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限定の授与品も見逃せない! 縁起のいい“辰年”にお参りしたい神社4選

  • 2024.1.15

2024年は十二支のなかでもっとも縁起がいいとされる辰年。守り神である龍神様は、自然界にも存在しているけれど、ご利益を得られやすいのは神社への参拝。願うばかりでなく、お守りいただいていること、そしてこれからもたらされる幸福に対して感謝をお伝えしよう。万物に対する祈りの言葉である「神恩感謝」と唱える方法も試してみて! おすすめの神社を教えてくれたのは、ご利益を研究する藤本宏人さんです。

【京都府】室生龍穴神社(むろうりゅうけつじんじゃ)

宇陀市観光課提供

神聖なパワーが宿る秘境! 龍の女神が住まう龍穴へ。
雨ごいの神として知られる高龗神(たかおかみのかみ※「おかみ」は「雨+口口口+龍」)がご祭神で、珍しい龍の女神である善女龍王もお祀りする古社。神社の奥の渓谷には善女龍王の住み処と伝わる妙吉祥龍穴と呼ばれる岩窟があり、古来人々に崇められてきた。「大きなご神木に囲まれた神々しい境内をお参りしたら、歩いて30分ほどの妙吉祥龍穴まで足を延ばし、遥拝所から龍の女神様にご挨拶してください。女性の悩みを親身になって聞いていただけるという伝承があります。道中には神秘的な大岩を祀る天の岩戸もあり、自然あふれる聖地を堪能できます」。

奈良県宇陀市室生1297 TEL:0745・82・2457(宇陀市観光課)

奈良時代頃から雨ごいの神事が行われてきたという妙吉祥龍穴はまさに神域。遥拝所では靴を脱いでお参りしよう。龍穴の右手には招雨瀑(しょううばく。別名・龍の滝)があり、厳かな雰囲気が漂う。

【滋賀県】竹生島神社(都久夫須麻神社/ちくぶしまじんじゃ)

聖なる島で日本一大きい琵琶湖の龍神様を味方につけて。
弁財天や龍神様など4柱の神様を祀り、醍醐天皇が支持したという天女伝説が受け継がれている。琵琶湖に面した「竜神拝所」からの眺めは竹生島一の絶景といわれ、木彫りの阿吽の龍が祀られる。参道にある「黒龍堂」には、黒龍が湖から昇ってくると伝えられるご神木が鎮座する。「竜神拝所では願い事を書いた土器(かわらけ)を鳥居に投げるおまじないが人気です。琵琶湖は戦国時代の武将も必勝祈願に来ていたというだけに、出世や勝負事で結果を望む方にもおすすめ」。

滋賀県長浜市早崎町1821 TEL:0749・72・2073

本殿は豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の勅使殿を移転した国宝。桃山時代を象徴するきらびやかな装飾が見事。龍神様をかたどった「龍神水晶お守り」(右上)は運気向上や厄除けにご利益アリ。

【京都府】貴船神社(きふねじんじゃ)

水を司る神の総本宮で縁結びや運気隆昌のご利益をいただく。
水の神であり龍神でもある高龗神を祀り、全国に2000社を数える水神の総本宮。貴船山のご神水が湧く本宮、かつて和泉式部の復縁の願いを叶えたという結社、森に囲まれた創建の地・奥宮からなり、本宮、奥宮、結社の順で参拝するのが正式。龍神様にちなんで毎月初めの辰の日に行われる初辰祭にお参りするとさらにご利益がありそう。「水が流れるように運気を良い方へ変えていただける聖地です。龍神様の通り道とされる龍穴をお祀りする奥宮はマストですが、できるだけ三社詣を」。

京都府京都市左京区鞍馬貴船町180 TEL:075・741・2016

貴船神社は絵馬発祥の地とされ、創建伝説にまつわる黄船と貴船大神(龍神)をモチーフにした土鈴など授与品の種類も幅広い。本宮に湧くご神水に浸すと文字が浮かび上がる「水占みくじ」も名物。

【京都府】瀧尾神社(たきおじんじゃ)

躍動感あふれる巨大な龍は圧巻! 京都の中心部から近い穴場スポット。
仕事運向上、商売繁盛のご利益で知られるお社で、本殿は高龗神を祀った貴船神社奥院旧殿が移築されたもの。境内には阿吽の龍や鳳凰、干支の動物たちの精巧な彫刻がいくつも配されるが、一番の見どころは拝殿天井に据えられた全長8mもの龍の木彫り像。これらはすべて江戸時代の高名な彫り師・九山新太郎の作品とされる。「高龗神様は天界と地上のバランスを調和させる神様。仕事やプライベートのバランスを整えたい人に特におすすめです。拝殿の龍神様の彫刻は眺めるだけでなく、合掌してお参りを」。

京都府京都市東山区本町11‐718 TEL:075・525・5800

木目まで計算し、立体感や躍動感を表現した龍の木彫り像。あまりのリアルさから「夜ごと抜け出して近くの川で水を飲んでいる」と恐れられ、天井に金網を付けて閉じ込めたという逸話が残る。

藤本宏人さん 日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。近著『大吉日大全』(サンマーク出版)が好評。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。

※『anan』2024年1月17日号より。取材、文・熊坂麻美

(by anan編集部)

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