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「無限に使えるのでは?」警視庁が推す“傘を長持ちさせる方法”簡単なのにSNSで高評価

  • 2024.1.23
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傘って何本持ってる?

たくさんはいらないよね?
たくさんはいらないよね?

長年使用している、お気に入りの傘を持っているという方も多いのではないでしょうか。特に高価な物やプレゼントでもらった物ならば、これからも長きにわたり使用していきたいですよね。そんな人にとって悩みの種となるのが、長期間の使用による撥水性能の低下……。今回は、簡単ひと手間で傘の撥水力を回復させる方法を解説していきます。

「ウェザーニューズ」が2022年5月、全国のべ9万259人を対象に行った調査「傘調査2022」によると、傘の所有本数の全国平均は、4.2本という結果でした。都道府県別に見ると、トップは奈良県(5.6本)、次いで神奈川県(5.0本)、東京都(4.9本)、大阪府(4.8本)と、大都市周辺の都府県が上位にランクインしていることがわかります。

ふだん使ってる傘の値段の調査(一本あたり)を全国9501人の回答から中央値は1500円という結果でした。1000円以内という回答が48%、その一方で、約1割が4000円以上の傘を利用しいると回答しました。参考に、都道府県別の平均値を見ると、1位は徳島県の2636円、次いで東京都が2508円、大阪府2465円、神奈川県が2454円、千葉県2399円となり、大都市を含む都府県が上位となりました。

傘といっても、安価に購入できる傘といえば、ビニール傘。外出先の急な雨で購入することも多いでしょう。所持している傘の中のビニール傘の割合はどれほどでしょうか。

「あなたはビニール傘を全部で何本持っていますか?」という質問に対し、全国9858人から寄せられた回答結果は、ビニール傘の所有数は全国平均で1.6本でした。「0本」が3割を超える一方、複数所持している人が4割おり、1本も持っていない人と複数持っている人と2極化している現状がうかがえます。さらに都道府県別に見ると、トップは東京都(2.0本)、次いで栃木県、千葉県、神奈川県、京都府(1.9本)と、大都市周辺の都府県が上位でした。

警視庁の公式Xが紹介した「傘を長持ちさせる方法」とは

デザイン性の高いビニール傘が登場していますが、気に入った柄や機能性を付したお気に入りの傘を大事に使っている人も多いでしょうl。紛失などの事故が起こらない限りできるだけ長く使いたいもの。雨傘の寿命について、一般的な雨傘だけでなく折りたたみ傘も含め、日本洋傘振興協(JUPA)による基準で定められており、そのJUPA基準で定められた傘の寿命は3~4年ほどとされています。

傘を長く使う条件として「撥水(はっすい)」加工の性能は無視できないでしょう。

傘の撥水加工は、表面をフッ素樹脂でコーティングするのが一般的。フッ素樹脂はフライパンのコーティングなどにも使われる樹脂で、非常に滑りやすい性質を持っています。フライパンのコーティングと同じフッ素樹脂が使われているなんて驚きですよね。

しかしフッ素樹脂は皮脂などの油汚れで劣化しやすいので、長年の使用によって本来の撥水性能を発揮できなくなっていきます。

そんな時に役立つ回復方法の1つが、ドライヤーの温風を当てること。フッ素樹脂コーティングは熱を加えることで元の状態に戻るという性質を持つため、ドライヤーで熱を加えれば性能をある程度取り戻せるのです。具体的な手順は、傘から数cm~10cm程度離した距離から温風を数十秒程度当てるだけ。その効果は抜群で、「警視庁警備部災害対策課」が公式Xで紹介するほどです。

熱を加えるという意味ではアイロンを当てるのも有効な手段の1つで、弱~中設定のアイロンを布越しに当てるだけで撥水性能が回復します。ちなみにドライヤーもアイロンも温度が高すぎたり当てる時間が長すぎると、傘の繊維自体を痛める恐れがあるため注意しましょう。

もちろん、市販の防水スプレーを使うのも効果的な回復方法です。乾燥させる必要があるためドライヤーやアイロンに比べると手軽さは劣るものの、高い撥水効果が期待できます。これまで紹介した3つの方法はいずれも傘以外にも効果があるため、フッ素樹脂コーティングを施した物に積極的に試してみると良いでしょう。

今回紹介した傘の撥水力回復方法はかなり好評なようで、ネット上でも「本当に撥水性が回復してビックリ!」「これを繰り返して無限に使う予定」といった声が見られました。傘の買い替え頻度を減らしたい方やお気に入りの雨具を長く使いたい方は、すぐにでも試してみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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