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【西区今宿】自慢したくなるお菓子の宝石! 持ち帰りのみのカヌレ専門店

  • 2024.1.19
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こんにちは! リビングふくおか・北九州Web地域特派員のMaximです。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2024年最初のリポートは福岡市西区にある、持ち帰りのみのカヌレの専門店「cocolate(ココレート)」です。オープンの2021年6月以来、可愛らしい店構えで前を通るたび気になっていました。家族が時々買ってくるのですが、私自身お店に入るのははじめてです。

目印はカヌレに乗ったリス

最寄駅のJR筑肥線 九大学研都市駅を降りて、線路沿いを今宿方面に5分ほど歩きます。左手に今宿江ノ口(いまじゅくえのぐち)公園が見えたら、川を横切る形で左折。公園のとなりに玄洋小学校があり、道路をはさんだ小学校の向かいが「cocolate(ココレート)」です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

少しくすんだ水色がとても落ちついた雰囲気です

出典:リビングふくおか・北九州Web

よく見るとカヌレに乗ったリスが泡立て器をもっています

出典:リビングふくおか・北九州Web

大きな窓から光が入り、店内はとても柔らかい雰囲気です

レギュラー6種類と、毎月変わる1種類のカヌレ

カヌレ=茶色のイメージでしたが、赤・白・黄色...と色とりどりのカヌレが並んでいます。「cocolate(ココレート)」では常時6種類(ボルドー、ショコラ、オランジェ、カフェラテ、抹茶、アールグレイ)のカヌレと、アーモンドやクルミの入ったクロッカン(メレンゲクッキー)、そして月ごとに変わるカヌレを1種類を作っています。1月のカヌレは「黒ごまカヌレ」です。毎月変わるカヌレを楽しみにしているお客さんも多いそうです。予約や取り置きも可能で、通信販売もあります。

この日は店頭になかったのですが、糸島市の珈琲店 SAZANAMi(さざなみ)のドリップ珈琲も扱っています。そちらはカヌレに合う珈琲として、特別にお店が作ってくれたものだそうです。カヌレに合う珈琲、とっても気になるので次回購入してみようと思います。

出典:リビングふくおか・北九州Web

左からボルドー、ショコラ、オランジェ

出典:リビングふくおか・北九州Web

左からカフェラテ、抹茶、アールグレイ

出典:リビングふくおか・北九州Web

1月のカヌレは”黒ごまカヌレ”です

出典:リビングふくおか・北九州Web

クロッカン(メレンゲクッキー)の左にはカヌレの型が

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レギュラー6種類のメニューです

目移りしつつ、「ショコラ(300円)」「カフェラテ(300円)」「抹茶(300円)」「アールグレイ(300円)」(すべて税込)の4つを選びました。ショコラは甘くて食べやすいので、お子さんにも人気だとか。カヌレの日持ちは常温だと翌日まで、冷凍すると10日程だそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

天然素材で作った石鹸も販売しています

外側はカリッ、中はなめらか

あまりの可愛らしさに、お腹におさまる前に写真におさめました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

上から見るとまるで宝石のよう(左からショコラ、アールグレイ、カフェラテ、抹茶)

撮ったあと、アールグレイのカヌレを早速頂きました。cocolate(ココレート)では最初に高温で短時間焼いてから中温でじっくり長時間焼いているため、外がカリッと中がトロッとしています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

半分にカットするとアールグレイの香りがふんわり漂いました

カヌレに合わせて、アールグレイの紅茶といっしょに頂きました。カヌレ自体はちいさいお菓子ですが、外のカリカリが噛みごたえがあって1個でも満足感があります。いただく前からアールグレイの香りがお皿から立ちのぼってきて、視覚と嗅覚を楽しませてくれます。外側の香ばしさと歯応え、そしてババロアを思わせるなめらかな中身が相まって贅沢なティータイムになりました。

一日おくと、また違った食感に

購入した翌日、抹茶のカヌレをパンフレットのとおりに焼いてみました。「2分程焼いて、冷めるまで待つ」と書いてありましたが我が家にはオーブントースターがないので、半分に切ってからコンロでホイルをかぶせて焼きました。アールグレイと同様、切ったときに抹茶の香りがふわっと漂います。ああ、もう食べてしまいたい。

出典:リビングふくおか・北九州Web

漆器にのせると和菓子にも見えます

食べるのを我慢して焼いてみましたが、一日経ったカヌレもまた美味です。時間が経つとカリッとした外側はだんだん柔らかくなるのですが、外側はたしかに昨日よりもちっとしており、ねっとりしていた中身はすこし軽くなってパウンドケーキのような柔らかさでした。口に入れると昨日よりも全体的にふんわりとした食感です。歯のよわい方やちいさなお子さんにもおすすめの食べ方です。

カヌレに探究心をくすぐられて

以前カヌレの作り方をしらべたことがあるのですが、生地を半日以上寝かせる必要があったり、レシピによっては蜜蝋(みつろう)をオーブンで溶かしてから型に塗ったりと、手間も時間もかかるお菓子なんですよね。

そんなハードルの高そうなカヌレのお店を開こうと思われたきっかけは何だったのか、店主の藤原 亜紀(ふじわら あき)さんにお尋ねしたところ「初めて焼いてみたら美味しくできました」とのお返事が返ってきました。ただ、そこからお店で売るようなきれいな型ができるまでは試行錯誤されたそうです。業務用のオーブンとはちがい、家庭用のオーブンでは一気に高温にならず、温度も安定しないのだとか。カヌレの外側の溝や、底を平らに焼き上げるのも非常にむずかしかったそうです。

「きれいな形に焼き上げるのがむずかしい分、工夫のしがいがありました。月替わりの味をかんがえるのも楽しいです」と藤原さん。カヌレの型には大きさや溝、材質など様々なものがあり、型を集めるのもお好きだそうです。そんな藤原さんのおすすめは、オランジェのカヌレ。「カヌレは果実との相性もよく、以前販売したブルーベリーのカヌレは男性のお客さんにも好評でした。去年の夏に作ったアイスカヌレ(中にアイスの入ったカヌレ)も好評で、10月まで販売を延長しました」とのこと。シューアイスならぬアイスカヌレ、美味しそう!

出典:リビングふくおか・北九州Web

店主の藤原 亜紀(ふじわら あき)さん

店頭のメニューに「フランスのボルドーの伝統菓子」とあり、ボルドーと言えばワインのイメージがあったのですが、藤原さんに「赤ワインを造るときに卵白を大量に使うため、あまった卵黄で修道院で作られたのがカヌレの始まりです」と教わっておどろきました。

カヌレは大人のお菓子と思っていましたが、ちいさいお子さんから大人まで幅広い年代のお客さんが買いに来られるそうです。「通りをはさんだ向かいには小学校もあるので、下校中の小学生が窓からお店を興味津々でのぞいていくこともあります」と藤原さん。想像したらとっても可愛いですよね。

見た目、匂い、食感と五感をくすぐるカヌレ、皆さまもぜひティータイムにいかがですか?

出典:リビングふくおか・北九州Web
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