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「束縛がやめられない…」彼氏が萎える「激重女性の傾向と改善策」

  • 2024.1.18

「恋愛激重女子」とは、仕事や友人関係では普通の女性なのに、いざ恋愛という心を許した関係になると、メンヘラ化したり、束縛が激しくなったりと、激重な行動をし出す女性です。こうした二面性はなぜ起きるのか、そしてクセはどうやったら治るのかを解説します。

恋愛すると「激重女子」になってしまう! やっかいなクセの治し方

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 248

普段は全然メンヘラでもない普通の女性なのに、恋愛や、恋愛の予感がするシーンに遭遇すると、激重なメンタルになってしまう女性がいます。例えば、仕事や友達関係はいたって普通なのに、彼に対してだけ物凄く束縛がきつくなってしまうなどです。
こうした激重女性は、当然彼氏を疲れさせ、幸せな関係からは遠い恋愛を繰り返してしまいます。解決策は自分の激重な性格を変えることですが、でもどうやって変えていったらいいか分からない方もいるでしょう。
今回は、恋愛で激重女子になってしまう自分を脱するためのアプローチ方法をご紹介します。

恋愛限定の激重女子に共通する性格

恋愛限定で激重になる女性にはどんな特徴があるか、まず3つ解説します。

一見すると普通なのに、付き合った彼にだけ態度が変わってしまう

恋愛激重女子の特徴として、「心を許した相手に対する態度だけ違う」ことが挙げられます。その1つが、彼に対してのみ束縛が強かったり、感情的になりすぎたりする傾向があります。こうした女性は、そもそも思い込みとして「心を許した相手はどんな私も受け止めるべき」などの、誤った思い込みや期待をしている傾向があります。
まずはこのやっかいな思い込みが自分にないか、振り返ってみましょう。

恋愛中は“3歳児メンタル”になってしまう

恋愛のみ激重になる女性というのは、そもそも外面と本音を使い分けている傾向があります。そして本当の顔は、幼くてわがままで、不安や孤独でいっぱい…なんて傾向があります。
それを恋愛中に発揮するため、彼にとって大きな負担となる振る舞いに繋がります。
“3歳児メンタル”と表現しましたが、まさに物事の分別がつかない3歳なみのワガママや感情の起伏を発揮するのが、激重女子の特徴です。

お酒が入ると男性との距離感がおかしくなる

恋愛激重女子の本音の顔が覗く瞬間の1つに、お酒が入って警戒心が緩む瞬間があります。
過去ヒアリングした事例では、恋愛対象の男性とお酒を飲むと、気が緩んで面倒臭い自分が出てしまうことが多かったです。そして一夜の過ちを犯すケースも多く聞きました。

こうした弱点があなたにはあるでしょうか。後述しますが、これは心を許した異性との心の距離感のバグりによる弊害です。お酒を飲むとよくやらかしてしまう女性は、ちょっと立ち止まって自分を振り返りましょう。

改善策 心の距離を意識する

恋愛すると激重な女性になってしまう特徴が分かってきたら、それを改善する方法も合わせて知っていってください。最初にご紹介するのは、“心の距離”を意識的に取り直すというアプローチです。
心理学では、これをバウンダリーと呼び、相手と自分の境界線の意味があります。

人は誰しも、相手によって心と体の境界線を無意識に引いているのですが、恋愛激重な女性の場合、「恋愛対象の男性」との境界線が、極端に近い傾向があります。
極端に境界線が近いと「私の全部を受け止めて」といった過剰な期待になったり、「あなたの全部を知りたい」などの精神的な距離を無視した束縛に繋がったりします。

恋愛関係の相手とは、確かに一般的な人間関係よりも近い間柄なのは間違いありません。だからといって、「全部」を受け止めてもらおうとしたり、把握したいと願ったりするのは違います。人それぞれ心地よさの距離は異なるため、この点は吟味する必要があります。

まずはご自身が、彼氏や彼氏候補に求める距離感がどんなものか、改めて振り返ってみてください。そして近すぎるものがあれば、意識的に踏み込みすぎないよう距離を取るようにしてみましょう。

改善策 「嫌われたかも」という不安感の大きさを意識する

人間誰だって嫌われるのは避けたいものです。それは当然の心理ですが、恋愛激重な女性の場合、嫌われるかもしれないことに対する恐怖心が、一般的な女性よりも大きい傾向があります。そうした心が土台となって恋愛をしているので、過度な期待や束縛、情緒不安などの異常な振る舞いに繋がっていきます。

こうした問題はまず、自分の「嫌われ不安」の大きさに気づくことから始めるとよいでしょう。自分はどんなときに不安になるのか。どんなときに相手に寄りかかってしまうのか。どんなタイミングだと被害妄想が爆発して束縛したくなるのかなど、まずは把握していきましょう。

改善策 自分の激重パターンを把握する

以前取材した激重から回復した女性は、自分の取説を細かく持つことで、暴走を自分で気づき、正常な恋愛ができるように行動を変えていくことができたと話してくれました。

例えば、「彼に疑いが爆発する瞬間はどんなときか」「自分が失敗したと思う行動を取るケースはどんなときか」「不安感で心が埋め尽くされるタイミング」などを細かく言語化します。

またそうしたタイミングでよくない振る舞いを避けるために、どんな行動を取ると回避に有効だったかも、合わせて言葉としてメモを取るのです。

  • お酒が入ると、彼に日頃の不満をぶちまけたくなるお酒が入ったタイミングでは彼とLINEや電話はしない。お酒はできれば2杯までに留める。

などのルールを決めて、自分を律していくイメージです。

こうした言語化の繰り返しをすると、だんだんと自分の取説ができあがり、暴走行動にも敏感になるし、彼との間でやらかす前に自分で気づき、行動を意識して変えることができます。

これは続けることで、自分が今どんな状態かに気づく力を高める効果があるため、恋愛以外でも有効です。また失敗したときも、そのときの気持ちや行動をしっかり記録すると、次の失敗回避に繋がります。

性格は1日では変えることはできませんが、こうした振り返りは確実にあなたをよい方向へと導いてくれます。ぜひできる範囲で試してみてください。

恋愛のみ激重になる性格は、意識して把握し変えることで、確実に良い方向へ整えることが可能です。彼との恋愛でやらかしては反省することが多い女性は、できる範囲で改善を重ねていってください。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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