【姶良市】干支に因んだスポット巡り！正月太り解消で城山公園と龍ヶ城（蒲生城跡）を散策

2024年は十二支の中で「辰（龍）」という干支の年です。辰は空想上の生き物で、天に昇る様子から、成功や発展のシンボルとされています。また、辰の手に持つ「如意宝珠（にょいほうじゅ）」という玉は願いを叶え、最高の幸運をもたらすと言われており、そのため、干支の中でも最も縁起が良いとされています。

正月太りと最近の運動不足を解消するため、主人と一緒に鹿児島県姶良市にある蒲生城跡を訪れました。新年早々散策に選んだ蒲生城跡の別名は「竜ヶ城」「龍ヶ城」だそうです。なぜならば城の平面形が龍が爪を立てて躍りかかろうとする姿に似ているからだそうです。

日本遺産の一つである蒲生城跡

鹿児島空港から姶良市（あいらし）の方面に約30分、九州自動車道桜島ＩＣから約9kmにある龍ヶ城は日本の歴史において重要な役割を果たした城跡の一つです。特に蒲生氏郷の名で知られる蒲生氏の居城として有名であり、文化庁が2018年5月に日本遺産に認定した場所です。

城跡は、龍ヶ山と呼ばれる標高160メートルの丘に位置し、蒲生氏の要塞です。山の天辺には「城山公園」と呼ばれる公園があり、春になると約200本の桜が美しく咲き誇り、花見の名所としても広く知られています。

「城山公園」の散策を始めてまず目に飛び込んでくるのは、その美しい景色です。展望台からは姶良の町が一望でき、心地よい風が吹き抜けます。ここから見る町の景色は、日常の喧騒から離れた穏やかな時間を感じさせてくれました。かつて蒲生の町を治めた蒲生氏の人たちも大昔の町を見下ろしていたことでしょう。

公園ではベンチがあって、来る前に蒲生町物産館「くすくす館」で購入したおやつでミニ・ピックニックをすることにしました。「姶良産はだか麦の丸ぼうろ」はもっちりとした素材で、軽やかで柔らかい口当たりが楽しめ、マンゴーババロアは甘くてフルーティー、玄米コーヒー風ババロアはユニークな味わいで、ぷるんとやわらかな冷製デザートでした。地元の食材を使ったこれらのスイーツは、散策の疲れを癒してくれました。

鳥の声を聞きながら「くすくす館」で買った絵はがきにこの地の美しい景色や体験を書き留めて、母国ハンガリーの家族に送るメッセージを書きました。これらの絵はがきで私の家族にも姶良の良いところを少しでも知ってもらえると思います。

その後、城の北東にある「竜ケ城磨崖一千梵字仏蹟」に移動しました。そこの崖に日本で最も多いと言われる1700の仏教の文字が約120メートルにわたって刻まれています。こんなところに日本一があるのにはとても驚かされました。梵字が書かれた詳しい理由についてはあまりわからないというミステリアスな場所です。足元が少し濡れていたので、滑らないように主人と手を繋いでゆっくり歩きました。

本来なら城山公園から「竜ケ城磨崖一千梵字仏蹟」まで歩いて登り降り出来る道が作られていますが、私たちは時間の関係で車で行くことにしました。次回は城山公園から「竜ケ城磨崖一千梵字仏蹟」までの往復間の散歩に挑戦したいと思います。

龍ヶ城は、かつて蒲生氏の一族が築城したとされています。現在龍ヶ城の完全な姿を見ることができませんが、その歴史は古く、城跡は現在では自然に覆われ、穏やかな散策コースとなっています。

最後に

このように、龍ヶ城（蒲生城跡）は、正月太りを解消するだけでなく、歴史を感じ、健康的で文化的なひとときを過ごすのに最適なスポットでしょう。鹿児島県内には龍のつく地名や場所がたくさんあります。今年の干支である龍にちなんだスポットをあちこち探してみて訪れてみてはいかがでしょうか。

【城山公園】 住所: 〒899-5307 姶良市蒲生町久末3459-1 交通アクセス: 蒲生総合支所から車５分、徒歩20分 Tel: 0995-66-3111 （姶良市商工観光課） 営業時間: 通年 駐車場: 40台
【竜ケ城磨崖一千梵字仏蹟】 住所: 〒899-5304 姶良市蒲生町下久徳字2562-1 交通アクセス: 蒲生総合支所から徒歩20分 営業期間: 通年 駐車場 3台
【蒲生町物産館「くすくす館」】 住所: 〒899-5302 鹿児島県姶良市蒲生町上久徳 2539-1 Tel: 0995-54-3099 Fax: 0995-54-3086 Mail: kusukusukan@aqr.bbiq.jp 営業時間: 午前9時～午後6時 WEB: https://kusukusukan.com