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『あの花』の撮影で感じた団結力とは?【福原遥】のお仕事のハナシ♡

  • 2024.1.16

【福原遥】のお仕事のハナシ

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の原作を読んだときは、泣きました。現代の女子高生・百合が1945年の日本にタイムスリップをして、特攻隊員と出会うお話で。

実際にどんなことがあったのかって考えたときに、本当に心が苦しくなる描写がたくさんあって。

自分もこの映画で原作と同じようなメッセージ、感動を届けられるように頑張りたいなと思いました。

私が演じる百合は高校生なので、今の女子高生はどういう感じなんだろうと、役作りのために新大久保に行きました。

そこで聞こえてくる、会話のテンポの速さや若さを吸収して、役に少しでも生かせたらなと。

また、百合はちょっと反抗期な女のコなので、まわりの人にどういう感じなのか聞いたりもしました。私は、反抗期がなかったんです。

だから母親とぶつかるシーンは難しく、胸が苦しかったですね。

百合は思ったことを口に出す、芯のブレない女のコなので、その強さは大事にしたいなと思いながら演じていました。

この作品はシリアスなシーンも多いので、撮影セットに入ったらキャストのみなさん、ほぼしゃべらずに集中という感じで。でもセットから外れて休憩中は、和気あいあいとした雰囲気があって。

オンオフがしっかりしていたので、そこに団結力を勝手にですが感じていました。

特攻隊員の“お腹ペコペコ隊”のメンバーも本当に素敵な方々で、休憩中はみんなでお菓子を食べたり、写真を撮りあったりとか。あと伊藤健太郎くんが手作りの豚汁を差し入れしてくれて、元気をもらいました。

タイムスリップした先で百合が恋をする、特攻隊員の彰を演じる水上(恒司)さんとは2度目の共演なんですが、以前と変わらずお芝居や作品に対しても真っすぐで誠実で。

ブレない心が本当に彰そっくりというか。客観的にまわりを見ていて、一緒にやらせていただけて心強かったです。

この作品と出会って改めて思うことは、今こうやって当たり前に過ごしていることは当たり前じゃなくて、すべて幸せなんだなって。

大切な人がまわりにいて、おいしいご飯が食べられて、その上で自分の夢だったり、やりたいことまでできるっていう人生は、本当に幸せなこと。

だからこそ、ちゃんと一日一日を丁寧に、自分の大事な人をもっと大切にして、悔いのないように生きないといけないなと感じました。

2023年は朝ドラも経験して、役を通して自分が想像もつかない感情になったりとか、こんなに役に入り込めるんだっていう感覚をすごく感じられた年でした。

もっと役と向きあって、もっともっと深いところまで突き詰めて、今後もお芝居と向きあっていけたらいいなと思っています。

プライベートでは、2024年は海外旅行にたくさん行きたいです。見たことない景色をいっぱい見て、いろいろなものを吸収していきたいなって。

いつか行きたいなと思っているのはスイスです。私、『アルプスの少女ハイジ』が大好きで!ヤギと走り回りたいです(笑)。

ドットブラウス 231,000円、ホワイトパンツ 170,500円、ブラックベルト 71,500円/以上SAINT LAURENT BY ANTHONY VACCARELLO(SAINT LAURENT CLIENT SERVICE)

Check! あの花が咲く丘で、 君とまた出会えたら。

全国公開中 配給:松竹

目が覚めると、そこは1945年の日本。初めて愛した人は、特攻隊員でした――。10代を中心に人気を博し、シリーズ累計発行部数85万部を突破した同名小説を映画化。この冬、唯一無二の“号泣必至”のラブストーリー。

©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」制作委員会

PROFILE

ふくはら はるか

1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。2009年NHK Eテレの料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の主人公・柊まいんとして出演し話題に。

その後女優として数多くの作品に出演。2022年には、連続テレビ小説『舞い上がれ』でヒロインを演じた。現在出演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が公開中。

撮影/菊地史(impress+) スタイリング/八木下綾 ヘア&メイク/野口由佳(ROI) 取材・文/山口昭子 撮影協力/バックグラウンズファクトリー

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