チューリップブームが到来⁈ 春に飾りたい花No.1 季節は冬ですが、花屋さんでは、私が大好きな春の花が並んでいます。 昨年の11月あたりから、ラナンキュラスやスイートピー、チューリップを見かけるようになりました。そして、1月に入ったら、春の花がぐっと増えて…飾りたくてそわそわしたときに、花屋さんで7本1,000円のチューリップを発見。お買い得!と、早速買って帰りました。 少し前に「韓国インテリア」では、チューリップを飾って部屋のアクセントにしているというのをSNSで目にしました。100均にはチューリップの造花がかわいくラッピングされて売っていました。チューリップへの注目度が、この春ますます高まっているのではないかと個人的に感じています。 今日はブーム到来の予感がするチューリップを、100均を活用して飾ってみたいと思います。 飾る前に、覚えておきたいチューリップのお手入れ チューリップは、花に葉が何枚かついて売られています。花瓶に飾る際は、その花瓶の形や大きさに応じて、チューリップの葉を何枚か取ります。 花瓶の中の水に葉が浸かる場合は取ることで、花が長もちに。 チューリップの葉は手で取ろうとすると、葉の繊維まで取れてしまう場合があります。 そのため、手ではなく、ハサミやカッターの刃を葉がついている根元にあて、横方向に切れ目を入れるとよいでしょう。 その下にある茎まで傷つけないように注意です。 切れ目を入れた葉を、手でゆっくりと横方向に取り除きます。 こうすると繊維まで取ることなく、余分な葉を取り除くことができます。 もし、ハサミの刃を横に入れるのが怖い場合は、ハサミで葉の根元を真横にカットするのも手です。 どちらのやり方でもOK。自分のやりやすい方法を試してください。 水の量は、花瓶の半分よりは少なめにするようにします。水を多く入れると、チューリップの茎が腐りやすくなってしまうからです。 チューリップは飾りながらも成長していくので、今日飾った花の向きが明日には変わっていることがあります。花の向きや水の量を、1~2日に1回くらいチェックするようにします。 <飾り方アイデア1>最適な花瓶でシンプルに美しく 100均で売られていた花瓶の中で、これはチューリップに最適! と思ったのがこちらの花瓶でした。 真ん中より下がゆったりとしていて、上のほうは少し狭くなっているガラスの花瓶。チューリップは細長い葉がついていることが多いので、間口はゆったりめでも中は少し狭くなっているとまとまりやすくなります。 チューリップだけを飾る場合は、ほかに円柱形の花瓶などもまとまりやすいです。 こちらに、チューリップ7本をどさっと入れます。 上のほうが少し狭いため、チューリップを適度にまとめてくれました。また下のほうが少しゆったりのため、葉が少し残っていても狭くなりすぎない点がよいです。 チューリップの顔をあちこちにむけて、自然な雰囲気になりました。 この花瓶、クリアなガラスではなく「オーロラ」と書かれていました。 そのため、花瓶の中で茎があちこちをむいていても、ガラスの表面が反射して、茎の不揃いさをカバーしてくれ、きれいな仕上がりに。 あちこち向けて飾るのが難しいと感じたときは、同じ方向にまとめても様になります。 チューリップは飾った翌日には別の方向を向いていたり、丈の長さが変わったりします。毎日チューリップを観察しながら、1日1回切り戻すとよいです。 【花材と材料】 チューリップ7本… 1,000円 ガラス瓶…200円*ダイソー 合計1,200円(税抜) <飾り方アイデア2>小瓶活用でおしゃれに見せます 小瓶を何本か使う飾り方は、おしゃれ感が増します。それでいて難しくないのが嬉しいところです。 ダイソーで見つけたのは、花が1~3本くらい入りそうな小さなガラス瓶。さまざまな形のものが売られていて、色も透明から青っぽいものまでありました。どれにしようか迷ったほどです。その中から、この3本を購入。 水を入れて、チューリップを1本ずつ入れればOKです。 これにもう少し手を加えたい場合は、お皿や木の板を用意します。 お皿の上に、チューリップを入れたガラス瓶を乗せればOK。 また少し、おしゃれ度が増しました。 【花材と材料】 チューリップ… 1000円 ガラス瓶…300円*ダイソー 合計1,300円(税抜) <飾り方アイデア3>伸びてきた茎を生かして丸く 飾りながら日々成長していくチューリップ。 飾って数日経つと、花が下に垂れたり茎が少し柔らかくなったりします。そんなときは、茎を生かす飾り方に変えてみましょう。セリアのアクアプランツボウルを使います。 中に水を入れて、茎が伸びて曲がってきたチューリップを飾っていきます。 茎の切り口はしっかりと水の中にいれ吸水できるようにして、アクアプランツボウルに沿ってチューリップをカーブさせます。チューリップの頭はアクアプランツボウルの上に乗せるように。 その要領で、2本め以降もチューリップ同士の頭の場所を変えて飾っていくだけ。 茎の曲線も一緒に楽しめるアレンジ。少し上級者っぽいこなれ感が出ます。 これは、茎が伸びてきたチューリップならではの飾り方です。 […]
チューリップブームが到来⁈ 春に飾りたい花No.1
季節は冬ですが、花屋さんでは、私が大好きな春の花が並んでいます。
昨年の11月あたりから、ラナンキュラスやスイートピー、チューリップを見かけるようになりました。そして、1月に入ったら、春の花がぐっと増えて…飾りたくてそわそわしたときに、花屋さんで7本1,000円のチューリップを発見。お買い得!と、早速買って帰りました。
少し前に「韓国インテリア」では、チューリップを飾って部屋のアクセントにしているというのをSNSで目にしました。100均にはチューリップの造花がかわいくラッピングされて売っていました。チューリップへの注目度が、この春ますます高まっているのではないかと個人的に感じています。
今日はブーム到来の予感がするチューリップを、100均を活用して飾ってみたいと思います。
飾る前に、覚えておきたいチューリップのお手入れ
チューリップは、花に葉が何枚かついて売られています。花瓶に飾る際は、その花瓶の形や大きさに応じて、チューリップの葉を何枚か取ります。
花瓶の中の水に葉が浸かる場合は取ることで、花が長もちに。
チューリップの葉は手で取ろうとすると、葉の繊維まで取れてしまう場合があります。
そのため、手ではなく、ハサミやカッターの刃を葉がついている根元にあて、横方向に切れ目を入れるとよいでしょう。
その下にある茎まで傷つけないように注意です。
切れ目を入れた葉を、手でゆっくりと横方向に取り除きます。
こうすると繊維まで取ることなく、余分な葉を取り除くことができます。
もし、ハサミの刃を横に入れるのが怖い場合は、ハサミで葉の根元を真横にカットするのも手です。
どちらのやり方でもOK。自分のやりやすい方法を試してください。
水の量は、花瓶の半分よりは少なめにするようにします。水を多く入れると、チューリップの茎が腐りやすくなってしまうからです。
チューリップは飾りながらも成長していくので、今日飾った花の向きが明日には変わっていることがあります。花の向きや水の量を、1~2日に1回くらいチェックするようにします。
<飾り方アイデア1>最適な花瓶でシンプルに美しく
100均で売られていた花瓶の中で、これはチューリップに最適! と思ったのがこちらの花瓶でした。
真ん中より下がゆったりとしていて、上のほうは少し狭くなっているガラスの花瓶。チューリップは細長い葉がついていることが多いので、間口はゆったりめでも中は少し狭くなっているとまとまりやすくなります。
チューリップだけを飾る場合は、ほかに円柱形の花瓶などもまとまりやすいです。
こちらに、チューリップ7本をどさっと入れます。
上のほうが少し狭いため、チューリップを適度にまとめてくれました。また下のほうが少しゆったりのため、葉が少し残っていても狭くなりすぎない点がよいです。
チューリップの顔をあちこちにむけて、自然な雰囲気になりました。
この花瓶、クリアなガラスではなく「オーロラ」と書かれていました。
そのため、花瓶の中で茎があちこちをむいていても、ガラスの表面が反射して、茎の不揃いさをカバーしてくれ、きれいな仕上がりに。
あちこち向けて飾るのが難しいと感じたときは、同じ方向にまとめても様になります。
チューリップは飾った翌日には別の方向を向いていたり、丈の長さが変わったりします。毎日チューリップを観察しながら、1日1回切り戻すとよいです。
【花材と材料】
- チューリップ7本… 1,000円
- ガラス瓶…200円*ダイソー
合計1,200円(税抜)
<飾り方アイデア2>小瓶活用でおしゃれに見せます
小瓶を何本か使う飾り方は、おしゃれ感が増します。それでいて難しくないのが嬉しいところです。
ダイソーで見つけたのは、花が1~3本くらい入りそうな小さなガラス瓶。さまざまな形のものが売られていて、色も透明から青っぽいものまでありました。どれにしようか迷ったほどです。その中から、この3本を購入。
水を入れて、チューリップを1本ずつ入れればOKです。
これにもう少し手を加えたい場合は、お皿や木の板を用意します。
お皿の上に、チューリップを入れたガラス瓶を乗せればOK。
また少し、おしゃれ度が増しました。
【花材と材料】
- チューリップ… 1000円
- ガラス瓶…300円*ダイソー
合計1,300円(税抜)
<飾り方アイデア3>伸びてきた茎を生かして丸く
飾りながら日々成長していくチューリップ。
飾って数日経つと、花が下に垂れたり茎が少し柔らかくなったりします。そんなときは、茎を生かす飾り方に変えてみましょう。セリアのアクアプランツボウルを使います。
中に水を入れて、茎が伸びて曲がってきたチューリップを飾っていきます。
茎の切り口はしっかりと水の中にいれ吸水できるようにして、アクアプランツボウルに沿ってチューリップをカーブさせます。チューリップの頭はアクアプランツボウルの上に乗せるように。
その要領で、2本め以降もチューリップ同士の頭の場所を変えて飾っていくだけ。
茎の曲線も一緒に楽しめるアレンジ。少し上級者っぽいこなれ感が出ます。
これは、茎が伸びてきたチューリップならではの飾り方です。
チューリップの茎が硬くて曲がらない場合は、少しの間チューリップを水から出しておきましょう。時間が経つと、柔らかくなってきます。そのあと、このアレンジを楽しみます。
水から出したチューリップをアレンジをする際は、水に入れる間際に茎を少し切り戻すと、チューリップはまた水を吸い上げて元気になります。
【花材と材料】
- チューリップ7本… 1,000円
- アクアプランツボウル…100円*セリア
合計1,100円(税抜)
<飾り方アイデア番外編>流行りのクリアバッグ活用
100均にはクリアなバッグが売られています。このバッグにチューリップを入れると、茎までしっかりと愛でられるので、花器として使うのもおもしろいと思いました。
飾る際は、ほかに吸水用のクリアポケットやビニール袋も用意します。
クリアポケットの中に水を入れ、上のほうをセロハンテープで軽く留めます。
これをクリアバッグに入れるだけ。横向きにするとチューリップの茎や花の姿が分かりやすくておもしろいです。
壁にフックをつけて掛けると、バッグが倒れる心配もなくてよさそう。このままプレゼントにもなりますね。
【花材と材料】
- チューリップ7本… 1,000円
- クリアバッグ…100円*ダイソー
- クリアポケット…100円*ダイソー
合計1,200円(税抜)
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -
かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。