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「サンファに会ったら抱きしめてくれると思う」韓国を訪れた小平奈緒氏が、報道陣に語ったこと

  • 2024.1.22
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「6年ぶりにまたここに来ると、胸がとてもドキドキしますね」

スピードスケート女子500mの五輪新記録(36秒94)を保有する日本の“レジェンド”小平奈緒氏が、韓国・江原(カンウォン)で開幕した2024年冬季ユース五輪を訪れた。

1月21日、江原のスピードスケート場「江陵(カンヌン)オーバル」を訪れた小平氏は、報道陣の取材に「6年ぶりにまたこのオーバルに来ると、胸がとてもドキドキしますね」と、心躍る感情を素直に語った。

若手選手への助言も「相手をリスペクトして…」

小平氏にとって、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪を戦った江陵オーバルは特別な場所だ。

この地で女子500mの五輪新記録を打ち立てるとともに、2010年北京五輪、2014年ソチ五輪金メダリストのイ・サンファ氏を抜き、自身初の五輪金メダルを獲得したからだ。

「平昌五輪は私の人生の1ページとして記憶される大会です」という小平氏は、「当時はオーバルに来たとき、観客席の一番高いところに上がって会場を一度ぐるっと見て回ったことがありました。そんなこともあり、こうしてこの場に再び来ることができて嬉しいです」と伝えた。

小平奈緒
取材に応じる小平奈緒氏

小平氏が幼い頃はまだユース五輪というのが存在していなかった。

14歳から18歳までのアスリートを対象とするユース五輪は、2010年から夏季大会、2012年から冬季大会がスタート。冬季大会はオーストリアでの初開催から今回で4回目を迎えた。

「若い選手たちがこの大会を通じて、失敗したとしても成功したとしても、多くの経験をしてもらいたいです。未来に向かって進むとき、その部分はとても重要です」と、小平氏はユース五輪の意義を語る。

また、「相手がいなければ試合は始まらない。このことを絶対に忘れず、相手選手をリスペクトしてほしいです。互いに尊重し合い、学ぶ点があれば学び、発展していってほしいです」と伝えた。

小平氏は2022年の全日本距離別選手権を最後に現役生活を終えた。現在は大学講演や事業などで多忙な日々を送っている。

「幼い頃からスケートばかりしてきたので、引退後は世界各地を回って色んなことをしてみたかったんです。それで、1年に日本全国を何度も飛び回り、色々なことをしています」と、小平氏は笑顔で近況を語った。

イ・サンファ、小平奈緒
2018年平昌冬季五輪当時のイ・サンファ(左)、小平奈緒

本日(22日)にはイ・サンファ氏との再会が予定されている。2人は男女スピードスケート500mの競技を一緒に観戦する予定だ。

イ・サンファ氏は以前、報道陣に「コダイラに会ったときは涙が出ると思う」と話していた。このことを小平氏に伝えると、彼女は「(イ・)サンファに会ったら抱きしめてくれると思います」と答えていた。

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