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新幹線の指定席で寝ていると → ボソボソと耳元で囁いてくる男性が。「痴漢だ」と反撃に出た瞬間!?

  • 2024.1.23
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満員でもない電車の中で異性との距離があまりにも近いと、ちょっと身構えてしまうこともあることでしょう。でもそれ、もしかしたら別の理由で近づいてきたのかもしれません。今回は痴漢の被害に遭いそうになり、とんだ赤っ恥をかいた友人Fさんから聞いたエピソードをご紹介します。

画像: 新幹線の指定席で寝ていると → ボソボソと耳元で囁いてくる男性が。「痴漢だ」と反撃に出た瞬間!?

新幹線の席を確保して、寝始めたFさん

Fさんは帰省の時にゆったりと帰れるように、何日も前から新幹線の指定席を確保していました。
当日、予約していた席に座り、何時間もかかるから寝ようかな、と新幹線が出発する前に早々に寝る体勢に入りました。

その数分後に、隣に人が座った気配がしました。そーっと目を開けて見てみると、30代くらいのスーツを着た男性が座っていました。その人はちょっとすると立ち上がってどこかへ消えて行きました。
(どうしたんだろう? 席、間違えたのかな?)と目を閉じながら思っていたFさん。
ちょっとしたら、また隣に気配を感じたので、薄眼を開けると、さっきの男性がまた隣に座ってきたのです。そして私の肩を優しく叩き、何か耳元で囁き始めたのです。
(え、もしかして……痴漢!?)と思ったFさんは、イヤホンをして音楽を聴いていたので、聞こえないふり&寝たふりを決め込みました。
そうしたら、また男性はいなくなりました。Fさんは、またその男性が戻ってきたらどうしようと、怖くなってきてしまいました。

やっぱり痴漢だ! 意を決して反応するも、相手は駅員さん?

寝ようにも寝れなくなってしまったFさんは、イヤホンで音楽を聴きながら寝たふりをし続けていました。
そして男性が離れて数十分後、またしても隣に人の気配を感じたのです!
そして肩を叩かれ、しかも今度はちょっと強めで、耳元に何かが近づいているのも感じ取れました。
(怖い! でも、周りにも乗客がいるし、……よしっ!)と思ったFさんは「さっきからなんなんですか!?」と大きな声で言いました。

目を開けると、そこにはさっき薄目で見えた男性と、駅員さんがいたのです。しかも、今肩を叩いたのは駅員さんで、「すみませんが乗車券と特急券を拝見してもよろしいですか?」と言われたのです。

席を間違えていたのはFさんだった

Fさんが券を渡すと、「あ、お客様、1列ずれてますね。1つ後ろの列のお席ですよ。」と駅員さんは言いました。
そう、Fさんは指定席で座る席を間違えていて、男性は自分の席に知らない人が座っているけど寝ているし、話しかけても肩叩いても起きないしで、困り果てて駅員さんを呼びに行ったのでした。

痴漢と間違えてしまったなんて……しかも自分が座る場所を間違えてたなんて!
Fさんは真っ赤な顔をして男性に謝罪して、無事正しい席に座ることができたものの、恥ずかしくて寝るに寝れず、結局一睡もできずに帰省先まで行くことになったのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

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