女性たちが脈なし彼に送り続けた「不毛なLINE」を見てみると…

「脈なし」かもしれないと思いながらも、彼への気持ちが強いときには、１通のLINEに想いを込めて送信するのも乙女心♡
けれどあとから振り返ってみると「彼からの脈なしサインは、至るところに出ていた」と気づくこともありますよね。元議員であり女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、女性たちが脈なし男性に送り続けてしまった不毛なLINEの例をお届けします。

1：「あの頃の私たちって…」

「好きな人にどうしても振り向いてほしくて、私たちが1番いい雰囲気だった頃の話を、延々とLINEしてしまったことがあります。でもこれって付き合っていたカップルなら心が動かされるかもしれないけれど、付き合ってもいないのに、私から一方的にそんな話をされても彼は不気味なだけだっただろうなぁって後から思いました（苦笑）。彼からの返事は、まったく同意していない感じのものばかりで、脈なしの彼に、ひとりで必死にLINEをしていた自分が痛々しいです」（29歳女性／教員）

ふたりの思い出がないのに、無理に思い出話をしても、交際していたわけではない彼の心には確かに響きにくいかも…。

2：返信が欲しくて質問攻め

「脈ありか脈なしかまだわからないときに、好きな彼へのLINEはほとんどを“質問系”にしていました。質問だと、相手が返信しやすいっていうのを利用して、返信がもらいやすい文章を一生懸命に考えていましたね（苦笑）。だけど結局、その彼は私に対してまったくの脈なし。返信をしてくれていたのは、質問が届くから仕方なく…って感じだったんだと思います。当時は、彼から何分で返信が来るのかを気にして、早く届くと『脈アリかも？』と期待したこともありましたけど、今から思えば、彼から自発的に話題を送ってきたことはなかったし、かなりの脈なしだったなぁ…という感じです」（28歳女性／広報）

意中の相手に質問形でのメッセージを送るのは、恋愛テクの王道！ けれど返信が来たからといって脈ありとは限らないんですよね…。

3：誘ってもらうきっかけづくりに励んだ

「片思いしていた彼に彼女がいると知るまでは、誘ってもらえるきっかけになるようなLINEをせっせと送り続けていました（笑）。最初は、彼が完全にシングルだと思い込んでいたので『●●って映画が今日、公開みたい。前評判がすごくいいんだって！』とか『新しくオープンしたこのカフェ、良さげじゃない？』などと頻繁に送ったのですが、彼から誘われることは一度もなかったです（苦笑）。彼女がいるなら、当然ですよね（笑）」（28歳女性／商社勤務）

シングルな彼ならきっかけづくりになるメッセージでも、彼女がいる男性にはまったく効果がないのは、仕方ないですよね（泣）。

想いを秘めているときには、チャンスに賭けて送りたくなるもの。後から見返して「送らなければよかった！」となるのも、ありがちな展開です。

書いたのは

並木まき。元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）。20代から魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を生かし、美容や恋愛に関するコラムを女性誌を中心としたさまざまな媒体に寄稿。