1. トップ
  2. おでかけ
  3. 圏外旅行はもうできない? ネット断ちして自分を取り戻す旅の方法

圏外旅行はもうできない? ネット断ちして自分を取り戻す旅の方法

  • 2024.1.17

【2024年1月17日更新】今はどこでもネットが通じ、圏外旅行をするのは難しい時代なのかもしれません。しかし、常にネットから情報を得る生活を続けていると、野生の勘のようなものが鈍り、情報過多で疲れ切ってしまうことも。今回は無理をしない程度にネット断ちをして、自分を取り戻す旅の方法についてご紹介します。

5年くらい前までは、ネットが普及していない場所に「圏外旅行」をしている人がいました。しかし、今日ではモロッコの砂漠やアフリカの僻地でも、インターネットが通じるとか。もう圏外旅行をするのは難しい時代なのかもしれませんね。ですが、常にネットから情報を得る生活を続けていると、野生の勘のようなものが鈍り、情報過多で疲れ切ってしまうことも。そこで無理をしない程度にネット断ちをして、自分を取り戻す旅の方法についてご紹介します。

海外旅行でwifiをレンタルor購入しない

海外旅行に行く際、渡航先の国で使えるwifiをレンタルしたり、購入する人もいるでしょう。しかし、渡航先でネットに夢中になるのは非常にもったいないです。海外に行ってまで日本の情報を仕入れても、解放感が半減し、疲れるだけだと思います。そのため、あえてwifiをレンタル&購入しないで、海外旅行を楽しむのもひとつの手でしょう。

往路では空港を大いに楽しむ

空港で飛行機に搭乗するまでの待ち時間やトランジットする際の空き時間に、スマホを見てばかりいるのは損です。普段、ビジネスで空港を使用している人ならわかりますが、プライベートで旅行する場合は、空港は非日常の空間です。空港にあるショップを訪れたり、展望デッキで飛行機の発着を眺めて、大いに待ち時間を楽しみましょう。「今から旅に出るんだ」という気持ちが強くなり、テンションが高まりますよ。これをするだけでも、だいぶネットデトックスできます。

SIMフリーのスマホを持っていても、現地であえてSIMを購入しない

現地でSIMカードやeSIMを購入して、スマホを使っている旅行者も多いと思います。確かにSIMカードは空港などで安く購入できて便利です。ですが、ネット断ちして、海外を思い切り楽しみたいのなら、現地でSIMカードを購入しないのもアリだと思います。ネット環境をなくすのは不安かもしれませんが、いざやってみると、ものすごい解放感があり、普段、どれだけ自分がネットに毒されていたのかわかります。

現地のホテルやカフェのwifiのみ使用

とはいえ、まったくネットにアクセスしないのは不安、という人も多いのではないでしょうか。そんな人は、現地のホテルやカフェのwifiのみ使用するといいかもしれません。そこで現地情報を調べて、メモするのです。その際も、スマホのメモ帳は使わず、ノートなどに手書きすると◎。騙されたと思ってやってみて欲しいのですが、手書きのメモを見ながら、海外の街を歩くのは、スマホを見ながら歩くよりも、旅情緒を感じて、良い思い出になります。

目的地に徒歩で向かう際は、スマホではなく地図を頼りに歩いてみる

渡航先で観光地やお店に向かう際、スマホの地図(グーグルマップなど)を頼りに目的地に向かう人は多いでしょう。現在地を正確に把握でき、目的地までの距離もわかるグーグルマップは優秀です。ですが、冒険心が削がれてしまうのは筆者だけでしょうか? 冒険心は「実際に行ってみないとわからない」という不安とワクワクの中間のような気持ちから生まれるものだと思うのです。

そのため、現地の地図を宿などで入手し、スマホに頼らずに徒歩で目的地に行ってみるのもいいでしょう。途中「この道で合っているのかな?」と不安になることもありますが、目的地にたどり着くまでに、迷い込んだ場所で素敵な人や光景に出会えることも多々ありますよ。また地図のみで目的地にたどり着けたという小さな自信にもつながります。

最新版のガイドブックを見て、訪れる観光スポットやレストランを決める

筆者は旅行をする際、必ず最新版の『地球の歩き方』を購入します。ネット環境さえあれば現地でも簡単に観光スポットやレストランを調べることができますが、何だか味気ないのです。それに『地球の歩き方』には、簡単な公用語の単語、気温、宗教、習慣など、一冊の中に多くの現地情報が載っていて、助かります。ネット断ちをしたいのなら『地球の歩き方』などのガイドブックに載っている情報を見て、観光する場所や行くレストランを決めるのもいいでしょう。

グーグル翻訳やアプリを使わずボディーランゲージや片言の言葉で伝えてみる

「現地の公用語が話せないから、グーグル翻訳やアプリを使えばいいや」と思って旅行をすると、まったく現地の言葉を覚えないまま旅行が終了することがあります。言語の違いを肌で感じることも、旅の醍醐味のひとつではないでしょうか。言葉に自信がなかったとしても、片言の言葉で伝えてみたり、それでもダメならボディーランゲージをしたり、絵を描いて伝えてみると、案外楽しいです。「伝えようと頑張っているんだな」ということは、どの国の人も察してくれますので、助けてもらえたり、親切にされる機会も増えますよ。

旅行中のSNSの更新はやめる

最近はインスタグラムなどで旅行中の様子を投稿する人も増えましたよね。しかし、写真家やインスタグラマーなど、それを仕事にしている人でないのなら、旅先でSNSを更新するのは時間がもったいないです。ただでさえ、旅先での時間は限られているのですから・・・。

セキュリティ面を考えても、海外でSNSを更新するのは危険です。一人暮らしの場合、空き巣に狙われることもあるのでご注意を。

観光地でスマホのカメラを使用しない

今はどの観光地に行っても、スマホで写真を撮影している人を見かけます。しかし、レンズ越しの世界ばかり見ていると、疲れませんか? はるばる訪れた旅行先の景色は、両目にしっかりと焼き付けておきたいですよね。そのため、あえて観光地ではスマホのカメラを使用しないことをおすすめします。手軽に撮影できるスマホのカメラだと、必要以上の枚数を撮影していて、帰国後、かなりの枚数の写真を削除する、なんてことも。またスマホで撮影した画像だと、すぐにSNSにアップしたい衝動に駆られることもあります。

どうしても記念写真や動画を撮影したい場合は、Goproやミラーレスカメラなどを使用して、とっておきの何枚か、何動画かを撮影するといいかもしれませんね。

ネットの中ではなく、現地で会った人とのコミュニケーションに集中する

これはネットの一番の弊害だと思うのですが、ネットばかりしていると、現地で出会った人たちとコミュニケーションを取る回数が減ってしまいます。異文化に触れるため、非日常を味わうために旅行しているのなら、ネットの中で馴れ合った人たちではなく、現地で出会った人たちと積極的にコミュニケーションを取りましょう。目の前にいる人とのコミュニケーションを大事にすることで、より旅行を楽しむことができますよ。

今回、旅行のネット断ちについて書いたのは、筆者自身が海外旅行をした際、ネット断ちをして「本来の自分」に戻れたからです。普段、ネットにどれだけ頼り、影響を受けていたのかわかりました。またネットの情報にできるだけ頼らずに旅行することで、自分のキャパシティや語学力、知識量なども知ることができましたよ。

[All photos by Shutterstock.com]

 

 

元記事で読む
の記事をもっとみる