「今の話、本当？」妻と姉の言い争いに、夫が冷静に真実を聞く相手は5歳児

皆さんは、義理の家族との関係に悩んだことはありませんか？結婚して親戚になったとはいえ赤の他人同士。価値観の違いでわかり合えないことはありますよね。この漫画の主人公の千秋さんの場合は義姉とその甥っ子に悩まされていました。千秋さんに抱っこしてもらえなかったことが不満で、千秋さんの足を蹴ったカン太君。千秋さんはカン太君の態度について義姉から注意するように訴えますが、大袈裟だと相手にしてもらえませんでした。子どものしたことでも悪いことは𠮟るべきと考える千秋さんと、子どものすること放任する義姉とで意見が合いません。Ai(@Ai)さんが描くエピソード漫画『𠮟らない義姉と乱暴な甥っ子』第3話をごらんください。

千秋さんが結果的にカン太君を突き飛ばしてしまったのは事実。しかし、その発端はカン太君とカン太君を止めなかった義姉。

修羅場に帰ってきた大介さんは、まっさきにカン太君に事実を確認しました。大人だけでなく当事者のカン太くんの話を聞く夫は冷静な人のようですね。

叱る？叱らない？親の愛情について考えさせられる作品

この作品には、子どもに対して「いけないことは叱る」と考えている主人公親子と、何をしても叱らない義姉親子の様子が描かれます。

子どもに対する善悪の伝え方は家庭によってそれぞれですが、義姉親子の場合はいけないことをしても諭すことすらせず、主人公家族に迷惑をかけてもまるで気にとめる様子がありません。

一方、義姉の息子・カン太は主人公一家になついていて、叱られたとしても一緒に居たいと考えています。また、主人公の夫であるおじに注意されれば謝ることができる子として描かれています。

子どもにとって「いけないことを注意される」「相手に対して謝る」という経験はとても大切なこと。いけないことをどう伝えるかは家庭によりますが、善悪を認識させ、間違っているなら謝るよう諭すという過程は必要な教育といえるのではないでしょうか。

考え方の違う2組の親戚親子の様子から、叱る・叱らないを含めた親の愛情のかけ方、善悪の伝え方について、今一度わが家を振り返ってみたくなる作品です。

著者：ママリ編集部