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改札を出ようとしたら「お金がないッ!!(汗)」→ 携帯電話も充電ゼロ。ホームで途方に暮れていると!?

  • 2024.1.14

携帯電話といえばガラケーが主流だった時代は、毎年のように新しい機能が搭載された機種が発売されて、皆こぞって機種変をしていました。私もその1人で、最新機能がついた携帯に変えたことで悲劇を味わうことになってしまったのです。今日はそんな私自身の過去のエピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp

最新機能「おサイフケータイ」が登場

10年以上前の話です。
当時ガラケーでもおサイフケータイ機能が搭載されている携帯電話が登場した時がありました。流行に敏感だった私は、すぐに機種変をして交通系IC機能搭載の携帯電話を使うようになりました。

私は、ある週末に帰省することになりました。
特急券は事前に購入していたので、携帯電話で改札に入り、母には「◯時発の電車に乗るねー」とだけメールで伝え、アルバイトが終わってから最終の特急に乗ることにしました。
私の携帯はワンセグ機能もあったので、特急の中でテレビを見ながら帰ろうと思い、イヤホンをつけて見始めたのですが、そのままうたた寝をしてしまったのです。

気づくと降りる駅に。そしてまずいことに。

ふと目覚めると、降りる駅のホームに到着する寸前でした。
(寝過ごさなくてよかったー!)と一安心したのもつかの間、改札を出ようとすると、携帯電話が反応しません。改札を離れて携帯を開けてみると、なんと充電が切れてしまっていたのです!
テレビを付けっぱなしにして寝てしまったせいで、充電切れになってしまったことに気づけないでいたのでした。
そしてこの時初めて、充電が切れるとおサイフケータイ機能も使えないことを知ったのでした。

しかも、モバイルバッテリーを持ち歩くことがポピュラーでもなかったので、もちろん私自身も持っておらず、携帯電話を充電する手立てもありませんでした。
(これじゃ駅から出られない……)と、どうしたらいいか必死で考えました。
特急券を見せて駅員さんに訳を言って、二度払いになるけど、乗った駅からの運賃を現金で支払って外に出るしかないと思い、財布を取り出しました。

財布の中身は、まさかの……

すると、なんとそこには、現金が7円しか入っていなかったのです。
いろんなことを携帯電話で済ませていたので、手持ちの財布の中にお金が入っていないことにも全く気づきませんでした。
しかも、たったの7円じゃ、公衆電話も使えない!
これは本気でやばいとホームのベンチで途方に暮れていたら、いつまでも私が駅から出てこないのを心配して母が改札から頭を覗かせてくれたのです。
「ちょっと! 何やってるのよ〜」と母に発見してもらった私は、駅員さんに理由を話し、母に代わりにお金を払ってもらい、なんとか改札から出ることができました。

後になって冷静に考えれば、駅員さんにお金を借りることもできたし、母が迎えにきてくれていることを告げて一緒に改札外までついてきてもらえばよかった、とやり方はいくらでもありました。
寒空の中、ホームのベンチでカタカタ震えていた自分を思い出すたびに、お財布の中身と携帯電話の充電だけは気をつけようと、思うのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

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