1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 「居留守使わないでよね〜」在宅仕事の私を託児所代わりにする義姉→そのころ私は外出中で

「居留守使わないでよね〜」在宅仕事の私を託児所代わりにする義姉→そのころ私は外出中で

  • 2024.1.23

私は独身の会社員で、在宅で仕事をしていました。ある日体調不良の義姉が、預かってほしいと甥っ子たちを連れてきて……。

私は、具合が悪い中面倒を見るのは大変だと、3歳と4歳の甥っ子たちを泊まりで預かることにしました。義姉がすこしでも多くゆっくり休めて、早く治ってほしいという気遣いでしたが、なぜか義姉はそれからも私を託児所代わりに使うようになったのです。

たまのことならまだしも、週の半分も預けられることもありました。

エスカレートする義姉の行動

最近、兄は長期出張中とのこと。義姉の両親も兄や私の両親も遠方に住んでいるため、なかなか子育てを手伝ってもらえる人がいないのは大変だと思います。すこしでも力になりたいとは思いましたが、ここまでとは思っておらず……。正直なところ、だんだんと強気な態度で甥っ子たちを預けてくる義姉の様子にも腹ただしさを覚えていました。

このまま続くようであれば、母を呼んで一緒に甥っ子たちを見てもらおうと思ったのですが、義姉は兄や母にこの状況を知られるのがなぜか嫌なよう。

さらに、黙って言うことを聞かなければ甥っ子たちを迎えにこないと言うなど、脅しや圧力をかけてくるようになり、困っていました。

そして、事件は起きた…

ある日、私は早朝から遠方へでかけていました。前々から都合が悪いと言っていたのに、義姉は記憶に留めていなかったようです。義姉から連絡が来て「居留守はもうやめてね」と。私は何のことだかまったくわからず、家にいないことを説明すると、義姉は恐ろしいことを言い出したのです。なんと1時間も前に、私のうちの玄関前に幼い甥っ子たち2人を置いてきたとのこと。

急いで戻ってもらえるよう伝えましたが、義姉は逆に私に戻れと命令。そして予定が台無しになったと文句を言い、役立たずとののしったのです。

数時間後、義姉は大騒ぎで連絡してきました。
「あんたのせいで子供が行方不明になったじゃない!」
「警察に通報してやるから」

人をののしりつつも、一応は子どもたちのもとへ向かったよう。しかしそこには誰もおらず。さすがの義姉も焦ったのでしょう。

そんな義姉に喝を入れたのは……。
「通報されているのはあんたよ」
「いい加減にしなさいバカ嫁!」

この連絡を送ったのは、母でした。義姉は最初、私が告げ口をしたと思ったようですが、それは間違い。私はその日、朝から母とでかけていたのですから。母は、大切な孫を任せられないと判断し、義姉に対して子育てする資格はないとものすごい剣幕でした。

無責任な行動の果てに…

実を言うと、甥っ子たちはマンションの管理人さんに保護されていました。私が戻ろうと思っていたところ、管理人から連絡が来て保護したとの連絡が来ていたのです。そして、管理人さんは「幼い子どもの面倒を見ることは難しい」と、管理人さんの娘さんに助けを求めたと言います。

なんと奇遇なことに、娘さんのお子さんと甥っ子たちは同じ幼稚園でした。そこで娘さんは、即警察に通報。じつは義姉、幼稚園で問題を起こしていたのです。私と同じようにあちこちのママ友に子どもたちを預けては、飲み歩いたり、男性に会ったりしていたと……。

後日調べると、やはり義姉には不倫相手がいたそう。義姉が自分の遊びを優先するために甥っ子たちを人に預けていたと知った私は、当たり前ですがもう協力できないと思いました。

兄は義姉との離婚を望み、子どもたちの親権を持つことを要求。義姉の行動が行動だけに、兄の願いは簡単にかなえられたようです。「母親を奪うな、両親がそろっていないとかわいそうだ」と義姉は最後まで抵抗していたそう。

泣いて暴れる義姉でしたが、今では細々とアルバイトをして慰謝料と養育費を何とか支払っているそうです。

現在兄は両親と同居しており、平日の育児に協力してもらっているよう。休日は、以前と同じように子どもたちとの時間を大切に過ごしているそうです。放任されることがなくなった甥っ子たちは、いくぶん前より表情が輝いている気がします。

育児中に誰かに頼ることは悪いことではありません。ただ、そのやさしさにつけ込んだ義姉の行動は許されたことではありませんよね。今回は、管理人さんが甥っ子たちを保護をしてくれていたから事故や事件に巻き込まれなかったものの、最悪の場合が起きる可能性もあります。義姉には「自分の行動が子どもたちを危険な目に遭わせていたかもしれない」と事の重大さを知ってもらい、自分の考えの甘さも反省してほしいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる