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娘をいじめる加害者の親 → 問い詰めるも「子どものしたことでしょ?」呆れた発言を聞き、親は!?

  • 2024.1.24

イジメは社会的にも大きな問題となっています。自分の子どもが被害者や加害者になったら、あなたはどう対応しますか? これは筆者の友人・Mから聞いたイジメの被害者となった娘のために奮闘したエピソードです。

画像: 娘をいじめる加害者の親 → 問い詰めるも「子どものしたことでしょ?」呆れた発言を聞き、親は!?

娘のクラスでのイジメ

私の娘は小学校1年生の夏休み明けから、同じクラスの女子たちにイジメを受けていました。急に「学校へ行きたくない」と泣き出した娘。話を聞くと、からかいや冗談では済まされない陰湿ないじめの実態がハッキリとしました。

さっそく担任と教頭に相談。らちが明かずに校長や教育委員会にも相談したのですが、結局学校側の回答は「イジメは認識できなかった」とのこと。まったく何もしてくれないまま2学期が過ぎ、3学期を迎える頃には娘は完全な不登校になっていました。

これに怒り心頭だったのは夫です。友人に弁護士がいたことから、裁判で責任の所在をハッキリさせたいと言い出しました。「とにかくイジメられたという証拠が必要」と言われ、私たちは証拠集めを行うことにしたのです。

ピンポンダッシュ

娘が不登校になってから半年が過ぎたころ、ちょうど下校時間になると我が家のチャイムが鳴り、出ていくと誰もいない……ということが頻繁に起きていました。ある日いつもの時間に玄関から見ていると、娘をイジメていた同じクラスの女子数人が、我が家のチャイムを鳴らしながら、悪態をついている様子を見てしまったのです。

このことを夫に話し、玄関先のわからないような場所に防犯カメラを設置。音も録音できるタイプのものにしたので、ピンポンダッシュをしている女子の顔や「どうせ学校来れないでしょ」「いいよね~、毎日がお休みで」などと聞こえるように話す様子も録画することができました。

決定的な証拠

娘の持ち物を確認すると、ノート・教科書・筆箱・ランドセルにまで落書きがされていることもわかりました。それらを全て写真に撮り、私と夫は再度学校へ乗り込みました。

「これだけ証拠があるんです。弁護士さんにも相談しているので、近いうちに裁判を起こします。何もしなかった学校側も訴えますので。」

これに驚いた学校は、急に動き始めました。イジメをした加害者の親と話をする機会を設けるというのです。「謝罪をしたいと思っているそうなので……」と何とも歯切れの悪い話でしたが、直接対峙することが決まりました。

非常識な母親

話し合いは全くうまくいきませんでした。加害者側の母親は、とにかくのらりくらり。謝罪どころではなく、自分の娘に非はないとまで言い出したからです。

「子どものことは子ども同士で話し合った方が良いんじゃないですか?」
「うちの子は●●ちゃん(Mの娘)が学校休んでるって心配してましたけどぉ?」

呆れ果てた私は、夫とその場から去りました。そして本格的に裁判を起こすよう、動き始めたのです。

加害者の末路

弁護士から連絡が来た時点でようやく加害者の親は慌てて謝罪に来ました。
「そんなつもりはなかった」
「子供の将来を考えてほしい」
あまりにも身勝手な話に、民事裁判を起こすことを伝えて帰ってもらいました。

騒ぎは学区内中に広まり、娘をイジメていた子の家族は、今では親子ともども「イジメの加害者」というレッテルを貼られています。私たちの方は引っ越しを決め、これから先関わることのないようにするつもりです。小学校1年生とは言え、何か理由があったのかもしれませんが、他人の子を不登校にまで追い込んでのほほんと生活している当事者……そして謝罪もできない親ですから、蛙の子は蛙ということなのかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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