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「私が誰かのロールモデルになればいい」“クセ毛アドバイザー”が語る、白髪染めと縮毛矯正を辞めて人生変わった話

  • 2024.1.15
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「私が誰かのロールモデルになればいい」 そう話すのは、子どもの頃から大嫌いだった自分のクセ毛に対し、30代でまるでパーマのようなスタイリングができることに感動し、日本初のヘアサロン所属「クセ毛アドバイザー」として活躍するインフルエンサーのYukariさん(@yucurly_journey)です。 今回MOREDOORでは、Yukariさんの“クセ活”(=クセ毛を活かすこと)のきっかけや「Curly-1グランプリ」について聞いてみました。

Yukariさんのクセ活

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ーーー普段どんな活動をされていらっしゃるか、教えてください。 ●Yukariさん:クセ毛やグレイヘアを自分らしく楽しみながら活かすスタイリング方法、ファッション、マインドの持ち方など女性に向けた発信をしています! 2023年秋より、日本初のヘアサロン所属「クセ毛アドバイザー」としてお客様に対面でスタイリングのHOW TOを教えたり、お悩み相談を受ける活動を始めました。

クセ毛と白髪染めに悩む日々

ーーー活動のきっかけには、どんな背景がありましたか? ●Yukariさん:高校3年生から縮毛矯正を休まず続け、さらに20代後半からはグレイヘアが気になるようになりました。 第一子出産後から染めないと恥ずかしいと思うレベルに達し、30歳で白髪染めを始めて、縮毛矯正と白髪染めがやめられない生活になりました。 自分の髪が大嫌いだったけど、その両方をメンテナンスすることにほとほと疲れ、思い切って34歳の時に縮毛矯正と白髪染めをやめることに。 クセ毛もグレイヘアも、日本では「みっともない」「老けて見える」などマイナスな意見が多い中、海外ではその両方を楽しんでいる女性が大勢いることを知り、感銘を受けたのを覚えています。 その両方を楽しんでいるロールモデルは日本にいないかとネットで探していたのですが、見つけられませんでした。 自分がなりたい姿はわかっていたので、とにかく自分の選択が間違えていない、大丈夫だよという後押しを誰かにして欲しかったんでしょうね。 それでもなかなか現実では見つけられませんでした。 そのとき「そうか私が誰かのロールモデルになればいいのか」と思い立ち、勇気を出してInstagramでの発信を始めました。 まず第一に私が私らしくいられること、そして同時に同じ悩みを抱えながら隠し続けている女性が私の姿を見た時に「これでいいんだ」と思ってもらえたらと、両方の願いを叶えたいと思ったのがきっかけです。

クセ毛と向き合ってみて

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ーーークセ毛を好きになれた瞬間のエピソードはありますか? ●Yukariさん:まるでパーマをかけたようなスタイリングができたとき、地毛のポテンシャルを見出した時の感動は今でも覚えています!

クセ毛で悩む子どもには

ーーー子どもがクセ毛で悩んでいるママさんへ、どう声をかけますか? ●Yukariさん:誰も真似できない特別なカーリーヘアなので、自信を持って欲しいと思います。 もちろんお子さんが年頃になって縮毛矯正をかけたいとお願いされたら、その気持ちを尊重してあげることも大切ですし、同時に「あなたはこんな素敵なポテンシャルがあるのだから、やめたくなっても大丈夫だからね。どっちを選んでもいいんだよ」というメッセージを伝え続けて欲しいと思います。

「Curly-1グランプリ」について

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ーーー「Curly-1グランプリ」の雰囲気や、特別審査員として参加した感想を教えてください。 ●Yukariさん:エントリーしている仲間同士、競争意識というより、みなさん本当に純粋に「クセ毛って素敵!」「このクセ毛可愛い!」とお互いのことを高め合っている雰囲気がとっても素敵でした。 クセ毛のコミュニティはみなさん本当に温かいな~と実感するイベントでした。 ※「Curly-1グランプリ」とは? 「クセ毛って素敵!を広げよう」をコンセプトに、クセ毛さんも、そうじゃない人も参加できるオンラインイベント。 誰が最も魅力的にくせ毛って素敵!を広げているかを一般投票で決めるコンテストです。 Curly-1グランプリを通して、クセ毛の魅力に気づいていない人や、クセ毛に関心のない人に”クセ毛って、素敵”を広げることで下記のような未来を実現させることを目的としています。 ▼大手化粧品メーカーがクセ活用プロダクトのテレビCMを流す。 ▼近所のドラッグストアやバラエティショップにクセ活コーナーが設けられる。 ▼教育現場化から地毛証明書が撤廃される。

クセ毛アドバイザーとして

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ーーー悩むクセ毛さんに「まずはこれをしてみてほしい」と思うことはありますか? ●Yukariさん:髪をびっしょりと濡らして、ヘアクリーム(洗い流さないトリートメント)をつけて揉み込んでみてほしいです。 「中途半端なクセ毛で活かせない」「クセ毛が強すぎて活かせない」この両方のご意見をとても多く見かけるのですが、活かせないと思い込んでいる人は、まずやってみて欲しいです!

活かせないクセ毛はない

ーーー同じクセ毛さんに伝えたい思いを教えてください。 ●Yukariさん:クセ毛であることが「自分らしい」と思えるのはなかなか難しいことかもしれません。 が、どんなクセ毛も一人として同じ人はいなくて、あなただけの特別なものということをぜひ知っていただければと思います。 そして、活かせないクセ毛はないと私は断言できます。 自分だけのカーリーヘアをぜひ思い切り楽しんで欲しいです!

笑顔を増やしたい

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ーーー今後Yukariさんはどんな活動をしていきたいですか? ●Yukariさん:クセ毛とグレイヘアを活かして楽しむファッションの発信、親子で学べる講座などのワークショップや、グレイヘアとクセ毛のコラボイベントなどができたらいいなと思っています。 ーーー今後どんな社会になってほしいと思いますか? ●Yukariさん:クセ毛もストレートヘアも、どちらがいい悪いではなく、「選ぶ自由」「どちらも可愛い」が浸透すればいいなと思います。

自分らしさを大切に

Yukariさんのように、自分だけの個性を輝かせる方法を見つけると、いつもの日常がより一層明るく素敵なものになりそうですね。 クセ毛やカーリーヘア、またグレイヘアを持つ多くの皆さんの選択肢が広がりますように! 次回は、クセ毛に悩む方のヘアカットやスタイリング方法を伝授する活動をしている、美容師hiroさんのインタビューをお届けします! (MOREDOOR編集部)

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