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目指すは中学受験? 子どもが勉強に興味をもつ「環境づくり」のコツ

  • 2016.1.29
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【ママからのご相談】

来年から小学生になります。実は、私立小学校受験をしたのですが第一希望の学校に落ちてしまいました。

中学受験に向けて、また心新たに頑張っていこうと思っています。でも、 そもそも子どもが前向きに勉強に取り組んでくれなければ意味がないように思います。

どうすればいいでしょうか。

●A. 子どもが自分から興味をもって勉強するようになるアイデアをご紹介します。

こんにちは。ライターのakiです。

小学生になると、幼稚園とは違って本格的な学習環境になります。

気負う必要はありませんが、日常の中での習慣として前向きに興味をもって勉強に取り組めるようになるとベストですよね。

今回はそんなときにおすすめの勉強法を紹介します。

●勉強は短時間で

効果のある勉強には原則があります。

・短時間ですませること

・心を込めて、一生懸命やること

・毎日やること

だそうです。長い時間、だらだらやっていても効果がないのは想像できますよね。

計算ドリルや漢字テスト、英語のリスニングなど短い時間でいいので毎日やる ことで抜群の効果が出てくるそうです。

短く丁寧に学習することで、集中力もついてきそうですね。

●最初の目標設定は低く着実にできることを

大きな夢や目標をもつことは大切なことですが、いきなり高望みしてもいい効果が生まれません。

あくまでも今できることを視野に入れ、目標設定は低くていいのです。

たとえばイチロー選手は、まず毎試合ヒットを打つことだけを目標にしていたそうです。

黙々とその目標を達成していくと、いつのまにか大きな偉業になっていたのは周知の通りです。

私たちの勉強も一緒です。薄いドリルを完璧にやる、毎日10題だけやる、基本問題をやるなど着実にできることをやっていくと実力はついていきます 。

まずはコツコツと長続きをさせることで大きな力へと結びついていくのです。

●台所で学ぶ

台所で学ぶとは、暮らしの中で数や量を教える という意味です。

家に帰ってすぐに机に向かうお子さんは少ないです。その代わりにお料理を手伝わせてみるのです。

液体や粉末の調味料をはかりながら目盛りの読み方を覚えたり、液体が固体になる様子、酸化する様子、甘い、すっぱい、しょっぱいなどの感覚を学ぶ。

こうしたことを家庭でやっている子どもは学校の授業の理解度も早いそうです。

机上のドリルだけではない柔軟な脳のトレーニングも必要なのです。

●好きなことを伸ばす

まずは、好きな科目を伸ばしましょう。好きな科目があれば、とことんそれをさせるのです。

親としては、苦手科目をなんとかしたいと思われるかもしれませんが、まずは得意科目で自信をつけさせる のです。

得意科目をたくさんやるうちに、勉強のやり方のコツや要領なども体得していくことができるのです。

●文化(音楽、博物館、旅行など)に触れる

ある進学塾の成績上位者の共通点は“体験豊富” なお子様でした。

旅行を通して地理や歴史を学んだり、自分で作ったみそ汁のしょっぱさから食塩水の濃度を考えたり、体験から知識を学んでいく子は頭の活性化が強いのです。

日常生活でどうしてだろうと疑問をもったり自分で何かを感じたりできる子が、いち早く頭のいい子になっていくそうです。

家族で旅行したり、音楽会に行ったり、野外で遊んだり一緒にニュースを見たり。

何かを考えていくきっかけのある生活が子どもにいい影響を与えそうです。

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以上です。

勉強をする習慣を身につけねばと意気込むよりも、毎日少しずつ着実にやっていたら、いつの間にか勉強の習慣が身についていた……。それが理想ですよね。

どうぞ、これらの方法を試してストレスのない勉強癖をつけてみてください。

【参考文献】

・『お金をかけずに「できる子」を育てる どんどん賢くなる88の習慣』杉山由美子・著

●ライター/aki(中高英語教員)

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