アナタはどう？幸せそうな人が「していない」たった3つのコト

あなたの周りにも、“いつも楽しそうな人”はいませんか？ そんな人をみると、ついつい羨ましくなってしまいますよね。しかし、幸せそうな人をよく観察してみると、彼女たちには共通の思考法があることがわかります。

そこで今回は、心理カウンセラーの筆者が、今しんどい人にこそ知ってほしい“幸せになるための思考法”をご紹介します。

 

■幸せそうな人が「していない」コト3つ

（1）嫌な出来事を「ツライ」と捉えない

実は幸せそうに生きている人が、いつも恵まれた環境のもとに生まれてきているかというと、必ずしもそうとも言いきれません。人知れず深い悩みを胸に抱えて毎日を過ごしていることもあります。しかし、何か大変なことや悲惨なことが起こっても、その状況を“開き直っておもしろがることができる”ため幸せなのです。

（2）ダラダラ悩まない

幸せそうな人は、長い間落ち込んでいてもイイことはあまりないと体験から学び取っています。だから、何か問題が起こっても立ち直りが早いのです。

（3）悲劇のヒロインにならない

自分に起きたことを人のせいにせず、“自らのこと”として引き受けていきます。だから、現実と向き合うことができ、ツライ状況を乗り越えていくことができるのです。

 

■知らなきゃ損！「幸せになれる思考法」3つ

とはいえ、なかなか幸せそうな人のように物事をとらえることは難しいですよね？ そんな人に試してほしい、苦境に立たされたときの発想の転換法を3つご紹介します。

（1）短所を長所に置き換える

たとえば、“せっかち”という短所を持った人は、落ち着きがなくて色んな所に視線がいっています。逆に言えば、“たくさんの情報を手に入れることができる”という長所の持ち主でもあるのです。

こんな風に、今日から自分の短所を長所に置き換えて捉えてみてください。それだけで背筋が伸びて、心の根底に自信が育ちはじめます。

（2）嫌な出来事は「幸せへの通過点」だと捉える

ツライ思いをして離婚に至った人も、その後でとても素晴らしい再婚相手を見つければ“やっぱりあの離婚は正解だった”ということになりますね。

嫌な出来事はハッピーなゴールへの通過点と捉えれば、多くを学び取るチャンスになります。出来事のその時点ばかりに注目せずに、時間の流れの中で捉えていく思考法です。

（3）今しか楽しめないことを探す

3つ目は、試練が“あまりにも辛いとき”の発想転換です。もしまさに今、苦しみの中に居るのなら、「今しか楽しめないことって何だろう」と考えてみてください。

仕事で嫌なプロジェクトに参加しなければならないときも、「これに参加して得られるものって何だろう」と考えてみるのです。

あるいは毎月の生活費のやりくりが大変で暗い気持ちになるときも、「こんなときぐらいしか楽しめない節約法って何だろう」という発想をもってみます。自分でアイデアが見つからなくてもネットで調べてみるという手もあるし、図書館で節約についての本を探すことだってできますよね。

 

いかがでしたか？ こう考えてみると、落ち込んだり悩んだりしているときって、出来事は表裏一体なのに一面しか見えていないということがわかります。悲観的な視点に固執せず、“ちょっと引いて眺めてみて”どうか少し楽な気持ちで大変な時期を乗り越えてくださいね。

【著者略歴】

※ 波登かおり・・・チャージアップ代表・心理カウンセラー 1999年資格取得後事務所設立。後に波登カウンセリング学院・有限会社チャージアップ設立。2004年『チャージ療法』『チャージング』を発案、商標登録。『自己肯定観、人間関係プログラム』を確立。後にカウンセラー養成や派遣業務を経て、現在は個人事業として活動中。講演・執筆を通し「自分の元気の作り方」を提案している。講演は民間企業を始め、経済産業省、国土交通省、全国の商工会、大学や保育園など。著書に『ココロ磨き』ポプラ社、『1分間元気チャージ』幻冬舎。

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