「仕事紹介して！」「また？」パートを転々とするママ友 → 実は"勤務態度"が最悪で──？！

ママ友は子どもを介してのお友達……中には非常識な人や信じられない価値観の人もいます。そんなママ友に振り回されてしまうとお付き合い自体が嫌になるものです。これは筆者の友人・S代から聞いたママ友トラブルのエピソードです。

シングルマザーのU子

私の息子のクラスの保護者には、U子というママ友がいます。U子はシングルマザーですが、会社を経営士、経済的に余裕のある自分の実家に頼りっぱなしで、正職には就いていません。「手当を満額もらいたいからあんまり働けない」と公言するほど、少し非常識な人でした。

U子は同じクラスのママ友の勤め先・時給・仕事内容を聞き出し、「その仕事良いじゃん！」と言って紹介してもらうように頼みまくっていました。しかしどれも長続きしていないのは明白で、何かあるのではないかと思っていたのです。

そんなある日のこと、息子のクラスに転校生がやってきました。保護者会で顔を合わせると、U子のリサーチが開始！「お仕事してるの？」「時給っていくら？」など、ものすごい勢いで転校生ママのR美にアプローチをしていました。

R美は高齢者施設で介護職として働いていると話しました。R美はU子の過去を知らないため、「仕事を探している」というU子に対し「介護業界は人手が足りないからぜひ！」と喜んでいたのです。

しかし、U子は介護職と聞いて、急にトーンダウン。「あぁ、介護は無理！パス！」と手のひらを返したようにあっさりと引き下がったのです。

これに驚いたのは、周囲にいたママ友たち。「実は……」とU子に仕事を紹介して欲しいと頼まれた人たちが、U子の実態を話し出したのです。

ガソリンスタンド・コールセンター・飲食店・ゴルフ場など、さまざまなパート先を紹介してもらっているのに、休んでばっかりでろくに仕事をしないので、どのパート先でも事実上のクビになっていたことがわかると、さすがにR美もビックリ！

「介護はパスって、ずいぶん仕事を選んでるんですね。」と苦笑いしていました。

R美との一件で、同じクラスのママ友が受けた被害が明らかになりました。中にはパート先で紹介した責任を問われた人もいたので、「冗談じゃない！」と当事者のママ友たちが怒り出したのです。

一生懸命働くわけでもなく、紹介してくれた人への感謝もなく、自分の都合だけを優先させるU子に対し同じクラスのママ友は総スカン！

「あの人は信用してはいけない」「あまり付き合わない方が賢明」という雰囲気が出来上がったのです。

U子はなぜ自分が距離を置かれているのか、しばらくはわからなかったようです。しかしそのうち居づらくなったのか、今までのように「仕事紹介して！」とは言わなくなりました。

その後、U子の実家が経営していた会社が倒産したという噂を聞きました。子どももまだ小学生……これからU子はしっかりと働かなければいけないのでしょうが、今までのことを考えると、誰も助けてくれる友人はいないかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K