＜ゾッとした話＞「店長を出せ！」【クレーマー客】の正体は → とんでもない犯人だった──！？

接客業をしていると、クレームが起こってしまうこともあります。「店長を出せ！」というお客さんが来店したのですが、なんだか様子がおかしい……。そして、とんでもない事件に発展してしまったという話を筆者の知人から聞きました。

「店長を出せ！」という男性

これは、あるアクセサリーショップで働いていたときのお話です。

お客さんは、ほとんど女性やカップルで、たまに男性がプレゼントを選びに来店される程度でした。

ある日、60代くらいの男性が1人で来店しました。
めずらしいお客さんだな、と思っているといきなり「店長を出せ！」と強い口調で言いました。

店長が要件を聞いてみると
「先日の接客が最悪だった、どうしてくれるんだ」というのです。

ただ、60代くらいの男性1人というお客さんはかなり珍しいので目立つはずなのですが、覚えているスタッフはいませんでした。

さらに、具体的な接客の内容やスタッフ名などをたずねるも、何も答えないのです。
なんだかおかしいな、と感じました。

どうも怪しいので、店長は
「防犯カメラの映像で当日の接客したスタッフを調べますので、来店日時を教えていただけますか？」とたずねました。
実際にそんなことをできるのかはわからないけど、カマをかけたらしいのです。

すると「そこまではしなくていい」と言って、あわてて逃げて行きました。
このときは、「よくわからないけど嫌がらせかな？」とみんなで話していました。

後日、この男性が逮捕されました。

どうやら、いろんなお店でウソのクレームを入れていたそうです。
目的は、お詫びとして高価な商品を無料でもらおうとしていたとか。

別のショップで怒鳴って脅迫をしたことで、捕まったそうです。
ちなみにこの男性は、「女性だけしかいない店舗を狙っていた」と聞いて、少しゾッとしました。

ウソのクレームを入れて商品をもらおうなんて、とんでもない発想ですね。
しかも女性しかいない店舗をワザと狙っていたなんて悪質……。犯人が捕まってよかったです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：橘るい