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【マタニティフォト】不快感を示す人も SNSにアップするとき“最低限”守るべきマナーとは

  • 2024.1.20
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一生に何度もない妊婦姿だけど

マタニティフォトのイメージ
マタニティフォトのイメージ

出産を控えた妊婦さん、通称「プレママ」さんが、おなかの中にわが子がいた思い出として出産直前の姿を写真に残す「マタニティフォト」。インスタグラムではこのワードを付けた投稿は約145万件に上り、人気の高さをうかがえます。「Googleトレンド」によると2012年頃から注目を集め始め、2024年現在も一定の人気を維持しています。ただ、中には懐疑的な意見も持つ人も。マタニティフォトやるべき?やらないほうがいい?激論必至のこのテーマについて考えます。

マタニティフォト「賛成派」の意見とは?

専用スタジオで撮影したり、ボディーペイントでお腹にイラストやメッセージを描いたり、赤ちゃんが生まれる前の姿を記念写真に残すのは、ママパパにとって特別な思い出に残るもの。そんなマタニティフォトについて賛成派の意見とは、次のようなものが挙げられます。

・マタニティ期間はその時だけのなので一生の記念になった・上の子どもたちも交えて、家族の記念写真と同じ感覚で撮ることができた・プロのカメラマンに撮ってもらい、究極の自己満足がかなえられた

実際にマタニティフォトを撮ったことのある人からは、賛成の意見が多く挙げられています。

マタニティフォトを撮る人の心理としては、まだおなかの中にいる状況の撮影であっても「家族写真」という思いが強いようです。すでに上に子どもがいる家庭になると、赤ちゃんが生まれてお兄ちゃん・お姉ちゃんになる長男・長女の姿も含めて記念に残したいという思いも併せて、撮影の機会をセッティングするもよう。

SNSなどで妊娠中の女性ユーザーがマタニティフォトの撮影をしてもらっている投稿を見て「こんな風にかわいくボディーペイントしてもらえるんだ!」と知り、自分もやってみたいと憧れを持つ女性もいます。また、プロのカメラマンに撮ってもらった家族写真を見て、こんなにすてきに撮ってもらえるなら自分もやってみたいと思うようになったという人も少なくありません。

マタニティフォト賛成派には、家庭で起きる出来事をその都度「記念」と捉えて、写真に残すことを大切にしている人が多い傾向が見られます。大きなお腹を抱えて過ごしたプレママの期間を乗り越え、育児という大変な時期が訪れる前に“究極の自己満足”をかなえたいと考え、プロにマタニティフォトをお願いするという人も多くいるでしょう。

マタニティフォト「反対派」の意見とは?

マタニティフォトのイメージ
マタニティフォトのイメージ

とはいえプレママ同士でも、マタニティフォトに対する温度感は一様ではないようです。一生に何度もない臨月の姿ではありますが、特に写真に残す必要はないと考える人も同じようにいます。

さらに踏み込んで「マタニティフォトは(どちらかと言えば)反対」という意見を持つ人も。マタニティフォト反対派の主張には、次のようなものがあります。

・妊娠して太ったから写真に写りたくない・大きなおなかを出して写真に映るのは恥ずかしいと思う・夫婦ともに私のマタニティ姿に別に興味がない

マタニティフォトを撮ることに抵抗を感じる心理としては、妊娠前の姿には自信があったものの妊娠期間に太ってしまいとても写真に写れるような姿ではないと感じていることが挙げられます。

ほかにも、おなかが大きくなることはわが子の成長を意味しますが「そのおなかを人に見られたいとは思わない」という人も。他の人のマタニティフォトを見てきれいだとは思ったけれど、だからと言って自分がやりたいとは思えないとの意見もありました。

マタニティフォト反対派の中には、「(モデルでもない)一般人が露出の多い姿で撮影した姿は見ていられない」と不快感を覚える人もいます。友人が突然おなかを出して写真に写っている姿をSNSのタイムラインに発見すると、共感生羞恥が働いたりびっくりしたりしてしまう気持ちも分からなくはないでしょう。

また中にはマタニティフォトを撮りたくないという以前に、そもそも自分の妊婦姿に特に興味が湧かないので写真に残すという発想もないといった意見も。

このような理由から、マタニティフォトは撮らない選択をする人が数多くいます。同時に、マタニティフォトを撮らなかった人が必ずしもフォト反対というわけでもなく、賛否どちらの意見を持つ人も含まれることは覚えておきたいポイントです。

楽しみつつも、周囲を不快にさせない配慮を

さまざまな意見がありますが、マタニティフォトを撮るか撮らないかは言うまでもなく各家庭の自由です。わが子がおなかの中で育つ特別な時間を、どのような形で記憶や記録に残すのか。その一つの選択肢がマタニティフォトです。

とはいえ家庭内で見て楽しむだけでなくSNSにアップしたり年賀状に印刷したりとなれば、知り合いや不特定多数の他者の目にさらすことになるため、注意が必要です。

それぞれの女性(もちろん男性も)が抱く感想・感情は十人十色。あまりに露出度が高い写真をSNSにアップしたり、しつこくマタニティフォトを何枚もシェアしたりすると、不快に感じる人がいるのは間違いありません。周囲への配慮を忘れずに、しかし後悔のないように、マタニティフォトを撮影する際は楽しんでください。

(岩井なな)

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