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【清水みさとさんのお気に入り】 私をととのえてくれるサウナ3選

  • 2024.1.23

365日、サウナ通いをしているという大のサウナ好き、タレント・女優の清水みさとさん。サウナへは一人で行くことが多いという清水さんに、サウナを好きになったきっかけやいつも持ち歩いているというグッズ、お気に入りのサウナについて、お話をたっぷり伺いました。

清水みさとさん Profile

タレント、女優。サウナ好きが高じて、サウナ・スパプロフェッショナルの資格も取得。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のモデル、TABI LABOで「サウナ交換日記」を連載するほか、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(JFN21局/Spotify)のパーソナリティも務める。著書に『サウナのぷりンセス』(トラツグミ出版)。

サウナ好きの原点となった「湯けむりの庄」

東急田園都市線の宮前平駅から徒歩5分ほど、どこかのどかな雰囲気の高台にある「宮前平 源泉 湯けむりの庄」。天然温泉と岩盤浴のほか、フィンランド式サウナのある施設です。

「13年前、大学生の頃から通っています。当時、ダイエットのためにジムに通っていたのですが、毎日通っているうちにおばさまたちと仲よくなって。その人たちがサウナに入っていたので、真似して入ったらすごくむくみが取れたんです。こんなにすっきりするんだ、サウナって気持ちがいいなと思いました。もっと通いたくて、通学途中に行けるサウナを探して見つけたのがここでした。清潔でゆったりしていて、環境もよくて。一人で来ることが多いけれど、家族でもよく一緒に来ます」

ゲルマニウムやトルマリンなどの鉱石や、天然の岩塩を使った岩盤浴。遠赤外線効果で、体の芯から温まります。

サウナの蒸気をタオルであおぎ、熱い風を送る「アウフグース」や、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」など、サウナ好きにはおなじみの言葉も、すべて「湯けむりの庄」で知ったという清水さん。

「私は熱めの、90度くらいのサウナが好き。ここは熱々で、アカスリもあるのがいいですね。サウナに入って、ごはんを食べたり、漫画を読んでゆっくりしたり、一日過ごせます。天然温泉の露天風呂や岩盤浴もおすすめ。サウナで汗をかいた後に、アイスルームでクールダウンするのもいいです。オープン当初からフィンランド式サウナを取り入れていて、セルフロウリュができます」

漫画やテレビを見ることができる部屋でも、岩盤浴を楽しめる。

館内着やタオルは料金に含まれているので、手ぶらで来ることができます。

また、食事処の料理がおいしいのも魅力だという清水さん。元日本料理とイタリアンの料理人が考えたというオリジナルのメニューは、和食や洋食、デザートまで種類豊富。水出しのアイスコーヒーは、8時間かけて落とすというこだわりも。

「サウナに入るとお腹が空くので、よく注文するのは天麩羅せいろそばと自家製の豆冨。この豆冨はクセが全然なくて、究極の豆冨だなと思います。お座敷もあるので、今度は大勢で来て、いろいろと注文してみたいですね」

清水さんのお気に入りの「天麩羅せいろそば」。¥1,350

「作りたて手前仕込み豆冨」(¥740)は、目の前で完成させ、でき立てを味わえます。

宮前平 源泉 湯けむりの庄

住所:神奈川県川崎市宮前区宮前平2-13-3
TEL:044-860-2641
営業時間 10:00〜24:00(土・日・祝日9:00〜) ※最終受付23:30
無休
入館料:¥1,540(土・日・祝日¥1,650)
※レンタルフェイスタオル、バスタオル、館内着付き。大人の土・日・祝料金には、別途入湯税150円が必要
※岩盤浴は別途¥850(土・日・祝日は¥950)が必要

サウナに欠かせない、いつもの持ち物

「The Recreation Store OUTDOOR PRODUCTS」と清水さんのコラボレーションポーチ。清水さんは、Topologieのストラップをつけてアレンジ。

驚くほど身軽な清水さん。自身がプロデュースした小さなサウナバッグひとつで、いつも出かけているのだそう。

「いかに荷物を少なくするかがテーマ。濡れたタオルを持って帰ると、バッグから出すときにテンションがすごく下がりますよね。だから風通しのいい、この防水バッグのメッシュのポケットに入れています。小さいけれど意外と容量があって、たっぷり入るんです」

バッグの中には「ラプアン カンクリ」の大きなポーチがひとつ。その中に、タオルや最低限の化粧品が入っています。

「基本的に借りられるものは持っていかないので、シャンプーやリンス、サウナマットはそこにあるものを使います。サウナハットも持っていますが、荷物になるのであまり使わずに、タオルを頭にかけています。

「ラプアン カンクリ」のタオルはすごく優秀。小さくて軽く、これ一枚で体を拭ききれるくらい吸水性がよくて、持ち歩くのに邪魔にならない。いつ銭湯やサウナに行くか分からないので、常に持ち歩いています。家用にも買ったくらい、お気に入りです。化粧水はコンビニでも買える「無印良品」のオールインワン。化粧水はないこともあるので、これだけは持っています。メイク道具は、「ラ ロッシュ ポゼ」の日焼け止めとアイブロウ、リップだけ。

サウナに行くのは、髪の毛を乾かしたりするのが面倒だなと思う人が多いと思うのですが、意外と必要なものは少ないと思います。サウナを好きになって、どんどん持ち物が少なくなりました」

トレードマークでもあるお団子ヘアも、サウナには欠かせないのだそう。

「私は髪が長くて量も多いのですが、お団子ヘアにすることで半乾きでもいいし、セットをしなくてもいい。いつでもサウナに行けるので、すごく優秀な髪形を見つけたと思いました(笑)。サウナに通うようになってから、この髪形が定番になりましたね。少しパーマをかけていますが、それもお団子にまとめやすくするためなんです」

清水さんお気に入りの、都内のサウナ

毎日のようにサウナに行く清水さんは、お気に入りのサウナには何度も通っているそう。「湯けむりの庄」のほかに、よく行くサウナを教えてもらいました。

■ルビーパレス(新大久保)

行くたびに外観で写真を撮るそう。

週に2.3回は通うというのが、新大久保にある女性専用の「ルビーパレス」。サウナとアカスリを必ずセットでするのだそう。

「韓国の方がしてくれるアカスリとオイルマッサージが、とても上手なので定期的に受けています。サウナに30分ほど入ってオイルマッサージを受けて、その後また2セットほどサウナに入ると、血流がよくなり、蛇口をひねったときのように汗がばーっと出るんです。ルビーパレスから外に出たとき、本当に気持ちがよくて、体が軽くなります。

大学生の頃から通っているので、スタッフの方とも仲がよくて。アカスリは4時間コースから受けることができますが、一人で気楽に行くことができます。併設のカフェで食べられる韓国料理もおいしいんです」

フィンランド式のロウリュサウナ。サウナストーンに水をかけて、蒸気を発生させます。

韓国ではよく使われる、よもぎのスチームサウナ。

住所:東京都新宿区大久保1-12-2
TEL:03-5272-0080
24時間営業、無休
入館料:¥1,320(早朝入浴2時間。6:30〜10:00の間に入館。火曜のみ9:30〜10:00)、¥2,200(4時間)〜
※アカスリは別料金。40分¥5,720〜

■黄金湯(錦糸町)

サバンナの高橋茂雄さんとの結婚発表の写真を撮るほどの、なじみのある黄金湯。

1932年に墨田区で創業した、下町の銭湯「黄金湯」。2020年にリニューアルし、銭湯らしさはそのままに、ビアバー併設の番台や、麦飯石サウナ、アーティストの描く銭湯絵など、新たな銭湯の形を提案しています。

「銭湯だけどモダン。男女のお風呂が入れ替わる水曜に、私はよく行きます。男性側のサウナは10人くらい入れる広さがあり、水風呂も大きく、外気浴もできて。2階に上がると、そのままごはんを食べられるスペースがあり、風通しがよくて気持ちがいいんです。

コガネキッチンのごはんもすごくおいしくて、ラムラムバーガーがお気に入り。入浴料も銭湯価格なので安く、朝から営業しているところが気に入っています。

お笑い芸人のやついいちろうさん、ミュージシャンの江沼郁弥さんたちと、温泉×音楽のイベントを不定期でやっていて、趣味程度ですがギターの弾き語りもしています」

サウナ。男湯側はオートロウリュサウナ、女湯側はセルフロウリュができるサウナに。

3つの温度で、子どもから熱湯好きの人まで、誰でも入ることができる浴場。銭湯絵は、漫画家のほしよりこさんが描いたもの。

住所:東京都墨田区太平4丁目14−6
営業時間 6:00〜9:00、11:00〜24:30(土曜は6:00〜9:00、15:00〜24:30 )
第2、第4月曜休み
※水曜のみ男女入れ替え日
入館料:¥520(入浴のみ90分、入浴+サウナ2時間まで利用可能)
※サウナは平日女性+¥330、土・日女性+¥350
※貸しタオルセットは+¥200

サウナは、一日のエンジンをかけてくれる場所

サウナは朝に入るのが好きだという清水さんが考える、サウナの魅力とは?

「朝から行くと目が覚めて、むくみが取れます。“おはようございます!”って、体が全部目覚める感じ(笑)。

運動ではなくサウナのためにスポーツジムに入っていて、だいたい一時間かけてジムまで歩いて行くんです。それでサウナに入って、また歩いて帰ると、それだけで一万歩くらい歩けるんですよ。歩いて行くと結構汗をかいて運動になるし、気持ちがいいんですよね。帰ってきてもまだ午前中なので、一日が有意義に過ごせる気がします」

仕事の前にも、集合場所に近いサウナを調べて行くのが楽しいのだとか。

「撮影前にむくみが取れるのがいいですね。もういかないと気持ちが悪いくらい。朝、夜でサウナに行くこともあります。銭湯も好きなので、夜はサウナのある銭湯に行ってリラックスします。行ったことのない銭湯に、一人で行くのが好きですね。自分から話しかけることはないですが、話しかけてくれたら話して、コミュニケーションを取るのもおもしろくて。そういうところは、少しフィンランドっぽいですよね」

行きつけの銭湯では、常連のおばあさんから結婚祝いをもらったという、素敵なエピソードも。

「行きつけになるサウナや銭湯は、アットホームなところが多いですね。いろいろな場所に行くのですが、好きになるとそこにばかり行きます。行きやすい場所、温度と湿度が高めの、いいサウナがあることはもちろん、人柄のよさも大切なんです」

photograph:Miho Kakuta、Yurika Kono(Koganeyu) edit & text:Mayumi Akagi
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