＜ありがとう、娘！＞モラ夫「転職したい？甘えるな！」息子の相談を一蹴する夫に → 娘が痛烈な一言！

モラハラ気質の人は、夫や妻だけではなく子どもにも威圧的な態度をとります。自分の思い通りにならないことが起きるとイライラ……。これは筆者の友人・K美に聞いたモラハラ夫撃退のエピソードです。

モラハラ気質の夫

私の夫は、モラハラ気質の人です。とにかく自分が一番で、自分のしてきたことに根拠のない絶対的な自信を持っています。

でも私に言わせれば、大学卒業後に就職した会社から2回も出向をさせられ、事実上のリストラに遭っている状態……。会社でもお荷物になっていることは明白なのに「自分は会社に必要とされている人間なんだ」という変な信念を持っている人でした。

私たちには社会人の息子と高校生の娘がいます。息子は大学卒業後、夫と同じ業界に就職しました。それもひどい話で、息子が大学へ進学する際も半ば強制的に「自分と同じ学科しか認めない」と言い出し、息子は逆らえずに行きたくもない同じ学科へ進学した過去がありました。

ある日、息子が長期休暇で帰省していたときに「転職を考えている」と言い出しました。今まで同じ業界の先輩としてさんざん偉そうに説教をしてきた夫は大激怒！「違う業界に挑戦してみたい」という息子の意見も聞かず、いつものように自分の自慢話を聞かせていました。

夫が今まで行ってきた恐怖政治に、息子は洗脳されてしまっていましたが、娘は夫を毛嫌いしていたので、洗脳はされていませんでした。

夫と息子が話しているとき、夫がいきなり「俺はお前のためを思って言ってやってるんだ！」と大きな声を出して説教を開始したタイミングで、娘が言った一言が痛快だったのです。

「お父さんは自分が偉そうな顔をしたいから、お兄ちゃんがその業界からいなくなるのが嫌なんでしょ？第一、お父さんは転職したことないんだから、相談になんか乗れないじゃん。」

……確かにそうなんです。夫は転職経験がありません。ただ自分と同じ業界にいる息子に偉そうな顔をしたいがために転職を思いとどまらせようとしていることは明白でした。

思わぬ娘の反撃に夫は撃沈。バツが悪そうにその場から去ってしまいました。

その後、息子は自分が挑戦してみたかった業界へ転職が成功。夫はさらに小規模の子会社へ出向が決まり、給料も減ってしまいました。

自分の思い通りに子どもを操りたかっただけのモラハラ男は、今では存在感も薄くなっています。お給料が減ったことで生活に不安を覚えた夫は、私に「正社員で仕事をしてくれないか」とお願いしてきましたが、私は離婚するために正社員で働こうと思っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K