えても問題はありませんが、「家事都合」「私用のため(私事都合)」「所用のため」という言葉があるように、それぞれの理由にあった言葉を伝えて提出すればOKです。

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出典元:PIXTA

しかしそれぞれ漢字から見ても意味合いが似ていそうで、どれがどの理由の時に使えるのか迷ってしまうこともあると思います。まずはそれぞれの違いをチェックしておきましょう。

「家事都合」

家族や親族の都合で休む時に使う言葉。使用シーンがある程度限定される言葉とも言えるでしょう。例えば、家族の介護や看護、冠婚葬祭、子どもの学校行事などはこちらを使います。

「私用のため(私事都合)」

本人の都合を理由に休む時に使う言葉です。体調不良や通院のほか、旅行やコンサートなどのプライベートな理由など、ストレートには伝えにくい時にも使用できます。

「所用のため」

こちらは公私問わず、用事があって休む旨を丁寧に伝えられる言葉です。人によってはプライベートな用事でも家族の用事でもない理由で休む場合に使う人もいるでしょう。またこれを使うときは、急な欠席などで理由をはっきりさせる必要があるときには使わないようにしましょう。基本的には「家事都合」または「私用のため(私事都合)」で問題ないと思います。

スマートに休みを伝えよう

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出典:PIXTA

いずれも、ビジネスシーンにおいて、上司との関係性を問わずに失礼なく使える言葉。それぞれの意味をチェックしたら、休暇届や有給申請の前に、上司に休むことを伝えることと思います。そのときに使えるテキストも見ておきましょう。

テキストには休みたい日時(日付のほか、半休や時間休の場合はその時間帯)と、「家事都合(または私事都合)で休みます」という理由が書かれていれば、問題ありません。出席予定だった社内会議などにやむを得ず参加できなくなる場合は、その旨も合わせて伝えられると、さらにスマートですよ。

【例文】

◯◯部長、お疲れ様です。有給休暇の申請について、ご連絡です。
以下日程にて休暇をいただきたく、ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
〇月×日:家事都合のため
〇月△日:私事都合のため
また、×日□時~の会議は欠席させていただきたく、大変お手数おかけいたしますが、議事録にて後日共有いただけますと幸いです。

 

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監修:能美黎子(のうみれいこ / Instagram
新卒で入社した最大手保険会社で約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。