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ランドセル「買わない」検討する人じわり増加 令和の“ラン活”に変化?

  • 2024.1.16

ランドセル、どうする?

令和のランドセル選びのリアル
令和のランドセル選びのリアル

「ラン活」という言葉があるように、小学校入学の前年の1月ごろ、具体的には年中の冬ごろからランドセルの購入を検討する保護者が多いといわれています。

昭和生まれの筆者の時代は、ランドセルの色といえば赤と黒が圧倒的に多かったのですが、平成生まれの我が子の時代には、どのメーカーにするか、何色にするか、ステッチの色はどうするか、本革か合皮か、一緒に買うランドセルカバーはどんな柄にするか、などランドセル選びも一苦労した記憶が。また、「ニトリ」などから低価格のランドセルが登場し、我が子と同学年の保護者からは、入学時は低価格のランドセルにし、本人が好きな色を選ばせてあげて、高学年になって好みが変わったらまた買えばいいのでは……という保護者もいたほど。

令和のランドセル選びにはさらなる変化があり、ランドセルの代わりとして、ナイロンやポリエステルなどでできた通学用バッグが続々と登場しています。

ランドセル以外の選択肢

園児とママ・パパの情報誌「あんふぁん」「ぎゅって」を発行する「こどもりびんぐ」が、「ランドセル選び」についてアンケートを実施し、その結果を発表しました。調査は、2023年10月25日(水)〜11月8日(水)の期間、2024年4月に小学生になる子どもを持つ保護者420人を対象に行われました。

それによると、ナイロンやポリエステルなどでできた通学用バッグについて、「知っている」と回答した人は、2022年の約73%から、2023年は約81%と増加しました。

さらに、ランドセル以外のバッグを検討した人の割合は、2022年の約22%から、約35%と13ポイント増加しており、 ランドセル以外の選択肢の存在感が増していることがわかります。

このような通学用バッグの存在感が増す一方で、「子どもにランドセルを使ってほしいと思うか」を聞いたところ、約67%の人が「はい」と回答しました。前年より5ポイント減ったものの、まだまだランドセルに魅力を感じている人が多数といえる結果でした。

ランドセルの魅力としては、「耐久性がある」「とても計算されて作られている」「背負って小学校に通う姿が見たい」「伝統だから」といった声が寄せられました。

ナイロンやポリエステルなどでできた通学用バッグを選ぶ人は、「今は荷物も増えており、体のためにも少しでも軽くて負担が少ないカバンを持たせてあげたい」といった、重さを心配する意見が多数でした。また、「周りと違うものを持って子どもが嫌な思いをしないか」「購入しやすい値段、使いやすい重さで、機能的な物が主流になればそちらを使わせてあげたい」といった、判断に迷う声も寄せられました。

令和のランドセル選びに大きな選択肢が増えたといえそうです。

(LASISA編集部)

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