「16歳年下男性に告白されたけど…」42歳バツイチ女性がすべき「大人の恋の始め方」

銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、16歳年下の起業家男性に告白されたという42歳経営者女性のお悩み。「お金目当ての熟女好き？」と思い、返事を保留にしているそうですが…。年下男性の特徴をふまえ、彼女がどうすべきかを佑雪さんがズバリ教えてくれます！

お悩み：「16歳年下男性の狙いは熟女のお金でしょうか？」

【クラブ佑雪】vol. 328

最近、異業種交流会で26歳の起業家と出会いました。ものすごくカッコいいというわけではないですが、上腕二頭筋が鍛えられていて、それなりに好みです。かなり背伸びして経営の話をしてきたりして「若いな」と思いましたが、誘われて食事に行ったときに「付き合ってください」と言われました。この年齢になると不倫のお誘いも多く、それはそれで割り切って付き合うなどもしていましたが、やはり独身男性にまっすぐ交際を申し込まれると嬉しいです。

ただ、16歳も年下であることで「熟女好きなのかな」ということと、話を聞いてみるとそこまでまだ利益が出ているわけでもなさそうで、それなりに成功している私のお金目当てかな、ということが気になります。デート代は出してくれますが、だいぶ見栄を張っているのだろうなとも察せられます。付き合うのは簡単ですが、付き合ってみてやっぱり「お金目当ての熟女好きか」とわかってがっかりするのがイヤなので、答えは保留にしていますが、佑雪先生はどう思われますか？

（MMM 42歳バツイチ 美容系経営者）

「彼の真意を探りたいなら」

そのお悩み、よ～くわかりますよ～。こういう場合、わたくしは人によってアドバイスを変えてます。男性経験が少なく、一途なタイプの方には「最低半年は友だちでいて、その間に彼の友だちやできれば家族にも会ってみて、人間性がわかるまで待ってみたら？」と申し上げます。一方、ご相談者さまのように人生経験も男性経験もそれなりに豊富な方に対しては「ひとまず、付き合ってみたら？」のひと言です。

結婚するわけじゃないですから。それなりに男性として興味がもてるのであれば、ひとまず付き合ってみればいいと思うんですよね。たとえ熟女好きだろうと、お金目当てだろうと、自分を女性として見てくれる男性って、年齢を重ねれば重ねるほど、貴重な存在になっていきますから。その養分を摂取しないのは、もったいないじゃないですか（笑）。そこはいただいちゃいましょう、という考えです。

そこでご相談者さまが損することって、何もないじゃないですか？ だから、ひとまずおいしく頂戴してみる。もちろん、おいしく頂戴できなかったら、即リリースでいいんじゃないかな。ヒマなら、おいしくなるよう育てていくのもいいですしね。

重要なのがそのときの“やり方”。ほら、熟女って年下の若い男性のこと、甘やかしがちだから、元カノも熟女だったりすると、されるばっかりのクセがついてたりしそうじゃないですか？ だから、そのへんのクセをチェックするためにも、“付き合って”みた方がいいと思うんですよね。そこでいろんなこと、わかりますから。

その前に「この年齢でいいのか？」「前に同じように年上の女性と付き合ったことがあるのか？」っていうのは最低限、聞いておくとして。熟女と過去にも付き合っていたとしたら、デート費用の支払い、同棲などしていたならその費用の支払いはどのように分担してたか？ とか、お金のことで気になることとか、全部聞いちゃえばいいんですよ。あと、なんで前の彼女と別れたか、とか。あとは「私のどこが好きなの？」みたいなことも納得するまで、とことん聞く！

26歳って若いですからね。聞いてないことまで、ポロポロ教えてくれるでしょうから。いいですよね、若さって。そこで判断してください。また、付き合ってみると熟女好きでもお金目当てでもないけれど、別の問題でイヤになるってこともあるかもしれないし、そればっかりはやっぱり踏み込んだ関係にならないと、わかりませんからね。

で、いろんな部分が足りなかったりもするでしょうが、既婚男性と違って、独身男性ってだけでマイナスをカバーできる部分も大いにあるはず。そのへんと比較しつつ、ご自身の10年後、20年後を考えながらも、今、この瞬間を女性として幸せに生きるためにご決断くださいね。

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藤島佑雪（ふじしま ゆうせつ）
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運！美女になる方法』（文藝春秋社刊）。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ！ 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

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文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子