大切なのは「姿勢」！人生を前向きに過ごす超簡単な方法とは

生きている限り、辛いことも楽しいこともたくさんあります。どん底に陥ってしまうこともあるでしょう。

そんな時は気持ちもふさぎ込んでしまいがちですが、ほんの少し“姿勢”に気をつけるだけで、前向きな気持ちを取り戻すことができるんです。

そこで今回は、姿勢調律師の筆者が、“人生を前向きにさせる”最もシンプルな3つの方法をご紹介します。

 

■1：ネガティブな感情を抱いた時は「姿勢」を見直すべし！

実は、人間はネガティブな状況になると、無意識に背中を丸めていることをご存知ですか？

これは動物も同じで、ネガティブなことが起こると、無意識に身体が守りの体制に入り、過緊張を起こします。逆に、毎日猫背姿勢でいると身体がどんどん硬直し、ストレスを溜めていってしまうのです。

また、身体は日常の些細なことにも敏感に反応しています。例えば、「電車に遅れそう」「時間に間に合わない」と焦っているときや、苦手な人と対面したときには、身体は無意識に臨戦態勢に入るべく、守りの姿勢をしているのです。

そこで、重要なのがネガティブな状況になったら姿勢を伸ばすこと。筆者自身も、ネガティブなことが起きたら、無意識に悪くなっていた姿勢を意識的に整えてきました。すると、驚くほど心が和らぐのです。

 

■2：感情がかさついたり、トゲトゲしたときほど「身体」に目を向けるべし！

女性は感情が変化しやすいといわれますが、感情が大きく動いたときほど身体に目を向けてみるといいでしょう。

身体はちょっとしたことで、想像以上にホルモンバランスを崩してしまいます。

感情が変化したストレスで、副腎皮質から脳へ、コルチゾールなどのストレスホルモンが瞬く間に流れ出します。すると、身体の神経はピリピリと張りつめていき、姿勢はどんどん猫背や前屈みになってしまいます。

また同時に、呼吸も浅くなります。これは、猫背姿勢になり横隔膜がうまく開かなくなることが要因のひとつとして挙げられます。

さらに、首筋も萎縮することで、脳へ繋がる血管系も圧迫され、頭痛などを引き起こします。

ほかにも、顔の表情が険しくなり、シワがよりやすくなってしまうこともあります。感情のかさつきは老け顔も作ってしまうので注意が必要です。

 

■3：幸せを手に入れたいなら、姿勢を美しく！笑顔は絶やさず！

感情は目に見えないものですが、実は身体の影響を大きく受けているのをご理解頂けたと思います。“心・技・体”とはまさに繋がっているのです。常に頭の中にいれておきたいことは“カラダ＝ココロ”です。

身体に目を向けるとこんなにも自分の感情がわかるのだということを、筆者自身が長年の経験から体感しました。そして、身体を変えれば、心も安らぐということも知ったのです。

姿勢を気にしていると、「姿勢がお綺麗ですね」と褒められるようになります。たったそれだけのことですが、人からポジティブな言葉をかけられると、想像以上に身体と心は喜ぶのです。

まさに“姿勢は心を映し出す鏡”となります。まずは、身体の観察を行う習慣をつけてみましょう。そうすることで、自分の心の中と対話することが出来るようになるのです。姿勢を整えると嫌なことも前向きに捉えられるよう変化していくから驚きです。姿勢パワーで幸せオーラを手に入れましょう！

【著者略歴】

※ 野口早苗・・・3歳からのダンス経験を生かし、ニューヨーク、国内にてプロダンサーとして活躍後、ピラティス、オステオパシーを学び、姿勢調律士として活動を始める。青山sanareサロンの代表を勤め、アーティスト、モデル、スポーツ選手など著名人から一般の方まで幅広く支持を受ける。

「正しい姿勢」が自らの身体、メンタルを整える方法として役立つことを痛感し、姿勢の研究を行い、（社）日本姿勢調律協会を立ち上げる。協会では「Lで座ってIで立つ•Aウォーキング」をキャッチコピーとして姿勢指導を行う他、「心×技×体」の教えを元に、痛みのケア方法やメンタルコーチングも行う。 講師養成と共に子供の健やかな成長へのサポート、高齢者のケアなど幅広く活動を広げる。

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