姑「アナタはうちの娘よ」と言いつつ【トイレ掃除】を命令！？ → 嫁が"最強ワード"で反撃する──！

結婚するということは、相手の家族と家族になるということ。筆者の知人Aさんも結婚したときに「あなたはうちの娘なんだからーー」と言われたそうです。しかし、うちの娘の意味するところはこき使い要員で……？ Aさんから聞いた話をご紹介します。

姑の口癖「本当の娘のつもりでーー」

Aさんは結婚6年目の主婦。結婚当初、姑に「本当の娘だと思ってる」と言われたときには嬉しく感じたものですが、現在はその気持ちは消え去っています。

なぜなら、姑の言う本当の娘とは、気を遣わずにこき使ってあげるという意味だからです。ある日もAさんは姑から呼び出され、本当の娘のつもりで他人には見せられないようなトイレの汚れを掃除させられていました。

Aさんは最初に良い嫁を演じてしまったばっかりに、いつも都合良く呼び出されこき使われてしまっているのでした。

ある日、また姑に呼び出され重いものの買い出しをさせられているとき、Aさんの中で何かがプツリと切れる音がしました。

我慢の限界を迎えたAさんは、もう「本当の娘」だと甘い言葉を言われてこき使われるのはやめにしようと決意しました。

良い嫁を演じるのはもう終了です。だって、Aさんは所詮嫁いできた女で本当の娘ではありません。

堪忍袋の緒が切れたAさんは、すべての手伝いを放棄することにしました。

すると姑は「本当の娘だと思って頼りにしてたのに……」と泣き落としにかかります。ですが、Aさんは負けません。

「本当の娘さんは全然手伝いしてませんよね？私も本当の娘さんの真似させてもらいました」

実は夫には姉がいるのですが、未婚で実家ぐらしのニートです。理由があってのことかもしれませんが、毎日手伝いもせずにぐうたら暮らすだけ。Aさんは義姉の真似をしただけなのです。

義姉のことを言われた姑は、Aさんに対しもう何も言い返すことができませんでした。

そして、「本当の娘だと思ってーー」とAさんに言うこともなくなったのです。今ではたまに実家に行くと、義姉が手伝わされている現場に遭遇することも。

姑もAさんの発言に思うところがあったのでしょう。嫁ではなくリアル娘を育て直すことにしたようです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶