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【プロの花粉対策】そろそろ襲来…1月下旬から飛散予想!衣類の花粉ケアを知ってますか?

  • 2024.1.24
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さぁ、今年のあの季節がやって来ます…。そう、花粉シーズン。2024年はなんと1月下旬から到来予定。毎年のことながら憂鬱なこの時期、花粉対策は十分行えていますか?今回はお洗濯のプロが、衣類についた花粉ケア方法を解説。今日からできる対策で、花粉を早めにブロックして!

2024年の花粉飛散予測…なんと1月下旬から花粉シーズン到来!

1時間屋外にいるだけで、衣類に付着する花粉は10万個??

ライオン株式会社が実施したアンケート調査※によると、約8割の方が「外出した際に衣類についた花粉が気になる」と答えています。

「衣類に付着して室内に持ち込まれる花粉量」と「外気で室内に侵入する花粉量」をモデル実験で比較
ウールセーターやフリースにつく花粉の量は約10万個で、換気のために窓を開けた時に侵入する花粉数(文献値※1で示されている「1時間の換気で窓から侵入する花粉数」)の6倍以上にもなることが推察されました。

※1 参考文献:佐橋ら(1995).スギ花粉のすべて メディカルジャーナル社, 28-29

衣類の花粉対策4つごとにとったアンケートを見ると、外干ししないで部屋干しをする、家に入る前に花粉を振り払う方が多く、花粉がつきづらいコーディネイトや柔軟剤を使う方が少数派でした。

※Twitterアンケート調査、2021年1月、ライオン(株)調べ

【対策1】日々のコーディネートで“花粉がつかない”工夫を!

ポイント①表面の凹凸が少ない衣類でおでかけ

外出の時、外側に着る服は、凹凸が少ない生地でできた衣類(トレンチコート、ジャンパー、トレーナー、チノパン等)がおすすめです。花粉の付着量は、生地の素材によっても違います。ポリエステルやナイロン、綿のトレンチコートなどのつるんとした生地に比べ、生地の凹凸に花粉がひっかかりやすいウールセーターやフリースなどは花粉が付着しやすくなります。

ポイント②静電気が「起きにくい」衣類の組み合わせにする

×静電気が起きやすいコーディネート例
ポリエステルのスカート+ナイロンのタイツ
スカート×タイツのコーディネートは定番ですが、ポリエステルのスカートとナイロンのタイツの組み合わせは、まつわりつきが起きやすい組み合わせです。

○静電気が起きにくいコーディネート例
ウールのニット+ウールのマフラー
ウールのニットにアクリルのマフラーを合わせると静電気が起こりやすくなりますが、同素材のウールの組み合わせは大丈夫!

衣類には、素材ごとに電気の帯びやすさの違いがあり帯電列の離れたものを組み合わせると静電気が起きやすくなります。

花粉が付着する原因の一つである静電気を起きにくくするコーディネ―トがポイントです。プラスとプラス、マイナスとマイナスのように、帯電列が近い素材の衣類を重ね着した場合、また吸湿性の高い綿や麻などの素材との組み合わせは、静電気が起きにくい性質があります。

ポイント③衣類の静電気をおさえる「静電気防止スプレー」も効果的!

花粉の付着を抑える静電気防止スプレー「エレガード」

裾にスプレーする。

裏部分にもスプレーする。

外出前、衣類に静電気防止スプレー(エレガード)をしておきましょう。特に、静電気の発生しやすいかばんとこすれる部分やコート、スカート、スラックスの裾など、こすれやすい裏の部分にも忘れずに。

【対策2】家に入る前に花粉を落とす

花粉は「家に入る前」に手または洋服ブラシで出来るだけ払い落としましょう。肩や腕だけでなく、静電気が発生しやすいかばんがこすれる部分、コートやスラックスの裾、ふくらはぎの部分をしっかり払いましょう。髪や帽子、マフラーなども忘れずに。さらに、衣類用粘着ローラーを使うと手では払いきれなかった花粉を取り除くことができます。花粉を払ったあとの手はすぐに洗うようにしましょう。

【対策3】お洗濯するときは柔軟剤でパチパチ防止!

進化した消臭力「ソフラン プレミアム消臭」

静電気対策に有効なのが、お洗濯の仕上げに使う柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭)です。柔軟剤には、衣類をやわらかくしたり、繊維の表面を滑らかにし、すべりが良くなることで静電気が発生しにくくなります。また、電気を逃がす働きもあります。

花粉の付着しやすいニットの洗濯方法

1.洗濯表示をチェック
洗い始める前に、「洗濯表示」をチェックしましょう。右のマークがあれば自宅で手洗い、または洗濯機で洗うことができます。手洗いマークの衣類を洗濯機で洗う場合は、洗濯機で洗えるかどうか洗濯機メーカーの情報を確認すると良いですよ。

2.汚れている部分に前処理を
使用する洗剤は、洗濯時の色あせや型くずれ、着用中に発生する毛玉を防止する効果のあるおしゃれ着用洗剤(アクロン)がおすすめ。 エリや袖口などに気になる汚れがある時は、おしゃれ着用洗剤(アクロン)の原液を直接塗布します。キャップの底などで軽くたたいてなじませると汚れが落ちやすくなります。

3.たたんで洗濯ネットに入れ、弱水流コースで洗濯/すすぎでは柔軟剤を使う
ニットのような伸縮性のある洋服は、標準コースで洗える表示であっても、型くずれを防ぐために、「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「ドライコース」など 弱水流のコースがお薦め。「洗濯ネット」に入れると、他の衣類とからんだり、型くずれを防ぐことができます。柔軟剤を使うと、静電気の発生を抑え、花粉がつきにくくなります。

4.すぐに取り出して、形を整えて部屋干し
干す時にニットが伸びたり型くずれしたりしないように、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
①干す前に、たたんでから両手でたたき、シワを伸ばしたり編み目を整える
②「平干し専用ネット」を使うか、お風呂のフタの上などに「平らに」干す
③竿にかける場合は、袖がたれないように身頃といっしょにかける

【対策4】部屋干しで!

洗濯物の周りで扇風機や衣類乾燥除湿機などの家電やお風呂の乾燥機を使って早めに乾かすことでニオイ発生の抑制に。

お洗濯では、ニオイの原因となる汚れをしっかり落とし、抗菌*効果が高い洗剤(NANOX one) と消臭・防臭効果の高い柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭)で部屋干し臭を抑えましょう。
*すべての菌に対して効果を有する訳ではありません。

花粉シーズンでも外干ししたい人は?

シーツなどの大物のお洗濯などは、 どうしても「外干し」したくなる時もあるのではないでしょうか。そんな花粉シーズンの外干しは、「飛散量の少ない『早朝』に干す」、「乾いたらすぐに、花粉をよく振り払ってから取り込む」 「花粉をよく振りはらってから取り込む」ことで、洗濯物への花粉の付着や室内への持ち込みを減らすことができます。

教えてくれたのは…

ライオン株式会社 お洗濯マイスター 大貫 和泉(おおぬき いずみ)
(消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士)
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすく解説。

お問い合わせ:ライオン株式会社

情報提供:
NANOX one
アクロン
ソフラン プレミアム消臭
ソフラン アロマリッチ
エレガード

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