髪がごっそり抜けるなんて「普通じゃない」思い当たる原因は…｜脱毛症になった話

このお話は、抜ける髪の毛の量が次第に増えていることに気づいた紅ほっぺ(@beni_twins_mama)さんが、葛藤しながらも自身の症状を受け入れ、診断を受けた脱毛症を治療する体験談です。一度に抜ける髪の量が増え、ついに「一束」にまとまって抜けるようになっていた紅ほっぺさん。不安は大きくなるばかりで、モヤモヤした気持ちが心を覆っていました。ストレスが原因ではないかと振り返ってみましたが…。『脱毛症になった話』第7話をごらんください。※この漫画には病気の治療にまつわる描写が含まれますが、あくまで1人の体験談です。ご自身やご家族のケースでは、かかりつけ医の指示に従ってください。

髪が大量に抜け落ちる原因に、ストレスが思い浮かんだ紅ほっぺさん。しかし転職して数か月の職場は、前職に比べストレスもなく楽しいようで、原因はわからないままでした。

原因がわかれば改善できる希望も持てますが、全く心当たりがないままでは対処のしようがありませんよね。原因不明の脱毛に、紅ほっぺさんの不安は大きくなるばかりでした。

脱毛症をきっかけに、外見への執着から解放される

ゆるふわパーマに憧れ、髪を伸ばしていた紅ほっぺさん。頭皮の違和感を気にしないようにしつつも、徐々に増える抜け毛にショックを隠せません。原因に思い当たりがなく不安に思う日々でしたが、皮膚科を予約したりウィッグを買ったりしながら、少しずつ状況を受け入れることができました。

紅ほっぺさんは「休止期脱毛症」の診断を受けて治療を受けます。脱毛症の治療は原因不明だったり効果が出なかったりすることもあるようですが、紅ほっぺさんの場合は治療が実を結び、再び髪が生え始めました。喜びと同時に、周囲の人の温かい対応にうれしさを感じるのでした。

周囲から自分がどう見えるかをひどく気にしていた紅ほっぺさんは、この体験を通し「外見への執着から解放された」と振り返っています。コンプレックスにより気持ちが落ち込んでしまうことはあるものですが、顔を上げてみると、人の優しさに気づけるのかもしれませんね。つらいときにも、いつかは笑えると信じて、前向きでいたいと思わせてくれる体験漫画です。

著者：NAKAMA