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父親に頭を下げさせました… 不倫で転職先の職場を崩壊させた「20代女性の重罪」【後編】

  • 2024.1.17

彩実さん(仮名・28歳)は、叔父が重役を務める企業にツテで入社したのち、配属先の上司と不倫に堕ちてしまったそう。やがて自分が重役の姪であることが上司に知られてしまい、上司から別れをほのめかされてしまいます。しかし別れる気のなかった彩実さんは、強引に関係を続けさせました。さらに上司だけではなく、取引先の男性にも興味を持ってしまったそうで…。その後、状況はどう変化していったのでしょうか。

取引先の相手とも関係を持ち…

「上司と不倫関係を続けながらも、気になる男性がもう一人現れました。彼は、職場に出入りしている取引先の若い男性。名前は濱野さん(仮名)と言い、私の1歳上で背が高くてイケメン。最初のうちは会釈する程度でしたが、少しずつ会話するようになりました。
そこで私は、わざと叔父の名前を出してみました。珍しい名字なので、相手は親族だと気付くわけです。向こうにとって、私とつながるのはプラスでしかないので、連絡先を交換するまでスムーズでしたね。すぐに二人で食事に出かけるようになり、関係を持つまでにも時間はかかりませんでした」

不倫相手との別れ

「濱野さんには長く付き合っている彼女がいたので、私たちは割り切った関係として付き合っていました。そんな日々を続けていると、上司から“やはり別れたほうがいいのでは…”と深刻に訴えられました。恩人である叔父の姪に手を出してしまったことについて、相当悩んでいたようです。
そのとき、私はすでに濱野さんに夢中だったので、ちょっと悩んだふりをしながら“そうだね”と別れを受け入れました。上司はホッとしたようでしたが、そのまますんなりとは終わらなかったのです…」

上司の妻からの密告

「別れた数日後、上司から“妻に気付かれた”と言われました。実は以前から、私たちの関係を上司の妻が疑っていたようなのです。とはいえ、すでに終わった関係なので、今バレたところでどうにもならないだろうと高をくくっていました。しかし、上司の妻が会社に報告を入れていて、私は人事に呼び出されてしまったのです。
会議室に入ると、重苦しい表情の社員二人が待っていて、上司との関係について問われました。もう嘘をつくわけにもいかず、不倫の事実を認めるしかありません。私と上司の不倫の話は、重役である叔父の耳にも入ったようで、さらに私の両親にも報告が届きました」

職場からは自主退社を促されて…

「父親は何も言いませんでしたが、母親からは叱責を受けました。そのときに初めて、私がコネ入社できたまでの経緯を聞かされました。
もともと父親と叔父はそりが合わず、あまり仲が良くなかったようです。ですが父は、私が良い会社で仕事に就けるようにと、叔父に頭を下げてくれたそう。そこまでしてくれた父への恩を、私は仇で返す形となってしまったわけです。
そして、私が不倫をしたせいで、父親は再び叔父に頭を下げなければいけない状況となってしまいました。ようやく私は、自分のおかした罪の重さを実感したのです…。
職場からは自主退社を促され、受け入れるしかありませんでした。不倫関係にあった上司は別部署へ異動することに。濱野さんは、もう私と付き合うメリットがなくなったので疎遠になりました。父親は私を責めることはしませんが、それが余計に心苦しかったです。今は小さな会社に就職し、地道に頑張っています」

重役の姪ということで、自分に力があるように過信してしまったところもあるのかもしれません。これから地道に働き、失った信頼を取り戻していくしかないでしょう。

©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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