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Mrs. GREEN APPLEの主題歌が、不器用ながらも求め合う2人の心情とリンク…山田涼介主演『サイレントラブ』予告編完全版

  • 2024.1.21
Mrs. GREEN APPLEの主題歌が、不器用ながらも求め合う2人の心情とリンク…山田涼介主演『サイレントラブ』予告編完全版
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

主題歌はMrs. GREEN APPLEが本作のために書き下ろした

「ナハトムジーク」

Hey! Say! JUMP山田涼介を主演に迎え、『ミッドナイトスワン』(20年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督がオリジナル脚本で描く“世界でいちばん静かな”ラブストーリー『サイレントラブ』。本作より、Mrs. GREEN APPLEの主題歌「ナハトムジーク」が、とても静かで、ときに激しいラブストーリーを包み込む予告編完全版を紹介する。

主人公の青年・蒼が心引かれたのは、目が不自由になり夢が途絶えかけている音大生の美夏。「ピアニストになるという君の、美しい夢をかなえたい」。ある出来事をきっかけに声を発することをやめた蒼は、心でそう願いながら美夏とのかけがえのない時間を過ごしていくが──。

主人公・蒼役には山田涼介。ラブストーリー映画初主演となる本作で、声を発することをやめた不器用な主人公を繊細に演じ、新たな境地を見せる。不慮の事故で目が不自由になり、絶望の中でもがくピアニスト志望の音大生・美夏役には浜辺美波。蒼と出会うことで絶望の淵から希望を見いだしていく難しい役どころを演じ切る。

楽は久石譲が担当。優しくもどこか切ない音色が2人の物語に花を添える。主題歌「ナハトムジーク」は、幅広い世代から絶大な支持を得ているMrs. GREEN APPLEが本作のために書き下ろした。同楽曲は現在配信中だ。

今回紹介するのは、Mrs. GREEN APPLEによる主題歌「ナハトムジーク」と、美しい映像が重なり合う予告編完全版。鮮やかな緑のワンピースとは対照的な、今は使われていない古びた講堂の中で独りピアノと向き合う、目の不自由な音大生・美夏(浜辺)。そんな美夏を静かに遠くから見つめるのは、美夏の通う音楽大学で校務員として働く蒼だ。

「彼はあの日、突然現れた」「彼は私を助けてくれたの」という美夏のナレーションと共に、不慮の事故で目が不自由になってしまった美夏のやり場のない怒りや孤独不安を受け入れ、幾度となく助けようとする蒼の献身的な姿が映し出される。主題歌「ナハトムジーク」の歌詞「僕らはヘタクソに生きてる」という一小節が、蒼と美夏の不器用ながらも求め合う心情とリンクしていく。

しかし、場面が変わると、「あいつはな、踏み込んじゃいけない世界に足を踏み入れてる」という蒼の同僚・柞田(古田新太)の印象的なセリフや、美夏の通う音大の非常勤講師でピアニストの北村(野村周平)から放たれる「あいつがどんな奴か知ってるのか?」というセリフと共に、蒼の過去が映し出される。蒼は「本当の俺の手はずっと前から汚れていて、その汚れが取れることはない」と、美夏に近づくほど自分の現実を突きつけられ、美夏もまたその現実を知る。2人の切ない表情に、彼らの愛の行方を追わずにはいられない。

そして、美しい夕焼けを背に、蒼と美夏が口付けを交わそうとするなど、互いに心を通わせていくシーンが次々とが映し出される。「彼女の美しい夢を叶えたい」「私は彼がどんな人でも構わない」「彼女を傷つけるすべてのものから守りたい」。恋文に連ねるようなセリフから一変、予告編のラストは、蒼が膝から崩落ち涙を流す映像で締めくくられる。胸が締め付けられるような予告編となっている。

『サイレントラブ』は1月26日より全国公開。

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