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【ケルン大聖堂の一般開放されていない展望台へ】絶景を満喫!南塔展望台も2024年1月から再オープン|ドイツ世界遺産

  • 2024.1.23

世界最大級のゴシック建築として知られ、世界文化遺産に登録されているドイツの「ケルン大聖堂」。一般公開されていない内部を案内してくれるガイドツアーに参加しました。鉄骨造の屋根や屋上の展望台、大聖堂内に配されたトリフォリウムなど、いつもとは違う風景をお届けします。

 

 

圧倒的な存在感!世界文化遺産の「ケルン大聖堂」

世界文化遺産に登録されているドイツ観光のハイライトのひとつ「ケルン大聖堂」。ケルン中央駅の目の前に建ち、電車で近づく間も駅構内から外へ出る時も、その圧倒的な存在感に感動を覚えます。

1248年から600年以上もの歳月をかけて建築されたという見事な建築。ここに初代の聖堂が建てられたのは元々4世紀のことで、その後に建て替えや火災の被害があり、1880年に完成した現在の建物は3代目となります。

内部にはロホナー作の祭壇画「東方三博士の礼拝」や、中世金銀細工の傑作と称され東方三博士の聖遺物が納められている黄金の箱があることでも有名です。

展望台からの絶景も!内部を探索するガイドツアー

ケルン大聖堂は聖堂内は無料で見学できますが、今回は建物内部を案内してくれるガイドツアーに参加しました。このツアーでは、一般開放されていない展望台まで案内してくれます。近くまでエレベーターが使えるのもうれしいポイント(工事の関係で使えない場合がありますが、その場合は240段の階段を上ります)。

ケルン大聖堂ではガイドツアーに参加しなくても南塔に上ることができますが、このツアーでは、象徴的な2つの塔を間近に見られる絶景ポイントに行くことができます。

工事用のエレベーターでツアーがスタート

ツアーで利用するのは、工事用のエレベーター。カタカタと音を立てながら上昇し、1分半くらいで上層階に到着します。

鉄の骨組みに支えられた内部

降り立ったのは、象徴的な双塔と展望台の中間にあたるエリア。骨組みに鉄材が使われているのも、ケルン大聖堂の特徴なのだとガイドさんが教えてくれました。“鉄の貴婦人”と称されるフランス・パリのエッフェル塔よりも前に建てられた、鉄骨造なのだそうです。強度や耐久性はもちろん、耐火性能も優れているとのこと。

工事用の倉庫となっているスペースに、ケルン大聖堂の設計図や模型など、建築に関する資料も展示されていました。

螺旋階段を上って展望台へ

さていよいよ、展望台へ向かいます。ここでは細い螺旋階段を上っていかなければいけません。途中に鐘が吊るされている真横を通り、ディズニーアニメの世界観を感じました。

双塔が目の前に!展望台に到着

螺旋階段を上りきると展望台へ到着。目の前にアイコニックな双塔が姿を現します。空に向かってそびえる塔や外壁に施された無数の小尖塔、見事な彫刻を間近に感じ、その圧倒的な存在感に息をのむ瞬間です。

その反対側にはライン川を望む絶景も。展望台からは360度見渡せるので、ケルンの街並みや列車が行き来する駅など、さまざまな風景を楽しめます。

聖堂内部を一望できるトリフォリウムへ

今回のツアーでは、特別に建物内上部に張り巡らされている通路「トリフォリウム」にも案内していただきました。

身廊を抜けて祭壇へと抜ける風景。円天井や尖頭アーチ、奥にはステンドグラスなど、ゴシック様式ならではの開放感のある聖堂内を俯瞰で一望できる特別なスポットです。

プライベートツアーなら多言語に対応

屋上の展望台に行くツアーは16歳以上の大人限定ツアーで、ドイツ語のみの催行とのこと。4~12名までのグループであれば、1グループにつき€240でプライベートツアーに対応してくれるそうです(多言語は€10の追加料金が必要)。詳細は、ケルン大聖堂の公式サイト(ドイツ語)のガイドツアーページにてご確認ください。

南塔の展望台が2024年1月に再オープン!

ケルン大聖堂を象徴する、高さ157mの双塔。南塔の100m地点にある展望台へのアクセスはコロナ禍で休止されていましたが、2024年1月10日(水)から遂に再オープンしました。533段の階段を上った先の展望台からは、ケルンの街を見渡す絶景が楽しめます。時間に余裕のある人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

南塔展望台への入場料:€6(子どもや学生、障碍者割引あり ※IDが必要)

【ケルン大聖堂】

所在地:Domkloster 4, 50667 Cologne

[all photos by minacono]

Please do not use the photos without permission.

取材協力:ドイツ観光局

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