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時短料理の味方! うす~く切った「豚しゃぶ肉」で簡単7レシピ【冷しゃぶ、肉巻き、汁かけごはん】

  • 2024.1.24
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忙しくて調理時間に余裕がない、だけどどうしても今日はお肉が食べたい~! そんなときに重宝するのがそう、【豚しゃぶ肉】ですよね。我々は気づいてしまったのです、短時間で火が通り、シンプルな調理でもおいしく仕上がる……豚しゃぶ肉こそ万能食材ではないか! と。しかもゆでる、焼く、蒸す、炒めるなど、どんな加熱調理とも相性◎。和食もカレー味も受け止めるその度量の広さ。ああ、豚しゃぶ肉よ! というわけで名前のとおり豚しゃぶしゃぶの変わり種ソースはもちろん、焼きそばやごはんもののレシピもご用意しました。
 
教えてくれたのは料理研究家でワインソムリエでもある高山かづえ先生。全部と~っても簡単レシピなので、気になったら気軽に試してみてくださいね!

暑い日にパパっと作れる豚しゃぶがワンランク上の味に。 「冷しゃぶ梅トマトソース」


(材料)2人分
豚ロース薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……200g
きゅうり……1本
トマト……1個
梅干し……1個
しょうがの薄切り……1かけ分
塩……小さじ1
A
酒、水……各大さじ1
片栗粉……小さじ1
B
オリーブ油……大さじ1
しょうゆ……小さじ1
 


(作り方)
きゅうりはスライサーでリボン状の薄切りにし、水に5分ほどさらして水気をきる。Aは混ぜ合わせる。
フライパンにしょうが、水1Lを入れて中火で熱し、煮立ったら塩、Aを加えてよく混ぜる。再度煮立ったら弱 火にし、豚肉5〜6枚を加えて色が変わるまで20秒ほどゆで、取り出す。残りも同様にゆでる。
トマトはへたを取り、ざく切りにする。 梅干しは種を除き、果肉をたたく。トマト、梅干しをボウルに入れ、Bを加えてよく混ぜ合わせる。
器にきゅうりを敷いて豚肉をのせ、❸をかける。


豚肉のゆで汁に食感がしっとりする片栗粉、下味をつける塩、臭みをおさえる酒としょうがを加え、冷しゃぶをワンランク上の味に。

青じその香味ソースでスタミナ料理をサッパリと! 「冷しゃぶ にらしそナッツソース」

爽やかな青じそがたっぷり! ナッツの食感とにらの香りもクセになる、スタミナ満点の冷しゃぶ。

(材料)2人分
豚ロース薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……200g
レタス……1/2個
青じそ……10枚
にら……4 本
ミックスナッツ(食塩不使用・ローストタイプ)……20g
しょうがの薄切り……1かけ分
塩……小さじ1
A
酒、水……各大さじ1
片栗粉……小さじ1
B
ごま油、酢……各大さじ1
しょうゆ……小さじ2
オイスターソース……小さじ1
 
(作り方)
レタスは1枚ずつ2〜3等分にちぎる。Aは混ぜ合わせる。
フライパンにしょうが、水1Lを入れて中火で熱し、煮立ったら塩、Aを加えてよく混ぜる。再度煮立ったら弱火にし、豚肉5〜6枚を加えて色が変わるまで20秒ほどゆで、取り出す。残りも同様にゆでる。ゆで汁は残しておく。
❷のゆで汁を強火で熱し、煮立ったらアクを除く。レタスを加えてさっとゆで、水気をきる。
青じそ、にらはみじん切りにし、ナッツは粗みじん切りにする。ボウルに青じそ、にら、ナッツを入れ、Bを加えてよく混ぜ合わせる。
器に豚肉、レタスを盛り、❹をかける。

豚しゃぶがひと手間ソースでエスニックなごちそうに! 「冷しゃぶ 焦がしねぎレモンソース」

長ねぎにじっくり火を通し、甘みと香ばしさをプラス。レモンの風味もきかせた、ほろ苦い大人味が最高。

(材料)2人分
豚ロース薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……200g
もやし……150g
パクチー……2株
しょうがの薄切り……1かけ分
長ねぎの小口切り……1/2本分
塩……小さじ1
サラダ油……大さじ1と1/2
A
酒、水……各大さじ1
片栗粉……小さじ1
B
レモンの皮のせん切り……1/2個分
レモンの絞り汁、水……各大さじ1
ナンプラー……小さじ2
砂糖……小さじ1/2
一味唐辛子……少々
 
(作り方)
Aは混ぜ合わせる。フライパンにしょうが、水1Lを入れて中火で熱し、煮立ったら塩、Aを加えてよく混ぜる。再度煮立ったら弱火にし、豚肉5〜6枚を加えて色が変わるまで20秒ほどゆで、取り出す。残りも同様にゆでる。ゆで汁は残しておく。
❶のゆで汁を強火で熱し、煮立ったらアクを除く。もやしを加えてさっとゆで、水気をきる。パクチーは長さ4cmに切る。
小鍋にサラダ油を中火で熱し、長ねぎを入れて薄く色づくまで4分ほど炒める。火を止め、そのまま粗熱を取る。Bを加え、よく混ぜ合わせる。
器にもやし、豚肉、パクチーを盛り、❸をかける。

お酒が進む♡薬味好きに捧ぐおつまみ肉巻き! 「みょうがの豚しゃぶ肉巻き ピリ辛ごまみそだれ」

豚バラはしっかり焼くと、余分な脂が抜けて美味。みょうが好きにはたまらない、おつまみ肉巻き。

(材料)2人分
豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……6枚(約120g)
みょうが……6個
サラダ油……小さじ1
塩、粗びき黒こしょう……各少々
A
みそ、みりん、水……各小さじ1
トウバンジャン豆板醤……小さじ1/4
B
白すりごま、ごま油……各小さじ1
(作り方)
豚肉1枚を広げて手前にみょうが1個をのせ、豚肉を少しずつずらしながら、らせん状に巻く。残りも同様に巻く。
耐熱ボウルにAを入れて混ぜ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で20秒加熱する。取り出してBを加え、混ぜ合わせる。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、❶を巻き終わりを下にして並べ入れ、塩、黒こしょうをふる。転がしながら4分ほど焼き、余分な脂をきって器に盛り、❷を添える。

お肉の旨みがなすにジュワ~! 新発見! 「豚しゃぶ肉となすの重ね蒸し カレーソース」

レシピを教えてくれたのは......髙山かづえさん
料理研究家。ワインソムリエ。簡単に作れる家庭料理はもちろん、日々の晩酌が充実するおつまみや、スイーツ、パンのレシピ提案も大好評。雑誌、書籍、広告等で活躍し、著書も多数。

豚肉×なすは相性抜群! スパイシーでまろやかなヨーグルト入りのカレーソースで、充実の食べごたえに。


(材料)2人分
豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……200g
なす……3本
ミニトマト……10個
オリーブ油……小さじ1
塩……適量
A
にんにくのすりおろし、しょうがのすりおろし……各1かけ分
プレーンヨーグルト(無糖)……大さじ4
カレー粉……小さじ1
塩……小さじ1/4
 


(作り方)
なすはへたを除き、1cm幅の斜め切りにする。ミニトマトはへたを取り、縦半分に切る。Aは混ぜ合わせる。
フライパンにオリーブ油をひき、豚肉の1/2量を広げて入れ、塩少々をふる。なすを少しずつ重ねながらのせ、塩少々をふって残りの豚肉を広げて重ね入れる。
③ ❷にミニトマトを散らしてAをかけ、ふたをして中火でする。3分ほど蒸し焼きにし、弱火にして10分ほど蒸し焼きにする。

なすは豚肉ではさみ、旨みを吸わせて。豚肉は下に敷くとカリッと焼け、上に重ねると柔らかく蒸され、異なるおいしさに。

シンプルにお肉の旨味を堪能!ランチもおつまみも全勝 「豚しゃぶ肉のカリカリ焼きそば」

ランチにも晩酌にもオススメ。ジューシーな豚バラの旨みを生かした焼きそば、このシンプルさがヤミツキに。

(材料)2人分
豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……120g
中華蒸し麺……2玉(約260g)
ごま油……小さじ1
万能ねぎの小口切り……2本分
一味唐辛子……少々
A
酒……大さじ1
オイスターソース、しょうゆ……各小さじ2
 
(作り方)
豚肉は長さを半分くらいにちぎる。Aは混ぜ合わせる。中華麺は袋の端を少し切り、耐熱皿にのせて電子レンジ(600W)で1分加熱する。
フライパンにごま油を中火で熱し、豚肉を広げて入れる。こんがりと色づくまで1分ほど焼き、上下を返しながら端に寄せる。
③ ❷のフライパンの空いたところに、中華麺をほぐしながら加える。こんがりと色づくまで3分ほど焼き、ほぐしながら炒める。Aを回し入れて炒め合わせ、余分な脂をきって器に盛る。万能ねぎを散らし、一味唐辛子をふる。

豚肉の脂で中華麺を香ばしく焼くと◎。麺のカリカリ感がいいアクセントになり、具材がほぼ豚肉だけでも物足りなさはゼロ!

クイック塩豚と桜えびで旨み凝縮! 「豚しゃぶ肉の汁かけごはん」

塩を多めにふって20分以上おき、クイック塩豚に。塩豚と桜えびの旨みは、“だし”として有効活用を。

(材料)2人分
豚ロース薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……150g
温かいごはん……300g
桜えび……大さじ1
塩……小さじ1
サラダ油……小さじ1
長ねぎの小口切り……4cm分
しょうがのせん切り……1/2かけ分
A
水……2カップ
酒……大さじ1
しょうゆ……小さじ1/2
粗びき黒こしょう……少々
 
(作り方)
豚肉に塩をふり、ラップをかけて冷蔵室に入れ、20分以上おく。
鍋にサラダ油を中火で熱し、桜えびを入れてさっと炒める。Aを加えて煮立ったら、弱火にして❶を加える。菜箸でほぐしながら2分ほど煮て、豚肉を取り出す。
❷の鍋を再度中火で熱し、煮立ったらアクを除いて火を止める。
器にごはんを盛って豚肉をのせ、❸をかけて長ねぎ、しょうがをのせる。

教えてくれたのは、髙山かづえ先生
料理研究家。ワインソムリエ。手軽に作れる家庭料理はもちろん、日々の晩酌が充実するおつまみの提案も大好評。雑誌、書籍、広告等で活躍し、著書も多数。

cooking_KAZUE TAKAYAMA photograph_YUMIKO MIYAHAMA styling_MAKIKO IWASAKI text_HIROKO NAKADA

otona MUSE 2023年10月号より

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