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「風呂場に閉じ込められた」母から助けを求める電話が!思いも寄らないトラブルを解決したのは

  • 2024.1.19

10年前に父が亡くなり、1人暮らしをしている母。そんな母があるとき、風呂場に閉じ込められるというトラブルに遭遇! 冬の寒い風呂場から抜け出せない母を、家族の連携プレーで救助した体験談をご紹介します。

近所で1人暮らしをする母

結婚後、夫の職場が私の実家から近いということもあり、実家の近くに住んでいます。10年前に父が亡くなり、1人暮らしとなった母。兄弟も実家の近くに住んでいるため、私も兄弟も時々実家に顔を出すようにしていました。

母は持病もなく、足腰も元気。年齢のわりには見た目も若々しく見えて健康そのもの。そのため、母に関しては特に何も心配しておらず、健康面よりもオレオレ詐欺や空き巣など治安的なことの面で常にだまされないように言い聞かせていました。

実家で困っていたこととしては、父がいたころから、家のトイレで鍵をかけた後で時々開かなくなることがあったことです。その対策として父がトイレに小さなドライバーを常備。父が亡くなった後も、いざというときは常備してあるドライバーで鍵をこじ開けて何とか閉じ込められることなく過ごしていました。

風呂場のドアレバーが動かず母がピンチ!

トイレのドアの鍵が時々開かなくなること以外は特にトラブルのなかった実家。しかしあるとき、思いも寄らぬトラブルが起こったのです。

夫の実家に泊りがけで出かけていて、晩ごはんを食べて義両親や子どもたちとゆっくりしていたとき、私の携帯電話に母から着信がありました。こんな時間に何だろう? と思い電話に出ると、焦った様子で「どうしよう! 閉じ込められた!」と泣きそうな声で話してきました。「どこに閉じ込められたの? トイレ?」と聞くと「お風呂! 今裸なの! どうしよう、お風呂場のドアレバーが動かない!!」とかなり慌てています。

落ち着いて聞くと、ドアレバーが動かないのはお風呂ではなく、洗面所のドアのレバーだったのです。いつもなら自宅からすぐに駆け付けられるのですが、こんな日に限って今いるのは夫の実家……。兄弟に電話して、と言おうとするも、今の母の慌てようではきっとさらにあたふたしてしまうだろうと、私から兄弟に電話するよう伝え、一旦電話を切りました。そして兄弟に電話して状況を説明し、すぐに実家に駆け付けてもらいました。

動かないドアレバーに鍵の修理屋が出動

実家に駆け付けた兄弟は、お風呂場の中にいる母の様子をドアの向こうから確認。慌ててはいたものの、兄弟が駆け付けたことで少し落ち着いたようです。夫の実家にいる私と電話でやりとりしつつ、兄弟は、ドライバーでドアレバーのねじを外そうとしました。しかしドア自体が年季が入っていて古いこともあり、ねじが外れるだけでドアレバー自体はびくともせず。ドアを壊すわけにもいかず、相談して鍵の修理屋に来てもらうことにしました。

依頼の電話をして15分ほどで修理屋さんが到着。プロによると、ドアレバーを回したときに動くラッチと呼ばれる金具が、劣化によって中途半端に戻らなくなってラッチをひっかける穴に引っかかってしまい、鍵がかかってしまったような状態になっているとのこと。しかし、さすがに修理のプロ! ドアレバーを外すのに少し苦労はしたものの、20分ほどでドアレバーを外し、新しいドアレバーを取り付けてくれたそうです。

ドアが無事に開くと、ちゃんとパジャマを着た母が中にいたそうです。何もできず全裸のままで待機してたらどうしよう、と内心不安に思っていたので、その辺は安心しました。ただ、どうして母が携帯電話をお風呂まで持ち込んでいたのか? と疑問が湧きました。

後から聞いたところ、万が一具合が悪くなってしまった場合のことを考えて、トイレやお風呂には携帯電話を持ち込むようにしているそうです。もしも携帯電話を持ち込んでいなければ、どうなっていただろう……。私や兄弟が実家に行くまで気付かなかったのではないかと、後から考えるとぞっとしました。

この一件以来、母は家の中のドアレバーの穴をテープで塞いで、ドアが完全に閉まらないように対策しています。

まとめ

私と兄弟の連携プレー、そして幸い母が携帯電話を持ってお風呂に行ったため、閉じ込められた母を無事に救助することができました。

突然の思いもしないトラブルに驚きつつも、今後は同じトラブルが起こらないように対策を取り、母には家の中のどこにいても携帯電話を持っているよう言い聞かせています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

イラスト/マメ美

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著者:IWON

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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