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父の死は悲しいけれど「最期まで支えるよ」娘からの大きな愛|延命治療を拒否した父の最期の望み

  • 2024.1.14

このお話は看護師としての経験を漫画化している著者・ぷみら(@pumira_comic)さんによるエッセー作品です。病気で終末期を迎えている川谷さん。ぷみらさんの機転の利いた対応で、念願かなってりんごジュースを飲めることになりました。綿棒に吸わせたとはいえ、大好物を味わえて満足することができました。『延命治療を拒否した父の最期の望み』第8話をごらんください。

父親の笑顔を見て、かつての楽しい思い出に思いをはせ、改めて父親と自分の意志を貫こうと決めた娘さん。その一方で、左足の痛みに苦しむ父親は、自分の不調を娘には伝えないでほしいと頼みます。

苦しんでいても、娘さんには心配をかけたくないのかもしれませんね。

自分らしい最期を迎えるために

この漫画では、病気で最期を迎えようとしている父親と娘のやり取りを通じて、ぷみらさんが感じたことが描かれています。救急搬送された父親の手術を勧める医師に対し、娘は「手術はしない」と答えました。そこには親子の会話の中で共有された、父親の意思が反映されていました。

自分の人生の終わりは、どのように迎えたいですか?時間の限り生き抜きたい人がいる一方で、「最期は自分らしく死にたい」という方も少なくありません。しかし、家族の立場で考えれば、大切な人には少しでも長く生きていてほしいと思う方も。だからこそ、自分の意思を尊重してもらうために、どのような最期を迎えたいのか意思を明確に示しておく必要があります。

まずは本人と家族が十分に話し合い、どこで、どのように死を迎えたいのかを把握しておきましょう。十分に話し合いができたら、医師や看護師、介護事業者にも相談します。本人にも家族にも無理がかからないよう、サポートを受けられる体制を整えておきましょう。

健康に暮らしていると目をそらしてしまいがちですが、「死」は誰にでも訪れます。また、思い描く最期を迎えるためにも、看取りには家族のサポートが欠かせません。死を忌避せず、普段から看取りや延命についてコミュニケーションを取れるとよいですね。

著者:もも

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