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「はぁ、出来損ないの嫁をもらったわ」姑ストレスで入院 → さらに罵倒されていたその時、救世主が──!?

  • 2024.1.20

体調が悪い時くらいは、身体だけではなく心もゆっくり休めたいものですね。具合が悪い時に精神的な負荷をかけられると、余計に悪化してしまいます。今回は体調が悪い時にお姑さんから攻撃を受けた経験のある私の知人、Fさんに聞いたお話です。

画像: ftnews.jp

嫁いびりのストレスで入院

Fさんは当時旦那さんと結婚したばかり。旦那さんの希望でお姑さんと同居をすることになったのですが、このお姑さんというのがなかなかの曲者。

Fさんのやることなすことに文句をつけ、嫌味や暴言を吐くので、Fさんは同居して半年ですっかりやつれてしまい、ついには身体を壊して入院することになってしまいました。

「ごめんな、気づいてやれなくて」

旦那さんにはいびられていることをずっと言えなかったFさんですが、さすがにストレス性の胃炎で入院となれば、旦那さんも嫁いびりが行われていることに気付き、Fさんを労わってくれました。
「私の方こそ、心配かけてごめんね」
「退院したら、同居を解消することも考えてるから」
「ありがとう……」

姑が見舞いに来て……

「Fさん、調子はどうだい」
旦那さんが帰るのを見計らったのか、入れ替わりにお姑さんが顔を出しました。
「あまり良くはないですけど」
自分がFさんのストレスの原因になっていることがわかっているはずなのに、お姑さんは不機嫌そうな顔でベッドの傍にある椅子に腰かけました。
「ふん、こんなことで入院なんてこらえ性がないね。もっと丈夫な子に嫁に来てもらえば良かったよ! まったく、本当に出来損ないの嫁だね! 」
「そんな……」
お姑さんは次々とFさんを罵倒する言葉を投げかけます。Fさんは薬でやっと押さえている胃の痛みが、再び蘇るのを感じました。

救世主登場!

「ちょっと! あんたさっきからぐちぐちうるさいんだよ!」
いきなりFさんのベッドの周りにあるカーテンが開き、隙間から隣りのベッドで入院している高齢女性が顔を出しました。

「そんなこと言われたら治るもんも治らないだろ!? こんな場所で嫁いびりなんてみっともない、さっさと帰んな!」
いきなり叱られて、さすがのお姑さんもタジタジになってしまいました。

「わ、わかったわよ……」
「ほら早く帰れって!」
慌ててバッグを掴み、お姑さんは追い立てられるように病室を出て行きました。

「あ、ありがとうございました!」
「いいんだよ、こんな時くらいゆっくり休みな」
その高齢女性はFさんに優しく言って、自分のベッドに戻りました。

よっぽど怖かったのか、その後お姑さんは一度も病院には現れませんでした。また病室で暴言を吐いたことを旦那さんが知り、Fさんの入院中に同居は解消。

Fさんは退院してからは心穏やかな日々を過ごしています。なお、退院してからその高齢女性には何度もお礼やお見舞いに行き、今でも親しくしているそうです。

いったいどんなところから救世主が現れるかわかりませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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