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【青一色に染まる日本庭園が異次元】入場無料のライトアップ!八芳園「TOKYO BLUE GARDEN WINTER FESTIVAL 2024」現地ルポ

  • 2024.1.23

冬の澄んだ空気の中でキラキラ輝くライトアップは、この時期ならではの楽しみ。そんな冬らしい景色を贅沢に楽しめる八芳園のイベント「TOKYO BLUE GARDEN WINTER FESTIVAL 2024」がスタートしています。開催期間は、2024年1月19日(金)~2月18日(日)。この期間の八芳園は、静寂に包まれた日本庭園が青一色に染まり、園内2つのレストランでは冬季限定のメニューが登場します。今回、この日本庭園を一望できる「Thrush Café(スラッシュカフェ)」で、特別な夜を体験してきました。

日本庭園が青く染まるWINTER GARDEN LIGHT UP

八芳園には、江戸時代から続き、約400年の歴史を誇る日本庭園があります。イベント期間中はこの日本庭園が青く染まる「WINTER GARDEN LIGHT UP」が行われ、日中とは全く違った幻想的な世界が広がります。

コンセプトは「冬の訪れ」。2回目となる今年は、前回よりもライトが20台増え、ライトアップの範囲が全体の30%増加しているのだとか。散策をすると園内隅々まで青く色づいていることがわかり、遠くから見渡す景色、近づいて眺める景色と、さまざまな角度から楽しむことができます。

カラフルに色が重なりあうライトアップも素敵なものですが、どこまでも青一色で彩られた日本庭園はまるで異次元。まるで雪の中にいるような、氷の中にいるような、ドラマチックな世界が広がります。

なお、入場は無料で予約も不要。この冬、何度でも見たくなる景色が待っています。

TOKYO BLUE GARDEN WINTER FESTIVAL ―WINTER GARDEN LIGHT UP

開催期間:2024年1月19日(金)~2月18日(日)

場所:八芳園 庭園内

ライトアップ時間:日没~21時まで

※入場無料

冬の味覚を贅沢に味わう「TOKYO BLUE GARDEN PREMIUM DINNER」

©︎八芳園

ライトアップとともに楽しみたいのは、やはりおいしい食事。八芳園内の2つのレストラン「Thrush Café(スラッシュカフェ)」と「RESTAURANT ENJYU(レストランエンジュ)」では、この時期だけの冬季限定メニューが登場しています。

お邪魔したのは、開放的な窓から日本庭園が一望できる「Thrush Café」。四季折々の美しい景色を眺めながら、新鮮な野菜を中心としたお料理が味わえるレストランです。

夜になるとライトアップに合わせて店内もブルー。艶やかでありながら、落ち着いた雰囲気も漂います。

「TOKYO BLUE GARDEN PREMIUM DINNER」と題した限定メニューは、実際に生産者の元へ足を運び食材を吟味したというこだわりが詰まった内容になっており、一体どんな食材を選び、どう調理したのか……想像しただけでもワクワク。そして、運ばれてきた前菜を見て思わず口元が緩みます。

その理由は、この愛らしさ! “食べることを楽しんでほしい”そんな気持ちがストレートに伝わってきますよね。

なんと、これら5品はすべてレンコン料理というから驚きです。茨城県「小原レンコン園」で採れたレンコンを、さまざなま料理として味わうことができます。

バリッとした軽快な食感のレンコンのチップに、

ふんわりとしたすり身の中に、サクッとしたレンコンの食感が楽しいしんじょ。

そして、甘酸っぱさとシャキシャキ感が絶妙のピクルスと、

ふわふわ衣+レンコンと、食感の差がたのしいベニエ。

そんな前菜の中で、特に興味深かったのがこのレンコンステーキ。生産者から「焼いて食べてほしい」というリクエストがあり考案したそうで、その意味は口に入れた瞬間に理解することができます。豪快な食感と自然に広がる甘味……。まさに、レンコンのおいしさをダイレクトに感じることができるメニューでした。

5種類の料理が同じ食材でありながら、調理法によって味わいや食感の違いをはっきりと感じ、この後に続く料理への期待もどんどん高まっていきます。

続いてやってきたのは、群馬県「国府野菜本舗」の玉ねぎを使用したオニオンスープ。見た目は一般的なオニオンスープとさほど変わらないように見えますが、スプーンを入れた瞬間今までにない衝撃が走ります。

それは、たっぷりすぎるほどの玉ねぎの量! トロッとした食感とやさしい甘みが口いっぱいに広がり、これもまた絶品。チキンブイヨンやコンソメなどは使用しておらず、なんと少しのバターと水だけで味付けをして、素材の味を活かしているのだそう。玉ねぎってこんなにも甘いのか……と感動を覚えた一品でした。

お待ちかねのメイン料理のお肉は、国産牛のサーロイン。普段ならお肉ばかりに心を奪われ、野菜は付け合わせという感覚ですが、このお皿の中に脇役は存在していません。

サーロインの下には、茨城県「田村きのこ園」で栽培されている肉厚の福王しいたけと、その菌床を肥料にして栽培された「はだし有機農園」の野菜が添えられており、厚切りの野菜たちにも、もはやステーキのような存在感があります。

お肉は、普段捨てられてしまうしいたけの軸で出汁を取り、しゃぶしゃぶにしているというなんともニクイ調理法。とろけるような柔らかい牛肉の食感と旨みの中に、気づけば徐々にしいたけの風味が重なり、口の中で旨みがどんどん増してくるという不思議な感覚に。噛めば噛むほどおいしさが広がるのでした。

最後のデザートは、玉ねぎの生産者と同じ「国府野菜本舗」のブルーベリーとプラムのジェラート。素材の味を感じられるよう乳製品を最小限減らしているとのことですが、ミルクの濃厚感もきちんとあり、物足りなさはゼロ。ふわっとした口当たりとさっぱりの後味が絶妙で、クセになりそうなジェラートでした。

一口食べるごとに、野菜の新たなおいしさに気づける「TOKYO BLUE GARDEN PREMIUM DINNER」。窓の外には幻想的な世界が広がり、こんな特別な夜があれば寒い冬も悪くない……そう感じさせてくれるイベントでした。

【TOKYO BLUE GARDEN PREMIUM DINNER メニュー】

Appetizer 茨城県 小原レンコン園の一皿 様々な表現で

Soup 群馬県 国府野菜本舗のオニオンスープ

Main 茨城県 田村きのこ園 福王しいたけ はだし有機農園の旬野菜 国産牛のサーロイン

Dessert 群馬県 国府野菜本舗の本日のジェラート

パン、コーヒーまたは紅茶

【TOKYO BLUE GARDEN PREMIUM DINNER】

■八芳園内レストラン Thrush Café

■期間:2024年1月19日(金)~2月18日(日)の金・土・日・祝日(全16日間)限定開催

■時間:1部 18時~/2部 19時~

※2時間制(終了30分前L.O)

■料金:8,000円(税込)

※サービス料別途10%

■要予約(前日の19時まで)/2名より

■予約・問い合わせ:0570‐064‐128

平日 10:00~19:00

土日祝 9:30~19:30

【八芳園】

住所:〒108-8631 東京都港区白金台1-1-1

総合お問い合わせ:0570-064-128(代表)

受付:平日 10:00〜19:00 / 土日祝 9:30〜19:30

[Photos by koume]

 

 

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