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韓国の次は中国で…C・ロナウド負傷で親善試合まさかの延期、“中国愛”アピールも現地ファン激怒

  • 2024.1.24

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(38)が所属するアル・ナスル(サウジアラビア)が、釈然としない理由で中国クラブとの親善試合を突如中止としたことで、中国人ファンの怒りが爆発している。

去る1月21日に中国・深センに到着し、トレーニングキャンプを開いたアル・ナスルは、23日に公式声明を発表。

ロナウドがふくらはぎの負傷で試合に出場できなくなったため、24日に上海申花、28日に浙江FCと対戦するプレシーズン中国ツアーの2試合を延期すると発表した。

アル・ナスルは「我々は中国のサッカーファン、特にロナウドのファンに対する尊敬の念を持って、ここ深センに来た。サウジアラビアと中国の緊密な関係とともに、我々アル・ナスルは我々を暖かく歓迎し、我々とキャプテンに多くの愛を見せた都市の深センで、計画通りトレーニングキャンプを終える意向がある。主催側、プロモーターとともに、新しい試合日程を早期に決めることで合意した」と伝えた。

思い出す韓国での“欠場騒動”

ロナウドは同日の会見を通じて、「今日は私にとって悲しい日だ。中国のファン、特に深センのファンに“申し訳ない”という言葉を伝えたいからだ。ご存じだとは思うが、サッカーにはコントロールできないこともある」と謝罪した。

また、「私は22年間サッカーをしてきて、怪我が多くない選手だった。アル・ナスルと私が楽しむために中国に来たので、本当に悲しい。私は2003年と2004年に中国に来た。中国は家のような安らぎを感じる」と伝えると、次のように続けた。

「中国が第2の故郷である理由は、中国人の歓迎だけでなく、人々から私が受け継いだ文化のためでもある。私は常に歓迎されていると感じていたし、特にこの国ではなおさらだ。ご覧の通り、私は悲しみを感じている。皆さんが、特にクリスティアーノを愛する方々が悲しんでいることも知っている」

「しかし、我々はこれをよい方向に見なければならない。良い意味で言えば、我々は試合をキャンセルしていないという意味だ。試合は延期する。我々は人々の下に戻ってくることを願っている。きっと戻ってくるはずだ」

クリスティアーノ・ロナウド
クリスティアーノ・ロナウド(写真は2019年)

なお、アル・ナスルは来る2月2日、サウジアラビアの首都リヤドで、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(36)らが所属するインテル・マイアミと親善試合を行う予定だ。

一方、深センにあるアル・ナスルのホテルに詰めかけた中国人ファンは、親善試合がキックオフ24時間を切った時点で延期されたことに激怒した。

大会の主催側は、中国人ファンにチケットや航空便、ホテル料金を全額払い戻すと約束した。

中国では過去にも、2016年にマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティの親善試合が北京で開催予定だったが、豪雨によるピッチコンディション不良でキックオフ6時間前に中止となったことがある。

また、ロナウドはユベントスに在籍していた去る2019年夏、韓国でチームKリーグとのプレシーズンマッチが行われた際、事前に「最低45分は出場する」という契約が結ばれていたにもかかわらず、実際には1分もプレーしなかったことで、韓国人ファンの怒りを買ったことがあった。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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