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「トルシエ監督、ごめんなさい」その声が広がる

  • 2024.1.20
「トルシエ監督、ごめんなさい」その声が広がる
「トルシエ監督、ごめんなさい」その声が広がる

Text by 井上大輔(編集部)

カタールで開幕したアジアカップ。日本代表は14日のベトナム戦に4-2で逆転勝ちしたものの、19日のイラク戦には1-2で敗れている。

元日本代表監督でもあるフィリップ・トルシエ氏が率いるベトナムは日本相手に一時逆転するなど期待以上の善戦を見せた。『VnExpress』は、「トルシエ監督、ごめんなさい」という謝罪記事まで出していたほど。

「日本に敗れたがプレースタイルは非常に有望で、ベトナム代表に新たな活力をもたらすはずだ。日本には1~2点差で負けると思っていたが、強豪相手に2ゴールを奪ったことは、トルシエ監督とチームにとって成功だった。負けたとはいえ、ベトナムの選手たちのプレーが素晴らしかったことは認めざるを得ない」、「おそらく日本戦前までは、ベトナムサッカーファンの20%しかこのフランス人を支持していなかっただろう。しかし、日本戦後にファンのトルシエ監督への信頼が大きく増すことを願っている」などというもの。大会前はトルシエ監督とチームに対する期待はそれほど高くなかったようだが、いい意味でそれを裏切ったようだ。

ただ、ベトナムは19日のインドネシア戦に0-1で敗れ、痛恨の2連敗となってしまった。日本戦で脅威になっていた19歳のグエン・ディン・バック(15番)が負傷欠場したことで攻撃力が削がれると、PKによる失点で敗北。トルシエ監督は試合後にこう述べていた。

「改善すべき点がいくつかある。まず、フィジカル面だが、私のプレースタイルでは試合を通じて高いインテンシティを維持する必要がある。現在、教え子たちはこのようなプレーを60~70分しかできない。試合終盤までそれを維持できなかったようだ。私のプレースタイルではボールを持っていない時でも動かなければならないので、選手は1試合平均8~10キロ走る。選手のモチベーションを高めるためには、国内リーグも強化しなければいけない。選手全員が国内でプレーしているからね」

ベトナムは24日にイラクと対戦する。

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