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ド迫力アクションやヒューマンドラマなど、人生を豊かにしてくれる作品4選【This Month’s 4 Movies】

  • 2024.1.17

【This Month’s 4 Movies】今月要チェックの映画を4本ご紹介!写真を見てインスピレーションで選んでみてね。

1 『哀れなるものたち』

自ら命を絶った女性ベラが胎児の脳を移植されて蘇生。やがて自分自身の視点で世界を見ようと旅に出る。食、セックス、貧富……。その奔放な“初体験”は道徳に反しているのだが、じつは女性の自由と平等を謳っていることに、喝采。鬼才ヨルゴス・ランティモス監督の奇妙で美しい世界観と容赦ない人間描写に最後まで目が離せない。ベラ役のエマ・ストーンにはアカデミー賞主演女優賞をぜひ!

story:外科医(W・デフォー)は、自ら命を絶った女性ベラ(E・ストーン) に彼女が身ごもった胎児の脳を移植し、蘇生させた。やがて性の快感を知ったベラは「世界を自分の目でみたい」という欲望にかられ、放蕩者の弁護士ダンカン(M・ラファロ)と旅に出る。

監督:ヨルゴス・ランティモス/出演:エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーク・ラファロ ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:2024年1月26日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

© 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.


2 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

難関ミッションをクリアしてきた最強軍団が暴れまくる『エクスペンダブルズ』シリーズ第4弾。S・スタローンが演じるバーニーからリーダーをバトンタッチされて奮起するクリスマスことJ・ステイサムの捨て身アクションは、やっぱりお見事。CIA捜査官にM・フォックスや『ザ・レイド』シリーズのI・ウワイスが参戦し、相変わらずのド派手アクションも炸裂。その迫力とスリルにひたすら身をゆだねれば、気分爽快!

story:傭兵軍団「エクスペンダブルズ」を率いるバーニー(S・スタローン)と仲間のクリスマス(J・ステイサム)は、CIAからのミッションを受理。それはテロリストが所有する核兵器の奪還で、失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねないものだった。

監督:スコット・ウォー/出演:シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ミーガン・フォックス、イコ・ウワイス ほか/配給:松竹、ポニーキャニオン/公開:
現在、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー中

© 2022 Ex4 Productions, Inc.


3 『燈火は消えず』

香港の夜景の象徴だったネオンが、法律改正で9割消えたという現在。消えゆく灯へのオマージュのように語られるネオンサイン職人の家族の物語。名優コンビ、シルヴィア・チャンとサイモン・ヤムのいぶし銀な夫婦愛が味わい深く、次世代に受け継がれる職人魂と心意気が感動的に描かれる。市井の人々の生活から見えるレトロな情景、ゆらめくネオンサインのノスタルジックな光、すべてがじんわり心に染みる。

story:ネオンサイン職人だったビル(S・ヤム)が亡くなり、麦メイヒョン(S・チャン)は夫がやり残した最後のネオンを完成させようと決意。夫の工房へ行くと、見知らぬ青年(H・チャウ)の姿が。一方、ひとり娘には、一緒に海外へ移住しようと説得される。

監督・脚本:アナスタシア・ツァン/出演:シルヴィア・チャン、サイモン・ヤム、セシリア・チョイ ほか/配給:ムヴィオラ/公開:現在、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー中

© 2022 A Light Never Goes Out Limited All Rights Reserved


4 『ダム・マネー ウォール街を狙え!』

SNSに集った無力な個人投資家達がウォール街の強欲な大富豪をぶっつぶした革命的な逆転劇 “ゲームストップ株騒動”を実録したエンタメドラマ。立て役者となった動画発信者が、赤ハチマキ&猫Tシャツというオタクなルックスで、その実、誠実で謙虚なのが面白い。アメリカの経済格差をあぶり出しながら、ユーモア&スリル満載の語り口と流れるヒップホップが反乱の痛快感を盛り上げる。

story:新型コロナ禍中、平凡な会社員キース(P・ダノ)は、全財産をゲームストップ社株につぎ込みSNSでその価値を訴える。大手ヘッジファンドに空売りされていたゲームストップ株は、彼のフォロワーである個人投資家達の買いが火をつけ大暴騰する。

監督:クレイグ・ギレスピー/出演:ポール・ダノ、ピート・デヴィッドソン、ヴィンセント・ドノフリオ ほか/配給:キノフィルムズ/公開:2024年2月2日より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードーショー

© 2023, BBP Antisocial, LLC. All rights reserved.

text : YUKO KANEKO(1, 2), HAZUKI TOGO(3, 4)

web edit : KIMIE WACHI[sweet web]

※記事の内容はsweet2024年2月号のものになります。
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