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「日本に劣ることはない」横浜FMナム・テヒ、アジア杯挑む韓国代表を応援「優勝を期待しています」【インタビュー】

  • 2024.1.15

横浜F・マリノスに所属するMFナム・テヒ(32)が、アジアカップを戦う韓国代表に応援のメッセージを伝えた。

ナム・テヒは1月13日、カタール・ドーハのカフェで本紙『スポーツソウル』の取材に応じた。

昨年8月、11年間過ごしたカタールを離れJリーグ進出を果たしたナム・テヒ。シーズン終了後、カタールでオフを過ごしている彼は、「日本は初めてなので心配もありました。適応も難しいと思っていましたが、雰囲気がとても良いです。楽しく適応中です」と近況を伝えた。

「韓国が優勝できると期待しています」

ナム・テヒは韓国代表メンバーとして、2015年アジアカップの準優勝を経験した一人だ。

当時、背番号10番を着け大会に臨んだナム・テヒは、グループステージ第2節のクウェート代表戦で決勝ゴールを決め、韓国のベスト8進出に貢献。しかしその後、オーストラリア代表との決勝でも先発出場したが、結果は延長の末1-2で敗れ、準優勝に終わった。

ナム・テヒは当時を振り返り、「決勝でゴールを決められず、活躍も微々たるもので、後半に交代されて悔しい思いがありました」としつつ、「代表のことを考えると、いつも感謝の念が沸き起こります。代表は自分にとって常にモチベーションとなっていました。優れた選手たちと一緒にサッカーをしたことは、良い思い出として残っています」と語った。

ナム・テヒ
(写真提供=韓国サッカー協会)2015年アジアカップ当時のナム・テヒ(右)

テクニカルなドリブルを強みとするナム・テヒは、代表でプレーメーカー的な役割を任された。しかしその一方で、負傷などの不運にも度々泣かされてきた。

U-23代表では2012年ロンドン五輪に出場して銅メダルを獲得したが、A代表では2011年にデビューして以降、国際大会の経験は前出の2015年アジアカップのみ。その間に行われた2014年ブラジルW杯、2018年ロシアW杯、2019年アジアカップ、2022年カタールW杯はいずれもメンバーを外れた。

直近では、パウロ・ベント前監督体制の2022年カタールW杯2次予選と最終予選でメンバーに選ばれていたが、2022年3月を最後に招集はない。それでも、ナム・テヒは現在も代表選手たちを心から応援している。

ナム・テヒ
(写真提供=韓国サッカー協会)ナム・テヒ

今回のアジアカップで64年ぶりの王座奪還を目指す韓国は“優勝候補”の一角と言及される。

周囲の期待は一転してプレッシャーにもなりかねないが、ナム・テヒは「プレッシャーは当然あります。アジアではそのような負担が常にあるものです。ただ、与えられた環境で最善を尽くすだけですし、準備した分だけ結果もついてきます」という。

そして、「正直、今の代表チームのことは大きく心配していません。選手全員が自己管理を上手くやっていますし、試合準備にも最善を尽くしています。選手全員が、それぞれの所属チームで本当に頑張っています」とし、日本代表を引き合いに最後にこう伝えた。

「日本も上手ですが、韓国が劣ることは全然ありません。何よりも経験豊富な選手が多い。特に(ソン・)フンミンをはじめ、(キム・)ヨングォンさん、そして若い(イ・)ガンインも良い時期にあります。韓国が優勝できるものと期待しています。会いたい選手が多いですが、外から応援しています」

ナム・テヒ
ドーハで取材に応じたナム・テヒ

なお、韓国は本日(15日)20時30分(日本時間)より、ジャシム・ビン・ハマド・スタジアムでバーレーン代表とのグループE初戦を戦う。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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