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【究極ランキング】歴史上の実在人物を傑作時代劇で超有名にした5大俳優!

  • 2024.1.20

韓国時代劇の傑作というのは、主人公の人物像を広める役割も果たしている。歴史的に見て「とてもすごい人なのに人物像がよく伝わっていなかった」という実在人物も、時代劇を通してその人生がクローズアップされてくる。

そういう意味では、ドラマは埋もれていた人を発掘して世に広める効果が大きいのだ。その中でも、時代劇を通して特に主人公を超有名にした5人の俳優を取り上げてみよう。

第5位/『ファン・ジニ』のハ・ジウォン

時代劇『ファン・ジニ』でハ・ジウォンがヒロインを演じた(写真=SPORTS KOREA)

ファン・ジニ(黄真伊)は朝鮮王朝時代の女流詩人として高い評価を受けていたが、どんな女性だったのかという人物像はあまりよく知られていなかった。生年と没年がはっきりしないということもその表れであった。

しかし、ドラマ『ファン・ジニ』でハ・ジウォンが演じたヒロインはとても魅力的で、一気に彼女に対する関心が高まっていった。もともと、10代のときにあまりに美しすぎて、恋やつれで命をおとす青年までいたという。それほどの美貌を誇ったうえに詩才も抜群だったファン・ジニを演じるのに、ハ・ジウォンは本当に申し分がなかった。

第4位/『赤い袖先』のイ・セヨン

『赤い袖先』でイ・セヨンが演じたソン・ドギム(NBCユニバーサル・エンターテイメント/©2021MBC)

イ・サンに愛された宮女ソン・ドギム(成徳任)は、名作『イ・サン』でハン・ジミンが演じたソン・ソンヨンのモデルとなっていた。しかし、本名ではなくソン・ソンヨンというドラマ用の名前になっていたので、ソン・ドギムという本名は広く認知されなかった。その後、『赤い袖先』でイ・セヨンがソン・ドギムを演じて一気に本名が知れわたるようになった。

『赤い袖先』はイ・サンとソン・ドギムの究極的な愛を抒情的に描いた作品であり、従来の時代劇とは違う斬新な表現スタイルが脚光を浴びていた。繊細な感性を持ったイ・セヨンの演技力が、ソン・ドギムの人生を華麗に彩っていた。

第3位/『宮廷女官 チャングムの誓い』のイ・ヨンエ

イ・ヨンエがチャングムを演じた (写真=SPORTS KOREA)

このドラマの主人公となるチャングム(長今)は前半が宮廷の料理人であり、後半が医女となっていた。ただし、実在のチャングムは料理人ではなく正真正銘の医女であり、『朝鮮王朝実録』に10箇所ほど記述がある女性だ。しかし、その人生は謎めいていてよく知られていない。

そういう女性を『朝鮮王朝実録』の記述で発掘してイ・ビョンフン監督が名作に仕上げ、それによってチャングムの存在が明らかになった。中宗(チュンジョン)にずっと仕えた医女としての優秀さは、『朝鮮王朝実録』の記述にもはっきりと現れており、イ・ヨンエが理知的に才女を演じて好評を博した。

第2位/『雲が描いた月明り』のパク・ボゴム

パク・ボゴムが演じたイ・ヨンこと孝明世子(写真=KBS『雲が描いた月明り』ポスター)

23代王・純祖(スンジョ)の長男だった孝明世子(ヒョミョンセジャ)は、頭脳明晰で人格にも優れていた。次代の国王として将来を嘱望されるエリートだったのだが、惜しくも21歳で早世してしまった。そんな切ない人生を現代に甦らせたのが『雲が描いた月明り』だった。

パク・ボゴムがイケメンの世子として登場し、「孝明世子はこういう青年だったに違いない」と見る人を感心させた。このように、『雲が描いた月明り』の主人公になって孝明世子が高い評価を得るようになったのは素晴らしいことであった。

第1位/『トンイ』のハン・ヒョジュ

『トンイ』で淑嬪・崔氏を演じたハン・ヒョジュ

ハン・ヒョジュが演じたヒロインのトンイはドラマ用の名前であり、正式には淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)という。粛宗(スクチョン)の側室だった女性であり、後に英祖(ヨンジョ)の生母となっている。彼女は『トンイ』の主人公になるまでは知名度が低かった。

しかし、ハン・ヒョジュが明るく誠実にヒロインに扮して、一気に淑嬪・崔氏の人物像が注目された。そういう意味では、ハン・ヒョジュが演じたからこそ、淑嬪・崔氏が好意的なイメージを持たれるようになったと言える。ハン・ヒョジュの功績は本当に大きい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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